2022-09-01から1日間の記事一覧

【読書録】遠藤周作『海と毒薬』(新潮文庫、1960年)

私は医療従事者ではないから、手術や生体実験の場に立ったことはもちろんない。けれど、この物語の主軸となるある人に施された手術と生体実験の描写があまりにも生々しくて、グロテスクな描写の多いホラー映画なんかを見るよりずっと具合が悪くなった。 遠藤…