敏感になったのは心身をぶっ壊したのが原因だが、今「健康な人」に言いたい。
今のうちに敏感でいてくれ。
病気になんてなるもんじゃない。
はじめに
冒頭でも書いたが、今回一番伝えたいのは「病気になんてなるもんじゃない」だ。
これから書く話は、心身をぶっ壊した結果「もう心身をぶっ壊してたまるか!」となったわたしの体に起きた変化の話だ。
が、とある記事(は?「うつ病になりたい」とか、正気かね?君は | メンタルハック)を読んで、きちんと伝えなければと思った。わたしが伝えたいメッセージは「敏感になれるから、病気になってもDon't worry!!!」みたいな前向きなものじゃない。
「そもそも病気になんてなるもんじゃない」が一番のメッセージだ。
わたしに「ネガティブな出来事をポジティブに捉えられる能力」が備わっているからうまくいっただけで、
に対して「病気になってよかった〜」なんて思ったことはない。思うわけがない。これから話す体験談を通じて、「このぐらい自分の心と体に過敏になってもいいんだ・・・」と思っていただけると幸いである。
体調変化に敏感になった話
体調変化は見逃しちゃいけない
病気にかかる前のわたしは、典型的な「大丈夫」人間だった。
「具合が悪い」「それとなく調子が悪い」時に「大丈夫」と言い聞かせて休まない人間だった。つらい状態を無視し続けると、体と心は鈍感になる。気づいた時にはもう遅い。病気がわたしを待っていた。
体調変化は見逃してはいけない。
「なんかちょっと頭が痛い」「寒気がする”気”がする」の時点で休むのが最良なのだ。休めない?休め、休め。どうしても休めない?それを言い訳にずっとダラダラ体と心の悲鳴を無視してみろ。病気があなたを待っている。
どう敏感になったか
わたしがどう敏感になったか。今まで経験した体調変化で一番わかりやすかったものを羅列する。
- 喉が渇く
- めまい・立ちくらみがする
- 空腹時に体が震える
- 空腹時に体が冷える
- 頭がぼーっとする
- だるさ
- 眠気
典型的な「大丈夫」人間(「具合悪くない?」と聞かれても、「大丈夫」と答えてしまい、後々がっつり具合が悪くなる人間)だった時にも感じていた不調ではあるが、かつてのように無視することができないのだ。
無視すると再起不能になるぐらい、わかりやすく体がSOS信号を発するようになった。
体調変化を無視するとどうなるか
今もっとも恐れているのは「冷え」である。大抵昼食前になると、体の冷えを感じることが多いのだが、その際、
- 体を温める
- 食事を摂る
のタイミングが遅れると、「昼寝をしないと、一日中だるさが続く」ということが判明した。
逆に、タイミングが遅れた場合「昼寝」さえすれば回復するとも言えるのだが、ただでさえ8〜9時間睡眠のわたしにとって、活動時間が減らされるのは何としても避けたいところだ。なんせ起きているうちにやりたいことが、いっぱいあるからね!
この例はわたしの場合だし、身体的不調で済むあたり、まだまだ軽い症状のようにも思えるが、この「だるさ」「眠さ」を無視し続ければ、心の健康も乱されるであろうことが経験からわかっている。
もう二度と、あんな楽しくもつらくもない時間に戻りたくない。
変化を見逃さないだけで、すぐ回復できる
先日寝ている最中に激しい寒気と喉の渇きを感じ、深夜2時に目覚めた。
脈打つような頭痛にも襲われたが、わたしは冷静に水分を摂り、洋服を重ね着すると夫に奪われていた布団を取り返し(布団を奪うくせに、暑くなってくると床に落とす男である)、あたたかくして寝た。なんなら「めぐリズム」も着けた。ほかほかだ。
翌朝、頭がスッキリさえた状態で目覚めることができた。鼻水の色もおかしくない(風邪だと真っ黄色になる)。
変化に冷静に対処できるようになったおかげで、体調を崩しきる前にリカバリーできるのだ。
敏感になろう、自分のために
典型的な「大丈夫」人間である自覚がある人に告ぐ。
その「大丈夫」は誰のためにもならない。「大丈夫?」と聞いてくれた人のためにもならないし、「大丈夫」と答えてしまった自分のためにもならない。
自分のために、もっと敏感になろう。
体と心を壊すのは正直めちゃくちゃ簡単だ。でも、治すのは大変。治らないとは言わないけれど、ちょっとでも「自分の体」という意識を失えば、すぐに元に戻ってしまう。
病気になんてなるもんじゃない。
はじめっから、自分の心身に敏感であれ。
では。
◆本日の一冊◆
体調を崩しやすい人は、この本の「だるいと感じたら」の項目がおすすめ