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【VOCA展行ってきた】美術は読み解けそうで読み解けなくて、それがたまらなく魅力なのだ。

こんにちは、齋藤吐夢です。

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出典:http://pg-web.net/news/voca2017/

VOCAって何の略かしらん、なんて読むのかしらん。なんて思いつつ、行って参りました。本日、上野へ。

魅力的な展示過ぎて、逆に疲労困憊し、先ほど眠気と戦いながらライター業を終わらせ、やっとブログへ思いの丈を綴ります笑。VOCA展の感想美術の魅力について!

 

VOCA展とは

The Vision Of Contemporary Art の略がこの「VOCA展」であります。読み方はずっと「ヴォカ展」だと思っていたのですが、「ヴォーカ展」でした。んふ、どーでもいいか笑。

VOCA展では全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介していきます。

引用元:上野の森美術館 - VOCA展2017

ざっくりと、それが何であるかも分からないままに説明すれば、コンテンポラリーアート選抜展といったところでしょうか。

 

推薦されたアーティストさんによる選抜展ですな。で、その選抜した人が教授だったり現代アートを収集する学芸員さんだったり、むしろアーティストさん以上に興味のわくメンツによる推薦だから、面白い。

 

アートが面白い

VOCA展に展示されている作品は、やはりこの間観に行った「五美大展」とは違い、学生パワーではありませんでした。もちろんパワーはみなぎっていたけれど

 

とにかく芸術を見る上で重要なのは、「好き」「嫌い」も大事だけど、「なんかすげえ」もとっても大事だと思っています。

 

これは一つ、“お金”から見る現代アートという本に書いてあった受け売りでもあるのですが笑、でも著者である小山登美夫さん曰く「嫌いでもすごい作品は”買い”」なんだそうで。

要はそれだけ人に影響を与える力があるということで。そんな作品ばっかり観ることができました。

 

特にVOCA展で私が心惹かれたのは青木恵美さんという方の作品で。

画のほとんどがオレンジや朱色で塗られ、下部に意味ありげな青や緑の色やモチーフが描かれた作品があったのですが、何が好きとか良いとか関係なく、頭から離れないんです。

 

推薦文が面白い

そしてVOCA展の魅力なんだろな、と思うのが推薦文です。作品の下には、作者のコメントではなく推薦者のコメントが書かれています。

そのコメントによって、絵の解説がなされていたり、作者の人物像だったり、特徴が垣間見ることができる。だから芸術初心者でも安心できる

 

アーティストのことをまず”知る”ことができるから。

 

インターネット上で私が好きな動物の画像を描いているアーティストがいて、その人の推薦文にはこんなようなことが書いてあって。

 

彼はその日描きたいものを描く。描くことで絵が壊れてしまっても、描きたいものだけを描くのだ

 

「構図とかそういうのではなく、ただこのアーティストは描きたいものを細密に描き出すだけなんだよ。でも、それがすごく魅力的でしょ!」ってすごく伝わってくるコメントだった笑。

もっともっとフランクに私が捉えた時には、「僕(か私)、この人の絵、この人、超好きなの。だって描きたいものばっか描くから。ホント好き!超好き!」って読めた笑。

 

美術の魅力を知る

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VOCA展は本当に今までになく”興味関心”だけで訪れた展示だったから、美術そのものの魅力を再確認するような日になった。

知っているアーティストもいないし、五美大展みたいに学校の特色が出るってわけでもない。だけど、普通に楽しんだ。それはさっきも言った通り「なんかすげえ」が感じられたからで。

 

読み解けない

ある絵の前に立った時には、その絵が2枚並びの絵で、なんて書いてあるかは読めないけど全く同じ構図で同じ字が書いてあるのに、印象が違う絵だった。

というか、同じ字が書いてあるとかろうじて分かるけど、色も反転してるし、周りのタッチも色も違うし、あとそもそもコンセプトがよく分からない笑。

他いくつかの絵を観ても、「なんでこの人はこれを描いたんだろう」「この人はおっぱいが好きなのかな、それともめっちゃ嫌いなの?!」とか、全然読み解けない

 

国語の文章読解は得意だった。文章だというだけで私は読み解ける。人の感情も察することは得意だし、本心までは理解できなくても何か隠している本性があることくらいは見抜ける。

 

でも絵だけは未だに真意を掴めた気がしない。でもそれがたまらなく魅力だとも思うのだ。

 

だって延々追求することができるから。

 

答えを発見するすっきり感はないかもしれないけど、「知りたい」を続けることができる喜び絵にはある

 

一見するとムダで

かつ絵は、アートは正直言って、一見するとムダで、多分本当にムダなんだと思うw。それでも一応褒めている笑。デザインとアートの境界は、使えるかムダかな気もする。

 

でもムダなものに感銘を与えられ、感情が揺すぶられ、人生に影響を及ぼすものなのであれば、アート人間だからこそできる最高の賜物だし、実用性がない!と切り捨てるにはもったいないものだと思う。

 

笑っちゃうぐらい意味不明なものも、誰か一人の心くらいは簡単にかき乱せる。そんなよく分からないものがこの世に存在しちゃうのが本当に面白い。

 

アートやばい!

というわけで今日はたった1時間程度しか美術館におらず、後は家に帰り眠気と戦いながら仕事をしていたのに、アートやばい!と思える一日だった。

 

超有意義。

いやあ、本当、軽々しく美術や音楽の授業、削っちゃやーよ、教育委員会。頼むぜ。

 

では。

 

◆本日の一冊◆

アクリル画描いているのですが、この本めっちゃ分かりやすかったです。

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