私はスマホ依存だと思う。
仕事の集中力が切れた時に手にするのはスマホ。トイレのお供にスマホ。1人で眠れない時のお供にスマホ。待ち時間にスマホ。電車移動時にスマホ。スマホ、スマホ。
気づいたら触ってるんだよな〜、という点に気づけただけでもまだマシなのかもしれないが、自分の生活に一番身近な相棒が、でっけえ企業が生み出した産物だと考えるとちょっと寂しい。
そんな時、以前読んだ本※を読み返し、我に帰る。
そして、再びスマホと少しお別れする決心を固めた。
※以前読んだ時の感想はこちら(↓)
デジタル・ミニマリズムを実践するために計画を立てる
カル・ニューポート『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』(早川書房・2021年)内の項目「デジタル片づけ」(p.100〜)を愚直に実践してみることにした。
デジタル片づけにおいてやるべき3ステップを以下にざっくりと記す。
- リセット期間を決めて、“必須でないテクノロジー”の利用を休止または規制する
- 楽しくてやりがいのある活動や行動を新しく探したり再発見したりする
- 休止していたテクノロジーを再導入する(そして、その一つひとつに自分の生活にどうメリットがあるか、そのメリットを最大化するにはどのように利用すべきか検討する)
リセット期間の選定
この記事を書いているのは2025年2月5日(水)である。2月末までをリセット期間とする。
臨月の身であるから、赤子の誕生がいつ訪れるか分からないので頓挫する可能性もあるが、2月中はデジタル片づけ月間とする。
“必須でないテクノロジー”の選定
この本で触れられる“テクノロジー”とは、アプリやウェブサイト、コンピューターのスクリーンやスマホを介した娯楽等の“新しいテクノロジー”を指す。だが、仕事柄、必要なものであれば、利用を休止したり規制したりする必要はない。あくまで、自分の生活に“必須でない”ものだけを選定する。
で、なんとな〜く開く割には生活に必須でない以下のアプリは一旦削除した。
それから、Instagramのアプリはスマホ上から消していたものの、時々ウェブブラウザから閲覧しては時間を溶かす、という行為を繰り返していたので、ウェブブラウザ「Safari」を使用する際、いちいちタッチIDを必要とする仕様に変更した上、使用時間を1日30分に限定した。
『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』にも、思い切ってインターネットにアクセスすること自体をやめることにした事例がある。その事例を実践したうちの1人の言葉が心に染みる。
「何でもかんでもすぐに答えがわからなくてもかまわないと思ったんです」
とはいえ、画業において、自分の作品や展示の記録をInstagram上で発表しているので、発信者側としてはInstagramは使い続けている。ただし、投稿は毎週1回に限定し、パソコン上でしかその作業は行わないことにしている。
仕事やプライベートの連絡に利用しているGmail、ChatWork、Slack、LINE、そして生活費等の管理で利用しているマネーフォワードや楽天証券のアプリは、緊急の連絡を除き、基本的には12:00と18:00に閲覧すると決めた。また、LINEに送られてくるセールス情報系のアカウントは一旦ブロックした。
私は視覚優位な特性があるが、SNSやYouTubeなどの閲覧でどっと疲れることが増えたので、YouTubeは基本的に音声のみで楽しむことにした。なお、再生履歴は常にオフにしてあるので、おすすめが提示されることはない。すでに厳選した登録チャンネルからのみコンテンツを選択することとする。
このタイミングでポッドキャストを再導入したが、こちらも番組を限定した。NHKニュースとNHK World NewsとながらNIKKEIを、日々の情報収集として活用する。
楽しくてやりがいのある活動を得る
私の場合、それは読書だ。
手元に置いておくと決めた書籍を再度読み返したり、厳選して購入した本をじっくり読んだり、そういった時間が少しずつ増えている。
少し前まで、本を読むのが疲れるようになってきたかも……と落ち込んでいたのだが、なんのことはない、スマホによって集中力が削がれていただけだと気づいた。
もちろん、今後はスマホ以上に、尊いが予測不能な「子育て」というイベントが待ち受けているので、読書を楽しむ時間は減ってしまうのかもしれないが、子育ては子育てでやりがいのある活動になるだろうな。
それから、子どもが生まれるまでの間は普段の仕事もやりがいのある活動のひとつである。目の前のやるべきことや大好きな読書を、リセット期間中は目一杯楽しみたいと思う。
1ヶ月後あたりに②結果編を更新できれば
必須でないテクノロジーを休止したことで得られたメリットや変化については、1ヶ月後あたりに更新できればと思っている。今から結果が楽しみ。
