2020年4月、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程に2年次編入。
絵画コース(油絵)に進む人の学習記録。
造形基礎2
「見ること」「描くこと」をテーマにした課題が出される。
通信課題では
- 身近なもの
- ものを持つ手
を描き、スクーリングでは丸太を描いた。
通信課題
モチーフに選んだのは、夫が愛用している香水のボトル。可愛かったので。
“ものを持つ”というより「つまむ」になり少々不安だったが、結婚指輪を持つ自分の手を描いた。
デッサンへの漠然としたイメージと、「どう描けばいいのか…」という不安が入り混じり、鉛筆で「塗る」ようにして描いた結果…
指導担当からの講評※)鉛筆の使い方で調子の幅を広げることができるので試してみてください。
※著作権の都合により「こういう感じの内容が書かれていたよ〜」ってな具合で書いております。
指導担当の方は課題指導用紙にぎっしりとコメントを書いてくださった。「鉛筆の硬さを変えたり、先を使ってタッチを重ねてみたり、試してみてください」とのこと。この後に行われたスクーリングと2021年1月に受講した「デッサン1」で、鉛筆デッサンは試行錯誤を繰り返すことになる。
課題を振り返って気づいたが、指導担当の方、2021年1月に受講した「デッサン1」のスクーリングの先生だった。文章でも口頭でもありがたいお言葉をいただいた。鉛筆より色の方が好きだが、この先生のおかげで、形を捉えること、鉛筆で表現することの楽しさを知る。
スクーリング
2日間で丸太を描く課題。
通信課題でのコメントをもとに「タッチを重ねて描く」に挑戦したのだが、「丸太表面」を描くことに集中しすぎて、空間を全く意識していない作品ができてしまった。とっても平面的。
これが初めてのスクーリング授業で、緊張するわ、他の受講生の作品に圧倒されるわ、時間内に仕上げられないわで、焦り、落ち込んでいたが、講師の方にぽろっと心境を打ち明けたところ、「時間をかけて描いたらいい」「楽しめばいい」と励ましの言葉をいただいた。
感想
通信課題もスクーリングでの課題も、そこそこ困惑していた記憶がある。楽しかったし、やりがいもあったが、造形基礎1よりは苦しんだ課題だった。でも1年を振り返ると、鉛筆デッサン課題に起きている変化がわかるので面白い。
鉛筆デッサン、今後はもう少し楽しめるのでは…?
そんな感じ!
では。
◆本日のおすすめ◆
鉛筆デッサン用具の中で一番好きなアイテムは練り消し。本来の用途とは違うが、鉛筆デッサン中、利き手じゃない方の手でねりねりしていると心が落ち着く。