編み物は難しいわけではない。
わたしの母や祖母は、手先が器用で手芸が得意だ。一方わたしは、驚くほど不器用なうえ、自他ともに認めるめんどくさがり屋。そのため手芸も自信がなかった。
が、しかし。しかしだよ!編み物は難しいわけではなかった。
手芸初心者が編み物を成功させるのに必要なのは「根気」だけ。本当にこれだけ!
手芸初心者、編み物を始める
- 自他共に認める不器用
- めんどくさがり屋
- ものぐさ
- ずぼら
な手芸初心者のわたしはまず何から始めたか。
『腹巻帽子』である。
梅村マルティナさんとOpal毛糸がコラボした、被災地復興の目的も兼ねた手芸セットを購入。「腹巻帽子」という、帽子にも腹巻きにもなるネックウォーマーがつくれるセットだ。
「腹巻防止」がどんなもんか想像つかない人のために、梅村マルティナさんご本人が着用している動画を以下に載せておく。
セットの中には、
- Opal毛糸
- 専用の編み棒
- 簡易的な編み方マニュアル
が入っている。
下記で写真やリンクを貼るが・・・Opal毛糸がとにかくカラフルで可愛いのだ。編み進めていくだけで模様が浮かび上がるため、とにかく編むだけで可愛い編み物が出来上がる。初心者には嬉しい簡単さ。
「編み物=難しい」その理由とは
手芸経験がまったくもってなかったとき、「編み物=難しい」と考えていたわたし。しかし編み物”が”難しいわけではなかった。
難しいのは、編み方を知らない状態で説明書きを理解することだ。
例えば「腹巻帽子セット」に入っていた簡易的なマニュアルにはこう書いてあった。
- 150~160目で作り目をつくります
- 30cmほど編み進めていきます
- 途中毛糸を変えます
- 伏せ目をして完成です
・・・。
1度でも編み物をかじっていたのであれば、このマニュアルが理解できるのだろうがわたしは「150~160目」も「作り目」も「伏せ目」も全く分からない。
「編み物=難しい」と思われてしまう原因は、編み方を知らない初心者が編み方を読み解くことができないからだと思う。編み方を理解するなら、マニュアルや本を読むだけでなく、動画や体験教室で実際の編み方を見て、触って、習うことがおすすめだ。
わたしは梅村マルティナさんの動画で編み方を学んだ。
この動画は編み方がわかりやすい動画ではあるのだが、注意点がひとつある。この動画、手のスピードが結構速い!
なので何度も「再生→停止→巻き戻し」をして、理解できるまで動作を繰り返し学ぶことが重要。うまく編めるようになりたいなら、なんどもなんども繰り返し学ぼう。
実際に編んでみた
マルティナさんの動画を見つつ、編み方を理解できた私が実際に編んだ結果がコチラ。
Opal毛糸は模様が綺麗な糸だが、かなり細い糸である。根気づよく編み続けないと全然進まないのが難点だ。また編む力が強すぎると編んだ場所からどんどん丸まってしまう。
が、それも考慮して、ひたすら編む!
ちなみに1枚目の写真の大きさに至るまで、作り目づくりで1時間、この大きさになるまで3〜4時間かかっている。
次の日の写真(↑)。この大きさになるまで3時間かかっている。まだまだ手元を見ないと編み進められないが、初日よりは慣れた。
次の日も・・・
次の日も・・・
さて、編み物初心者の皆さん。
編み物が決して難しくないということは伝わったはずだ。では編み物初心者が必要なものは何か。気づいただろうか。
必要なのは技術より根気
編み物で一番重要なのは器用さでも、技術でもない。
根気だ!
制作過程の写真でわかったと思うが、どんなに編み物に慣れても、根気づよく編み続けない限り、完成形には全くたどり着けない。始めるのも挑戦するのも実は簡単なのだ。必要になるのはそう、根気だけ!
「わたし不器用だから」と編み物を遠ざけていた人、ご安心を。不器用でめんどくさがり屋のわたしでも、編み進めることはできている。
チャレンジしてみてね。
では。
◆本日のおすすめ◆
色々な編み物に挑戦したくなる本。
Opal毛糸はコレクションしたい!