【ムサビ通信学習記録】絵画2

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2020年4月、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程に2年次編入

絵画コース(油絵)に進む人の学習記録。

 

絵画2

通信課題、スクーリング、共通のテーマは「人物を描く」。

通信課題は「身近な人物または自分を描く」。

  1. モチーフとして選んだ人物を取材(提出はクロッキー8枚)
  2. 3.につながるエスキースを2点
  3. 油彩かアクリルによる制作物1点

これらに制作に関する200〜400字以内の記述が提出課題。

スクーリングではモデルさんを描いた。午前・午後と異なる格好、異なるポーズでモデルさんが立ち、合計6日間でF20号の作品を2枚描くという、楽しくも、独学ではなかなか向き合えなかったハードさで、濃密なスクーリングとなった。

通信課題

身近な人物として「夫」にモデルになってもらった。「提出した課題が返ってきたら、その作品をプレゼントする」と言ったら喜んでくれた。さまざまな格好、さまざまなポーズに対応してくれた夫にとっても感謝。

※なんとなく目から上をトリミングしました。過去の記事等を追えば、夫が全然顔出しNGじゃないことがわかりますし、ブログ読んでくださる皆様の中にはめっちゃ顔知ってる人もいるんですけどね笑

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添削してくださった指導教員の方が、デッサンの「面的」表現を褒めてくだすった。ティガーのパンツがかわいい。このポーズは決して反省しているのではなく、楽しくテレビを見ているときの姿。

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男性の骨格が好きなので、描かせていただきました。

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上で紹介したデッサンの構図で油彩。目から上をトリミングしてしまったが、実際よりやや瞳が大きく描かれているにもかかわらず表情が激似。家へ帰ると夫が2人(夫自身とこの絵)いると見紛うほどに似てる。

 

指導教員の方からの添削文には「肩の強いハイライトによって形が見えてこない(単調)になってる」「顔と体の色がやや違う」「足の骨格と筋肉の表現にもっと工夫を」と、形の捉え方、描き方についてのコメントをいただきました。

この課題の後に受けた『デッサンⅠ』で、これらのコメントがめちゃくちゃ腑に落ちるぐらい「骨格・筋肉」について教えていただけたので、次学年の課題や自主制作作品に活かしていく!

 

スクーリング

午前中はヌード、午後は着衣を描いた。着衣に苦戦。完成させることがゴールではないにもかかわらず焦ってしまい、着衣の絵は納得していない部分もある。ただ「やってみたいこと」「モデルさんを前にして感じたことを描く」に挑戦したからこそできた作品でもある。

 

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クロッキーの最中、指導教員の方から「色使ってるときの方が楽しそうだね」と言われる。モデルさんの背中を、色で遊ぶように描けないものかとアイデアを練る。

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エスキースが描き上がる。

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キャンバスに描いたのがこれ。

金〜日の3日間のスクーリングを2セット、合計6日間の授業で、その前半と後半で別々の指導教員がクラスを担当する。前半も後半も先生方は色々なアドバイスをくださったが、中でも後半の先生の言葉は厳しくも心に響くものだった。

「F20号キャンバスに描いた作品は、線が単調でつまらない」と言われた。エスキースのように、のびのびと豪快に描くべきだと。さまざまなメディウムを混ぜ、質感を変える工夫はしていたものの、それは近くで見ないとわからないものになってしまった。

「抽象的な表現をする上で、モチーフの構造を的確に捉えることはとても重要」といった言葉や次に紹介する油絵のような変化についてのアドバイスが、私にとって「おお、本当だ。見え方が全然違う」という気づきになり、本当にありがたかった。

 

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モデルさんの足の位置等の不自然な部分、それから描きたい姿や構図が浮かばないまま描いたことで納得いかない部分等はある。

でも、教室に差し込んだ光に「あったかいですね」と言及したモデルさんのやわらかな表情や光にあたった彼女の髪の色が美しかったことから選んだ野原のような色とピンク色の髪の毛は気に入っている。

指導教員の方が「背景、人、服、それぞれ違うもの」「質感を変えてみては」と声をかけてくださったので、ペインティングナイフを使って洋服のシワを表現した。

 

感想

6日間のスクーリングは体力・気力が必要だが、とても有意義な時間を過ごすことができるので、「対面授業って大事なんだな……」と思った。特に、黙々と目の前の作品に向かいがちな人にとっては。

現在、自主的に作品を制作しているが、先生方からいただいたアドバイスを思い出し、取り入れてみると、これまで描いてきたものから一歩進んだ(評価する人によっては半歩以下の歩みかもしれないけど)ものになり、表現の幅がグワッと広がった感じがして面白い。

 

そんな感じ!

では。

 

◆本日のおすすめ◆

もしかすると、筆で描くより好きかもしれないと気づいた今日このごろ。