こんにちは、齋藤吐夢です。
映画館にて『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を観てまいりました。
主人公ニュート・スキャマンダーを演じるエディ・レッドメインの人見知りの激しそうな演技に惹かれて観に行ったのですが・・・う~ん、ちょっと残念だった!
決して結末をネタバレする気はありませんが、事前情報なしに映画を楽しみたい!という方はぜひ引き返してくださいませ。それではいきます。
残念だった点
(↑)映画は残念だと思ったけど、エディ・レッドメインかっこいいなあ・・・
後半にも書きますが、楽しめた部分もあるんだよ!!!だけどまずは「残念だった・・・」と思った部分をしっかりお話させてくださいな。
起承転結がなかった
いや、多分あったけど!!映画だし、あったとは思うけど、感じづらかったなあ。
とにもかくにも映画として平坦な印象。
ものすごく盛り上がるかと思えばそうでもなくて。物語の主題が”ファンタスティック・ビースト”じゃないですか・・・魔法も全然ときめかないんですよね、魔法が主軸じゃないから笑。
ストーリー展開もかなりぬるっとした感じで。ワクワクさせてくれるのかな~と思ったら「あれ・・・映画終わった?!」みたいなぬるぬる具合。
私は、物足りなかった。
キャラクターが魅力的じゃない
主人公はコミュ障です。もちろん人見知り演技には感動したけど、映画を盛り上げるには逆効果なんだな〜って思ったりして。
加えてヒロインもがっつり真面目な女性。言い方悪いけど”堅物女”とも言えるし、彼女の妹もおっとりしたキャラクター。だから全然狂言回しがいないんです。
そりゃ映画に盛り上がりはないよな・・・と思ったり。
ノー・マジ(人間)も、魔法への順応度が早すぎて、ノー・マジ設定があんま活かされてないように思えたし。
もう少し感情的に動くキャラクターがいたら、話スイスイ回った気がするんよね。
CGに質感がなかった
舞台となる1920年代の景色、昔のアメリカを映し出したCGはすごく綺麗でした。
が、魔法のトランクの中が安っぽく感じた!
確かにね、現実世界に存在しないものをCGでつくり出すのは難しいと思いますが、質感を感じなかった。
なんかぺらっぺらの舞台で演技しているみたいで、すごく嫌でした。THE・CGな魔法動物達に感情移入ができなかったな・・・。
伏線回収が雑に感じた
ハリーポッターシリーズを見直した時にも思ったんですが、この魔法使いの映画を説明するために1作目がつくられている気がしてならないんです。
1作目は続編のための作品、みたいな感じがとても残念だった。
主人公ニュートの過去に関わりそうな人物の話とか、闇の魔法使いの存在が「次回に続くよ、覚えておいてね!」って感じに投げ出されているように思えて、ついていけなかった。
良い所もあるからね!
(↑)杖売ってるんかーい!
もちろん、映画として楽しめた部分もありましたよ。なんてったって俳優が豪華!
特に主役を演じたエディ・レッドメイン、怪しい雰囲気満点のコリン・ファレル、美形なのに不思議な髪型エズラ・ミラーの3人には盛大な拍手をおくりたいのです!最高!!!
エディ・レッドメインの人見知り演技は本当にすごかった。全然人の目を見れないあの感じ、すげー分かる。魔法動物の時だけ饒舌になる感じ、内向型人間だからすごく分かる笑。
あとネチネチした嫌〜な感じを演じたコリン・ファレルの演技、嫌だったな〜(褒めてます)。トラウマ抱えまくってる感満点のエズラ・ミラーも不穏で良かった。
観る価値はある
今回私は「残念だった」と評価しましたが、この映画観る価値はめっちゃくちゃあります。だって「残念だった」という評価は私のでしかないのだから。
180度意見が違う人とも出会えましたし、映画に限らず、嗜好性の高いものは面白いね。まだ観ていない人はぜひ鑑賞を。そして意見をお聞かせくださいませ。
最後に。
この映画を観るきっかけにもなった本「幻の動物とその生息地」おすすめです。ニュート・スキャマンダーが書いた本、って設定の本だけどワクワクするのね。
原作とも言える本もぜひに。
では。
◆本日の一冊◆
ホグワーツ魔法学校指定教科書、と書いてあります。