2020年4月、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程に2年次編入。
絵画コース(油絵)に進む人の学習記録。
デッサンⅠ
『絵画Ⅱ』同様、通信課題とスクーリングの共通テーマは「人物を描く」ことだった。通信課題では身近な人物または自分を描き、スクーリングではモデルさんを描く。
違いがあるとすれば、「デッサン」か「油絵」「アクリル画」の違いというところか。
(↑)なんて書いたけれど……私はこの課題の画材を鉛筆にしたが、後述するスクーリングの授業で「鉛筆で書く必要性はないのではないか」「美大受験の試験問題=デッサンではない」などの気づきを得たので、もしかしたら対象への向き合い方が若干違うってだけなのかも。
(本当は、デッサンやドローイング、絵画等の違いについては、入学当初に配布された教科書『造形の基礎アートに生きる。デザインを生きる。』に書いてあったのだが、白状します。忘れました)
通信課題
通信課題では、20枚以上書いたクロッキーから3枚とデッサン1枚を提出する。これまでの学習記録を読んでくださっている人であればわかると思うが、例のごとく、描く対象として選んだのは夫である。
(↑)この表情はあんまり似てないからそのまま載せちゃえ……!
モデルを引き受けてくれる夫に感謝していることは、色々な表情、色々なポージングをして、私をいい意味で苦しめてくれるところである。
なお、このひねった謎のポーズと伸ばした手を入れたいがために、人物をかなり左に寄せて描いたところ、案の定、返ってきた指導教員からのコメントに「構図をもう少し考えましょう」ときた。
スクーリング
スクーリングでは、ヌードモデルを3日間かけて描く。
1月に開催され、かつ新型コロナウイルスの影響で換気必須なため、寒い外気を取り込みまくる部屋の中で、一糸まとわぬ姿で立ち続けてくださったモデルさんに感謝しまくりである。
画材は、クロッキーではクーピーペンシル、デッサンでは鉛筆を選択したのだが、指導教員の方から「色使ってる方が楽しそう」「クロッキーの方が、伸び伸びしてて楽しそう」と言われる。絵画Ⅱでも全く同じこと言われたことから、
- 色が好き
- 真面目すぎ
- 緊張しすぎ
- 感情が分かりやすすぎ
という自分の一面を自覚させられることになる。
(↑)身体構造を把握するのに大苦戦していた前半戦。肩が広すぎたり、下半身が大きすぎたりしていた。指導教員の方から、人の身体のバランスについてご指導いただく。
(↑)講評時、「鉛筆デッサンもこの緑色のクロッキーみたいにのびのび描いてもいいのにな〜って思ったよ」と言われる。
(↑)緊張しながら描いたこの鉛筆デッサンが気に入らないわけではないが、来年度はもっと肩の力を抜いて絵に向かおう〜とは思った。
感想
絵画Ⅱのスクーリングの方が日程的には3日間×3日間できついはずなのだが、色を使って、なおかつ絵を2枚描いたからか、デッサンⅠよりリラックスするのが早かったように思う。デッサンⅠは、鉛筆とデッサンに対して緊張しすぎていたんだなあ。
なお、2学年を終えるまで、デッサンⅠを「選択必修科目」だと思っていたが、そんなことはなかった。でも勘違いしたおかげでデッサンに向き合う時間ができたので満足。
そんな感じ!
では。
◆本日のおすすめ◆
スクーリングにも持っていった。とはいえデッサン中は描くのに必死であまり確認できなかったけど(「自分の身体に触れて確かめてごらん」と言われた)。手足の筋肉・骨についての記述が充実している印象。