ブランド固定化のススメ

世のミニマリストたちが散々語ってきた内容を、何者でもない私が語らせていただく。

世のミニマリストたちは持ち物を厳選する。これもまた散々語られている話だが、いちばんわかりやすい例としてあげられるのが、私服の制服化をはかったスティーブ・ジョブズマーク・ザッカーバーグである。私が知っている割と極端なミニマリストは、ベーシックな服装を1着、気候に合わせてアウターか何かが2着、合計3着を着まわしている。

私はどちらかといえば、私服の制服化に近い。洋服の数が少ないわけでも、毎日同じものを着ているわけでもないが、ミニマリストの服の選び方を真似する中で、だんだんとカテゴリごとにブランドや服の形が固定化されていった。

たとえば、下着類は無印良品ユニクロ。大半が無印良品で、夏にシャツの下に着用するブラトップだけユニクロだ。無印良品が好きなのは、色や生地感の地味さが落ち着くから。それから、生地にもよるけど、たとえば綿100%の下着は身につけていて心地がいい。1点難点をあげるなら、愛用中のナイトブラについて。形も色も締め付けのなさも気に入っているが、乾燥機にかけても乾きにくいのだけ気になる。

たとえば、長袖TシャツはGUのヘビーウェイトクルーネックT。体型に合う形にめぐり合えた上に、繰り返し洗濯しても案外へたらない。そして安価。冬場はスウェットの下に重ね、春先には1枚で着用。真夏でない限りは、どのシーズンでも役立つ。手元にある3枚を着まわす。

秋冬が来るのが楽しみなほど、大好きなスウェットはH&Mで購入している。これも体型に合う形にめぐり合えたから。メンズのフロアにあるスウェットからお気に入りの1枚を見つけ出し、「首元がヨレヨレになってさすがに見苦しい……」と思えるまで着続ける。こちらは厚手生地を2着、春先にも着られる薄手生地を2着の合計4着を着まわす。

パンツはユニクロとGUの各1本。最近、そこに登山ウェアブランドを1本買い足した(ここのところ、登山というかウルトラライトハイキングに興味があり、登山ウェアブランドを導入したら、日常と自然の中を行ったり来たりできるのでは?!とワクワクしている)。

無印良品ユニクロ、GU、H&M

着用中の衣類がヨレヨレになり、「さすがにみずぼらしい……」となったら、各カテゴリに対応しているブランドのお店へ足を運び、同じものを選び直せば買い物は終わる。大好きなスウェットだけは、毎回迷う時間を儲けているが、下着や長袖Tシャツに関しては色とサイズも決まっているから、すーっとお店に入って、すーっと会計、が叶う。

そういえば、日常使いのスニーカーも、Amazonで見つけたよく知らないブランドの白と黒と決めた。白色は、特別な日に履く予定のまっさらな“予備”も含めて2足。黒色は1足。

世のミニマリストたちが口を揃えて言う、「毎日お気に入りだけを着る」を日々実感する。今日何を着ようかと迷うことがないのも気楽。

というか、今は、「なんだ、私はこれで良かったんだ」と思う日々である。

思春期に、世の女子たちに流行する服が軒並み似合わず、かといってそういうのが着たいわけでも実はなく、けれど、自信がないから自分らしさを見失い続け、「変な柄とか変なデザイン着れば自分らしいんじゃないか!?」とよくわからない服を着ていた頃はなかなか苦しかった。別に、公共の場で裸じゃないんだから、何を着ても良かったのにね。

「なんだ、私はこれで良かったんだ」を着るのは、安心できるし、気楽だし、結局好きなものだから気分もいい。それでいて今後は、カテゴリや数もグッと減らせたら、「もっと楽になれちゃうのかもな」と思っている。

 

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