外出のたびに荷物を考えない。外出前の負担を減らす方法。

結論、持ち運ぶものを減らし、そのセットをカバンに放り込めばすぐに出かけられるような仕組みをつくっておく。

 

はじめに

外出前というのは、思っている以上に多くの判断が発生する。

  • 何を着るか。
  • どのバッグを使うか。
  • 財布や鍵はどこにあるか。
  • ハンカチやティッシュは必要か。
  • スマートフォンの充電は足りているか。
  • 雨は降らないか。
  • 忘れ物はないか。

一つひとつは小さなことだが、それらを毎回考えていると、出発するまでにかなりの力を使う。精神的に疲れているときなどは、荷物を準備しているうちに外出そのものを諦めたくなることもある。実際、過去には出かけるのをやめたこともあった。

そこで作っておきたいのが、「いつものセット」である。

外出に必要なものをあらかじめ用意する。毎回一から荷物を考えなくてもよい状態をつくる。そうすることで、出かけるまでに必要な判断を少し減らすのである。

 

出かける前の判断を減らす

過去の自分の出かける前の判断はこうだ。

  1. まず、行き先に合わせてバッグを選ぶ
  2. 財布や鍵、スマートフォンなどを集める
  3. 必要に応じて、飲み物、薬、モバイルバッテリー、エコバッグなどを追加する。

人によっては、バッグを選ぶ際、前回使ったバッグに何が入っているか分からず、いくつものポケットを探すこともあるだろう。財布を別のバッグに入れたままにして、出発直前に慌てることもあるはずだ。

それから、わたしは忘れ物が心配なので、同じ場所を何度も確認してしまっていた。「財布は入れた」「鍵もある」と確認したあとで、また不安になり、もう一度バッグを開ける。出発時刻が近づくほど焦り、確認しているのに安心できなくなることもあった。

このような負担は、外出のたびに、持ち物を一から組み立て直していることも原因の一つである。必要なものを毎回考えるのではなく、ある程度固定しておけば、準備に使う力を減らせる。

 

「いつものセット」を作る

わたしの場合、わたし個人が出かける用と家族で出かける用で2種類「いつものセット」がある。

わたし個人用では、

  • スマホ
  • 財布
  • 家の鍵
  • イヤホン

家族と出かける用では、

  • おむつ3〜4枚
  • おしり拭き
  • ゴミ袋(ポリ袋数枚)
  • 小さなスプーン
  • 水筒(出発前に水などを入れてカバンに突っ込む)

家族と出かける用について、水筒以外は常にカバンに入れっぱなしにしておいて、出かける際はカバンを持つだけにしている。定期的におむつやおしり拭きが足りているか確認する必要はあるが、「出かける→カバンを持つ」という単純な動作になるよう、「いつものセット」にしてある。

 

「いつものセット」は、普段の外出でよく使うものをセットにしておく、ということだ。近所への買い物、通院、短時間の外出など、日常的な用事にそのまま持っていける状態をつくっておく。

バッグはたくさん持たない。使いやすいものを1〜2つ選べばよい。軽さ、持ちやすさ、容量、ポケットの数など、自分が負担なく使えることを優先する。

わたしの場合、わたし個人の荷物を最少で4つに絞っているため、日常の買い物時は買ったものが運びやすいようにリュック、図書館などへはトートバッグを使う。

 

「あったら安心」と考えて追加し続けると、バッグが重くなり、持ち歩くこと自体が負担になるので、そもそもバッグを持たなくても済むぐらいに「いつものセット」を減らしてある。

天候によって傘が追加される。電車移動の際は本が追加される。そのぐらいだ。あれこれ持たない。基本的には、「ないと困るもの」と「よく使うもの」を優先する。たまにしか使わないものは、前述した通り、必要な日に追加すればよい。

 

なお、最初から完璧な「いつものセット」を決める必要もない。

何度か使いながら、「これはほとんど使わない」「これはよく忘れる」と気づいたときに調整していけばよい。実際に使う中で、自分に合った中身が少しずつ分かってくる。

 

バッグを使ったあとに、元の状態へ戻す

外出前の負担を減らすために、帰宅後に決まってやることがある。それが「元の状態に戻す」だ。ただし、それはわたし個人用のカバンに限ったことで、家族と出かける用のカバンは、基本的に中身を入れっぱなしである。

わたし個人用のカバンだけ、どれだけ疲れていても元の状態に戻す、すなわちカバンの中身を全部出す理由は、その日に購入したものやレシートをその日のうちに整理しておけば、次に出かける際に「あれがない」「これがない」と焦ることが減るからである。

もう少し詳しく言うと、カバンに「いつものセット」を放り込んで出発するタイプなので、整理整頓がされていないときがあるからだ。そして、購入したものやレシートや前日追加した中身が入りっぱなしだと、どこに何を入れたかが物理的に見えにくくなって、焦るからだ。

 

といっても、元の状態に戻すというのは、飲み終わった容器やレシート、ごみなどを取り出すだけ。補充が必要なもの(前述したおむつやおしり拭きなど)は、余裕のあるときに戻す。余裕がないときはやらない。これも大事。

あと、できる限り元の状態に戻すことを心がけているが、帰宅後は疲れていることも多いので、その場で片づけられない日は、バッグを決まった場所に置くだけでも十分である。

消耗品の補充についても、置き場所の近くにまとめておくことで、余裕のあるときに補充しやすくなっている。だから疲れすぎていたら、置き場所に戻す、だけで十分だ。

 

「使ったらすぐに元に戻す」という仕組みが合う人もいれば、「元気な日にまとめて整える」ほうが続けやすい人もいると思うので、結局は自分にとって負担の少ない方法を選ぶことが重要である。

 

楽をしよう

外出前は、服装や荷物、忘れ物の確認など、多くの小さな判断が発生する。元気なときには簡単にできることでも、疲れている日は、それだけで外出を諦めたくなることがある。

普段使うものを入れた「いつものセット」を作っておけば、持ち物を毎回一から考える必要がなくなる。財布や鍵をバッグに入れたままにできない場合は、近くに置き場所を決めるだけでも十分だ。

外出前の負担をすべてなくすことは難しくても、「これは考えなくてよい」という部分を一つ作ることはできる。