こんにちは、齋藤吐夢です。
私は”考える”ことが大好きです。
世間の世知辛いニュースについて考えすぎて、精神的に凹んでしまうことが玉にキズですが笑、それでも”考える”ことはやめられません。
そんな私が、「一見すると子供向けだけど、読んでみると侮れない・・・」という本を3つご紹介します。
本によって得られるものとは
ちなみに皆さん、本(読書)によって得られるものは何だと思いますか?
つい先日、このような記事を書きました。
社会人こそ、死ぬほど本を読むべきだ。読書感想文の意味を今一度考えよう!
読書が好き?でも読みっぱなしじゃ意味ないぜ!本は自分の糧にするもんだ!!
私は”自分にないモノを補うことができる”という結論に達しました。
今回紹介する本はどれも、本を読んでいくうちに”考える楽しみ”を知っていくことになるでしょう。
自分に足りない”考える”ことへの情熱がわき上がってくる本ばかりです!
子供向けに見えるけど侮れない本3選
今回紹介する本は、一見すると(しなくても)子供向けです。
ですから”考える”ことに対するハードルを上げすぎない、読みやすい本ばかりです。何と言っても、私が小学生以下の頃から読んでいた本もありますから。
でも「子供向けっぽいから」と侮るなかれ。
1.かんがえるカエル君
小さな頃に住んでいた家の本棚に、この本がありました。小さな子供が抱く素朴な疑問を擬人化されたカエルとネズミがひたすら考え抜く姿が描かれたこの本。
”考える”楽しみを知ったきっかけは、この本には「考えに対する答えが出ていない」ということが挙げられます。
とにかくこの本で繰り返し描かれるのは、「考えるって楽しい!」という喜び(あと、考えすぎてしまう苦悩かな)。
突然ですが、ビジネスについて考えると、”経過と結果”について考えることになります。「やっぱり結果が大事なんだな〜」と思わされることが多々ありますが、経過部分を楽しむことも重要だと思うのです。
”考える”を放棄した結果など、程度が知れていると思うのです。
子供向け絵本ですが、「”考える”楽しみを教えてあげたい」と思わせる絵本です。
もちろん大人もぜひ。
2.ブッダとシッタカブッダ
ブタとブッダをもじったタイトルから、ギャグ漫画かな・・・?なんて思われるかもしれませんが、かわいらしい絵柄とは裏腹に、かなり考えさせられます。
大人向けの内容だと思います。
結構ブラックな悲劇が起きたりもします。くだらない嫉妬に駆られたブタが相手のブタに暴力を振るい、死なせてしまったシーンを覚えています。
人は考える葦である
フランスの哲学者パスカルが言った有名な言葉ですが、本当に”考える”脳だけがでっかくて自然界ではすこぶる弱い生き物だと思います。
でもそんな弱い生き物は、”考える”脳があるのに(あるから)、くだらないことで諍いを起こしたり、悲しくなったり、絶望したりします。
でも「それってなぜだろう・・・」と考えることができるのもまた人間。
繰り返し人が人のために考え続ける内容を、ブタとブッダのイラストがかわいらしくマイルドに伝えてくれる本です。
3.空想科学読本
先に紹介した2作に比べると、実にバカバカしい作品(笑)!
この本はアニメや特撮に登場するメカや機能について、現実の科学的検証を行い、ことごとくその世界観を否定していくこの本。
でもこれって、”考える”楽しみを知ることができる最適な方法だとも思うのです。
大学〜大学院と微生物系の学問を学び、実験や研究に没頭していた時期がありましたが、私は科学の基本姿勢は「本当かな?」と疑うところにあると思っています。
疑う、というか真実を追求する、というか・・・
空想科学読本では、夢は壊されるかもしれませんが、現実を知ることで笑いが生まれますし、現実世界でアニメの世界に似た技術を作り出すのに参考になります。
「本当にこんなことできるのかな?」という疑問に次々に答えていく本ですが、読み進めていくうちに、自分の中にも「これはどうなんだろう」「こんなことならできるのかな」という疑問が浮かんでくるようになります。
”考える”ことが大好きになるきっかけは、やっぱり小さな疑問だと思うのです。
考えることが苦手なあなたへ
「”考える”ことなんて大嫌い!」という人もいるかもしれません。
そうなってしまうきっかけについて、「”考える”ことを否定されたきっかけのせいで思考停止がラクに思えるようになったのでは?」と私は考えています。
それならば、否定されたきっかけを忘れさせてくれる面白い本を読みあさってほしい。せっかくの脳みそを沢山使ってほしいと考えてしまいます。
先に紹介した本は、びっくりするほど読みやすいと思います。
読みやすければ、”考える”ことから離れていても苦痛に感じることなく、”考えるのが楽しい”世界へ舞い戻ってこれると思います。
読みやすいって最高(笑)!
では。
◆本日の一冊◆
大好きな漫画ぼのぼのも、実は結構哲学的。