引っ越しに伴う準備の中で発生した不用品、そのうちのいくつかは「フリマアプリを使って販売してみよう」と考えました。わたしが使わないだけでまだまだ全然活用できるものは、できるだけ高く、その商品が好きな人に大切に使ってほしい・・・!
今回、買い手側に寄り添った販売方法を意識したところ、今まで以上に不用品を販売することができ、評価も高く得られることがわかりました。
不用品販売で大事なこと
販売する目的は何なのか
メルカリやラクマを「不用品販売」目的というよりは、”安く仕入れて高く売る”をフリマアプリで実践して利益を得ている人も少なくありません。「せどり=悪」と言いたいわけじゃありませんよ!
ただ販売する目的を決めてから「不用品販売」をしたほうが、売りやすいのは確かです。特に値段設定など。
不用品を販売することで利益を得たいのか。それとも部屋の整理をするうえで生じた不用品を誰かに活用してほしいのか。目的によって、取引をするうえでの意識が変わっていきます。
なお今回メルカリ・ラクマを活用したわたしは
- 不用品の処分
- 利益を得る
の優先順位で販売を試みました。
売れること<買っていただくこと
これ(↑)結果的には同じことを表している言葉ではあるのですが、相手を尊重するか否かが「不用品販売」を心地よく成功させるコツだと考えています。
メルカリ・ラクマを使った不用品販売ははじめてではないのですが、以前挑戦した時には「購入してくださった方」のことを考えていない梱包・発送を行ったところ、低評価を厳しいコメント付きで頂いてしまったことがあります。
「不用品を処分する、ついでに利益も得る」この目的自体は悪ではありませんが、買い手のことを無視した販売はトラブルにつながります。
「不用品を買っていただくんだ」という気持ちで挑戦したほうが、売る方も買う方も心地よく取引できます。
買い手側の立場になって考える
「自分がされて嫌なことは絶対にしない」ようにしましょう!
びっくりするほどクチャクチャな梱包や、変な匂いのついた商品が届いたら、誰だって「嫌だな〜」と思うのではないでしょうか。自分がされて嫌なことを、相手が大喜びで受け入れてくれる・・・なんてことはありえません。
自分が買う側に回ったときに感じる、
- この値段だと買わないな
- このやりとり不快だな
- 説明がわかりにくいな
などの違和感は、そのまま売る側に活かすことができます。そう思ったのはなぜかを考え、解消していくことが、好印象取引につながります。
好印象な取引の仕方
プロフィール文を書こう
まずプロフィール欄です。
もちろん買う側全員が、プロフィール欄を全文読んでから購入してくれるとは限りませんが、重要事項はプロフィール欄に書いてしまいましょう。
下記でひな形も紹介しますが、
- 挨拶
- 取引の基本事項
- メッセージやりとり頻度
- 配送方法
は書いておいたほうがベターです。
取引の基本事項
フリマアプリによくある独自の購入ルールについてですね。購入時「即購入OK」なのか「コメント欄に一報入れてから購入」すべきなのかなどを説明します。
フリマアプリを使う人の中で徐々に出来上がってきたルールにも思えるので、なくても大丈夫だとは思いますが、フリマアプリ、正直トラブル多めだと感じます。書いておいたほうが無難です。
メッセージのやりとり頻度
本業がある人はメルカリ・ラクマをしょっちゅう確認することは難しいと思います。とはいえ返信が一切返ってこないと買った側が不安になってしまうので、「平日午前に確認します」など伝えておくとトラブルになりにくいです。
配送方法
配送方法はわたしの例を挙げます。わたしは基本的に「普通郵便」で送っているのですが、毎日郵便局に寄ることはできません。週末にまとめて配送することに決めているのでその旨を記載しています。
商品詳細を書こう
商品詳細は必須です。
書くべきは、
- サイズ
- 使用量
- 賞味期限/消費期限
- 使い心地
などなど、詳しければ詳しいほどいいですね。写真だけでは伝わらない要素を抜かりなく伝えることができれば、「この人の商品なら大丈夫そう」という印象を与えることができます。
どう書くべきか悩む人は、自分が欲しいものをメルカリ・ラクマで一度購入してみてください。そのときに「大丈夫かな、この人・・・」と思ってしまうような取引相手と、「この人から買おう!」と思える取引相手が見つかると思います。
その両方を比べてみてください。「買いたい!」と思える人の情報量は、的確でわかりやすいはずです。
丁寧なメッセージは重要
無事に買い手がついたとしても、取引終了までは真摯な対応を心がけましょう。
- 商品発送前
- 商品発送時
- 受取完了後
それぞれにメッセージを送信することができるといいですね。
もちろん、このようなやりとりが面倒だからフリマアプリを活用しているという人も中にはいます。なので、省略しても構わないっちゃあ構わないんですが・・・万が一のトラブル対策としては有効かと思います。
一言メッセージを添えて発送
今回の「不用品販売」で、わたしは一手間加えるようにしました。それは発送する商品に一言メッセージを添えることです。
小さなメモ書きに2〜3行メッセージを書くだけではありますが、「自分にとっては不用品だけどまだ使える旨」や「肌に使うものなので、トラブルがあったら遠慮なく言ってください」、「大事に使っていただけると嬉しいです」などのメッセージを添えます。
(↑)こういうやつがおすすめ
購入してくださった方からの受取完了メッセージに「手書きのメッセージありがとうございます」と書かれていたことがしばしばあります。
ちょっとしたことではありますが、「買ってよかった」と感じてもらうことが好印象取引にはとても重要です。
文章テンプレート
プロフィール文章テンプレート
①挨拶
こんにちは、〇〇と申します。
プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
②取引の基本事項
基本、コメントなし即購入OKです。
値引き交渉はご遠慮ください。
出品させて頂いている物は、全て自宅保管です。
自宅に喫煙者はいませんし、ペットも飼っておりませんが、細かい事が気になる方や神経質な方は、ご購入をご遠慮頂ければ思います。
③メッセージのやりとり頻度
メッセージのやり取りもできるだけ早く対応させて頂くつもりでいますが、 仕事等で手が空かないことが考えられます。午前9時・午後5時にメッセージを確認するよう心がけますが、返信が遅れることもございますので、その際はご了解下さい。
④配送方法
配送方法は、普通郵便・定形外郵便を活用することが多くなります。また木曜23:59までに受けた注文を毎週金曜日にまとめて配送いたします。配送方法の指定や早めの配送を希望される方は、ご購入をご遠慮頂ければ思います。
⑤その他
※わたしの場合、低評価が1ついているので、その件に関する事項を記載しておくことにしました。低評価の内容は、低評価をつけた方のコメント欄で確認できるので「過去のような不手際があったらすみません」と記載しました(↓)。
過去にメルカリを活用して、不用品販売を経験したことがありますが、梱包やメルカリのローカルルールに慣れていません。そのため、 不手際があるかもしれません。不手際のないよう心がけますが、その点はご了承下さい。
⑥文末
皆様との気持ちの良い取引をと心掛けておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
商品詳細の文章テンプレート
①商品アピールポイント
★送料無料
★無言購入OK
②商品名
こちらは「」です。
③セールスポイント
例)数量限定”プチプライス”です!
例)オールシーズン使えるアイテムです
④商品説明
※使い心地などを説明
例)アイシャドウの場合
質感も柔らかく、控えめなきらめきが大人な印象を与えてくれます。
⑤商品情報
※サイズや注意事項を記載
例)アイシャドウの場合
表面を綺麗にしようとした際、夏の暑さでアイポリッシュが柔らかくなっており、だいぶえぐってしまいました。使用感には問題ありませんが、神経質な方はご購入をご遠慮いただけると幸いです。
⑥なぜ販売することになったのか
引っ越しに伴い、断捨離することにしました!
使い切れないと判断したアイテムを泣く泣く出品しています。正直なところ、出品している一部未使用品はあまり値下げできていませんが、お手軽に購入できるよう価格設定しております。
使っていただけると嬉しいです!
⑦商品の元の価格
なおメーカー希望小売価格(市場販売価格)は「円」となっております。
⑧注意事項
値下げは申し訳ございませんが、お断りさせていただいております。
メッセージへの返信例
例)発送前
この度はご購入ありがとうございます。
週末にまとめての発送となりますので、到着まで今しばらくお待ちくださいませ。短い期間ではありますが、よろしくお願いいたします。
相手からの質問事項や疑問点などは、当たり前のことですが、嘘偽りなく丁寧に返信します。
不用品であっても丁寧な売買を
自分にとって「不用品」であっても、「不用品販売=商売」として捉え、真摯に対応する必要があると考えています。いかに丁寧な対応をするかによって売り上げが決まっているような気がします。
もちろん例外もありますよ!
「雑多な感じで撮影された商品の方が気兼ねなく買える」と思っている人も少なからずいるでしょうし、メルカリ・ラクマを使っている人は千差万別です。
・・・が、実際に販売してみて、冒頭で述べた「自分がされて嫌なことはしない」を重視すれば、うまく販売できるんじゃないか?と思いました。
あとは試行錯誤あるのみ!
「これだけは安く買い取られたくない!」そんな不用品が自宅にある方は、フリマアプリを活用して自分で売ってみる体験をしましょう。意外なものが高く売れたりして、面白いですよ。
では。
◆本日の一冊◆
買う側のお得情報を知ることも、売りやすさにつながります。
参考文献