過去に書いた記事を振り返りながら、今(2024年現在)を振り返る。今回取り上げるのは、2019年に書いた『ほじくらないと取り出せないリップクリームに執着し、意地でも使い切りたい女の話』という記事だ。
なお、関連記事もまとめて振り返ろう。
愛用品①モアリップ
まず、たどり着いたのは「モアリップ」。
モアリップは資生堂が販売する第3類医薬品で、唇のひびわれやただれに効果のあるリップクリームであり、口唇炎・口角炎「治療薬」と記されている。
私は後述するトラブルが生じた時に薬局で見つけて購入したが、なんか1回自主回収されてたんだね、一旦過去の話だけど。
「モアリップN」(第3類医薬品)の自主回収に関するお詫びとお知らせ|モアリップ(第3類医薬品)|資生堂
モアリップに至るまでの経緯
過去記事にもあるように、夫と共有することで使い切ったニベアのリップクリームだったり、セブンイレブンで販売されている桜色のリップクリームだったり、ジャータイプのリップクリームだったり、いろんなリップクリームを試してきた。
だが、結論として導き出されたのは、私がとにもかくにも自他ともに認めるめんどくさがり屋であり、「そもそも毎日使う習慣がないんだから使い切れるわけねえだろ」であった。すごく悲しいね。
基本的に在宅で働き、ほとんど人と顔を合わせない生活を送っているので、そもそも顔に何かを塗ること自体、機会としてほとんどなく、仮にあっても、めんどくさがり屋なので最低限しかしない。塗り直しもしない。そりゃ使い切れるわけがない。
が、以前、売上の20%が寄付になるのが素敵だな〜と思って購入したリップクリーム(使い切れてもいないのにまた買ってる)によって、2日間唇がパンパンに腫れあがるというとんでもない出来事が起きた。
(別の話であるが、ここで私は「無添加」系が必ずしも良いわけではないということを学んだ)
そこで、かゆみや腫れを抑えるための飲み薬と一緒に購入したのがモアリップだった。
モアリップで十分だった
唇の腫れを一番抑えてくれたのは、治療薬ではなく時間の経過だった気もするが、モアリップで保湿&保護みたいなことをして過ごす中で、ふと思った。
「モアリップで十分なのでは」
メイクをしない私にとって、化粧品のリップは消費期限内に使い切れない。リップグロスはベタベタしていてそもそも苦手だ。リップクリームはいわゆる形状ではうまく使い切れずにヤキモキするし、ジャータイプは使い切りやすいかもしれないが、容量と使用量がやっぱり見合ってない。
モアリップだって、消費期限の観点からいえば、「ずいぶん長く使ってんね」と言われてしまうぐらいの使用スピードかもしれないが、「治療薬」だから唇のトラブルが起きても安心感がある。
チューブタイプだが(↓)、唇に直接つけなければより衛生的に使えるだろう。
愛用品②ニベア
そしてもう1つ愛用しているのがニベアのリップクリームだ。現在愛用中のリップクリームの正式名称は「ニベア モイスチャーリップ UV」。
冒頭で紹介した過去記事(記事の内容は「最後にほじくらないといけないからジャータイプにしようかな」という表明)に矛盾するスティックタイプのリップクリームである。
なぜ、スティックタイプのリップクリームに再び手を出してしまったかというと、理由は2つある。
- モアリップは医薬品のため、常用は推奨されていないから
- 指で塗るタイプだと、スマホ画面を汚してしまうから
1つ目の情報は、決して公式情報ではない。あくまでも口コミからの引用だ。それに一部のメディアでは「皮膚科医が推奨するリップクリーム」のランキングの3位にモアリップが登場しているので、実際のところはなんともいえない。
とはいえ、その情報を聞き入れた時、「唇が荒れて仕方がない時以外は、一般的なリップクリームで予防するほうが唇に優しかったりするのかな〜」と思った。
加えて、ジャータイプやチューブタイプのリップクリームを塗る際、指を使うのだが、使用後に指を拭ったとしてもほんのり油分が残る。そのままスマホを操作すると、スマホに油分が付く。それが地味〜に気になっていた。
この2つの理由から、あと、それを知ったり気にしたりしていた出先で唇がカッサカサになってしまったので、急遽、一番癖のなさそうなスティックタイプのリップクリームを選ぶことにしたのである。
そして、これが、まあよかった。
正直、清涼感も香りも色もいらないんだよな〜と思って、手に取ったのがたまたまこれだっただけなのだが、唇にトラブルも起きず、カサつきも唇が切れることもない。
なので、今は、普段使いにニベアのモイスチャーリップUV、寝ている間に唇が切れそうな予感がした時や切れちゃった時、皮剥けしてしまった時にはモアリップと使い分けている。
これから毎年悩むのかもしれない
リップクリームってめっちゃいっぱいあるからね。
でも、唇に色やツヤがほしいのではなく、乾燥する時期に唇が割れて痛い思いをしたくないから塗る。唇が腫れたり荒れたりした時に対処したいから塗る。
「可愛い」とか「おしゃれな」とか「いい香り」とか「〇〇色」とか、気にならないわけではないけど、まあ、これからも、実用性を優先させようかなと。
私の唇をとんでもなくパンパンに膨れ上がらせたリップクリームがモアリップを引き寄せてくれたと考えると「怪我の功名」だし、急遽手に取ったニベアがこんなに活用できるなんて。
今年度の冬はモアリップとニベアにお世話になります。