モノを買うときの基準、決まる。新調した本棚を組み立てるついでの片付けで決心したこと。

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本棚を新調した。

新調したといっても決して大層なモノではなく、リーズナブルな価格帯でおなじみのIKEAの本棚だが。

夏に引っ越してきた家は、これまで住んできた家に比べて天井が高い。すっきりとした印象が素敵なのだが、これまでの家具を設置すると上の方が「もったいないな……」と感じるレベルで隙間があくので、この度、背の高い家具を導入したのであった。

本題に入る。

新調した本棚の自慢をするつもりが、本棚の組み立てついでに行った整理整頓、片付けを通じて「心に決めた」ことについて話したい。

今後、モノを買うとき、どれだけゴミが出るか、ゴミとしてどのくらい処分しやすいかを検討してから買おうと決めた。

現在住んでいる地域はゴミ出しのルールがまあまあ厳しい。出たゴミが何ゴミに値するかを教えてくれる分別表はまあまあ分厚い。そんな地域に住んでいるので、ゴミを出すときに「ちゃんと仕分けなきゃね」と背筋が伸びる。

……のだが、片付けの際「これ使わないな〜」「活用しきれてないな〜」という物品をゴミとして処分しようとしたら、何ゴミに値するのか考え込むものがいくつかあった。分別表はまあまあ分厚いが、結局のところ、ゴミとして捨てられるものの代表格の名称しか記載されていないためである。

金属の部分だけ取り外せばいいのか?布、繊維に相当する部分だけを切り離せばいいのか?そのまま繊維ゴミか?これは不燃ゴミなのか?いや、この程度だと可燃らしいぞ……じゃあ、これは?そんな自問自答を繰り返しながら片付けを行った。

 

自然豊かな環境で育ち、幼いときから地域の子ども会が主催の清掃行事に参加していたから、ゴミの話題には関心が強い。今も時々、道端に転がっているゴミを無視できず、拾って自宅で捨てることがある。目の前でポイ捨てを見たときは、大体ポイ捨てした人のことを呪っている。

とはいえ、私も日々ゴミを生み出しながら生きている。慢性的に鼻炎なので、消費するちり紙の量は半端ではないし、食べ物食べたり、画材を使ったりすれば、何らかのゴミが出る。

ゴミの話題を目にする度、正しく分別しようと普段から心がけているものの、そもそもゴミの量を減らす方向にシフトしなければいけないよな、と反省する。それでもやっぱりモノを買わずにはいられないから、なんか、ごめん、世界。となる。これは少し過度な思想だとは思うけど。

なので、これからはせめて、使い終わったときに、分別しやすいゴミになるかどうかを考えてモノを買おうと思うのだ。

小さな話だけど、ペンとか、この地域の場合、全部がプラスチック製なら可燃ゴミになるが、部分的に金属だと不燃ゴミになる。それならば全部がプラスチック製のものを選ぼう。

最近、友人から誕生日プレゼントとして万年筆をいただいたので、それを長く使うのもありだ。インクも、プラスチック製の容器に入ったものではなく、リユースできるビンに入ったものを選ぶようにするとかどうだろう……みたいな。

 

かつてミニマリストに憧れた時期もあったし、プラスチックフリーの生活を目指そうと試みたこともあった。でも私にとっては現実的ではなくて、全部を真似ることはできなかった。だけど、せめて、できることはしたい。

地球環境というより、ゴミを処分してくださる人たちの手をわずらわせたくない、食品ロスを生みたくない、ゴミの不法投棄は心が痛むから、私だけでもせめてゴミ出しルールを遵守しようとか、そういう発想によるものだけど。

買うな、使うな、は私には厳しい。

だからせめて、買う前の「それ本当にいる?ゴミにならない?ゴミになったとき、捨てずらくない?」という自分への問いかけを、その問いを乗り越えて買ったものを大事に使う心がけを、する。

まあ、ただ、そういう決心の話でした。

 

ゴミ処理場の見学等へ足を運ぶのは元々好き。興味があるから。それに加えて、芸人であり、ゴミ清掃員であるマシンガンズ滝沢秀一さんのお話を知って、ますますゴミについて考えるようになったとも言える(↓)。