わたしなりの「わたしとインターネット」

f:id:tomu_saito:20210716173220j:plain

はてなブログを運営するはてなが創業20周年とのこと。おめでとうございます。特別お題キャンペーン「はてなインターネット文学賞」が実施されるというので、わたしなりの「わたしとインターネット」について書いていきます。

 

わたしと「インターネット」

まず「インターネット」の意味について調べてみました。

複数のコンピュータネットワークを公衆回線または専用回線を利用して相互に接続するためのネットワーク。また、それらすべての集合体。

出典元:精選版 日本国語大辞典

『IT用語がわかる辞典』(講談社)には“WWW(ワールドワイドウェブ)という標準的な情報提供システムにより、文書・画像・音声・動画などのファイルの閲覧・視聴、電子メールの送受信が可能。”とあります。

今、わたしがはてなブログを使ってブログを書けるのも、ブログを書くために情報を調べることができるのも、他の人のブログや動画コンテンツなどを閲覧・視聴することができるのも、全部その大本であるインターネットのおかげなのですね。

 

「わたし」とインターネット

そんな、このご時世になくてはならない、というか、もうあること自体が当たり前のインターネットについて書こうと思った時、わたしはあることに気がつきました。

わたしはこんなにもインターネットの恩恵を受けているのに、それをあまり意識したことはなかったな、と。

わたしは、わたしがいつから当たり前のようにインターネットに触れるようになったのか、思い出せないのです。

わたしは30歳です。例えば携帯電話が、プリペイドカード式から、インターネットに接続できるボタンで操作するもの、そして今の主流であるスマートフォンに変わりゆくのをその手で感じてきた世代です。

でも正直「あ〜なんか便利」ぐらいの感覚でしか触っていなかったから、そもそも携帯電話を手にしたきっかけが、塾で帰りが遅くなるから持たせられた的なものだったから、インターネットの発展の上に育っていながら、特に、何も、感じてこなかったのです。

すなわち、コンピューターやインターネットの恩恵に預かっておきながら、わたしは「コンピューター」「インターネット」の意味をなんとなーくしか理解していないわけです。そのことをこのお題によって思い知らされました。

 

わたしとインターネット

そんな「わたし」とそんな「インターネット」。

パソコンやモバイル通信を軽やかに使いこなす「ガジェットに強い人」に比べ、わたしは確実にインターネットに詳しくありません。彼らはきっと、インターネットに関わる通信機器を余すことなく使いこなすのでしょうが、わたしは「手が操作法に慣れちゃったから」みたいな理由でMacBookを使い、おんなじ理由でiPhoneを使っています。ちょっと恥ずかしい。

でもでも、そんなわたしですが、「わたしとインターネット」の題にぴったりな距離感は持ち合わせています。

それは「付かず離れず」

わたしとインターネットは付かず離れずの関係です。

先で紹介したインターネットの意味の中で、「標準的な情報提供システム「WWW」により、文書・画像・音声・動画などのファイルの閲覧・視聴、電子メールの送受信が可能」とありましたが、その「おかげ」または「せい」で、良くも悪くも、情報がありすぎます。

しかも中には、平気で嘘もあります。悪意もあります。罵詈雑言みのあるものもあります。

だからインターネットに触れるとき、わたしは常に「本当に?」と疑い続けなければなりません。仕事で情報を集める時も、個人的に情報を集める時も、気軽〜に情報を閲覧している時でも、目に入る情報が嘘かもしれない前提で動かないと自分の身を守れない、そんな風に思うことがあります。

疑い続けないと逆に気が休まらないって、なかなか特殊な環境だと思います。

ここまでやらないと身を守れない!と思ってるのはわたしだけかもしれませんが、これは現代の生活に馴染みまくっているインターネットがもつ代表的な弊害なのではないでしょうか。

決してわたしは、わたし自身が、インターネットを正しく使いこなすための知識や能力を指す「ネットリテラシー」が高めの人間だとは思いません。というか、むしろ、複数回、普通に情報に踊らされています。騙されています。嘘、普通に何回か引っかかってます。

だからこそ、「インターネットなしでは生きていけない」人には絶対ならないぞ!と心に決めています。

だから「付かず離れず」。

インターネットがなければ、SNSで自分の作品を宣伝する機会も得られなかっただろうし、WEBライティングの仕事に出会うことはなかったでしょう。もちろん、このはてなブログでブログを書くことも。

人生を豊かに楽しいものにしてくれた点には感謝していますが、精神衛生上あまりよろしくないものに触れる機会もあります。なので依存するわけにはいかないのです。

スマートスピーカーとかAI家電の登場を目にするたび「インターネットと関わりのないものなんてあるのかな……」と疑問に思うぐらい、存在感の強いインターネットですが、これからも適度な距離感を保っていきたいと思うのでした。

終わり。

では。

 

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」

 

◆本日のおすすめ◆

「学校では教えてくれない」シリーズ、結構読みやすいのでおすすめです。