2020年4月、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程に2年次編入。
絵画コース(油絵)に進む人の学習記録。
造形基礎3
「色彩」と「デザイン」をテーマにした課題が出された。
通信課題では
- 色の収集
- 収集した色を使った構成
を行い、スクーリングでは複数の手の写真を用いて、面、線、点で作品を描いた。
通信課題
色の収集一例。
「色の収集」では、
- 家の中にあるもの
- 家の外にあるもの
- 人工的なもの
からそれぞれ8つ、色のあるものを収集し、その色を絵の具で再現した。
収集と再現は楽しかったのだが、上記写真のように決められたフォーマットでまとめる必要があり、収集したものの状態(粉状や液状など)や退色などを考慮しなければならず、それをふまえた上で約4cm×4cmの枠におさめるのに苦労した。
結果、指導担当からの講評には
指導担当からの講評※)さまざまな素材に挑戦した点は良いが、素材をもう少し整えてほしい。
※著作権の都合により「こういう感じの内容が書かれていたよ〜」ってな具合で書いております。
とあった。ほんと、おっしゃる通りです…正直、くじけていたので。
また色の再現については「明度、彩度をもう少し観察しよう」とあった。上記写真の「C-2」、だいぶ収集したものと色、違う。
そして提出した課題はもう1つ。
収集した計24色から3つ選び、構成する。構成した際、何をイメージしたかを解説する文章(200〜400字)も提出。純粋に好きだと思った色をいくつか抜き出し、合わせて、提出したのは「涼しげな色」。
指定された比率に、3つの色を配置する。
指定された比率に、3つの色を塗る。
…ポケットモンスターのゲームは「レッド」で終わってしまった人なのだが、キャラクターやストーリーはちょくちょく追っていて、これらの色を塗り終わった後に「『スイクン』みたいだな〜」と思った。
スクーリング
2日間のスクーリング、大苦戦を強いられた。
造形基礎1〜4は、確か、1〜2年次にあたる「総合課程」の科目ゆえ、進みたいコースが絵画(油絵)だろうが、日本画だろうが、版画だろうが、デザイン系だろうが、大体の人が通る道である。
造形基礎3と4はどちらかというとデザイン系の科目だ。課題に取り組んでいる間は楽しかったが、絵画コースに進みたい私はふと「私はデザインに進む人じゃないっぽい…」と確信したのだった。
課題内容は「手の写真を3枚トレースし、それを組み合わせて形をつくる」。
正直私には、講師の方の「OK」の基準が最後まで汲み取れず、「わからないーでもやるしかないー!」で2日間を突き進んだ。
初期の組み合わせ。「なんか違う」
中期の組み合わせ。「もう一押し」
終期の組み合わせ。「そろそろ面、線、点で描くに進んでみようか」
提出したもの。
びっしりと線を引き、木目のようになった。面と点でも描いたが、講評ではどれも「やや単調」。確かに、緩急が全くない。
感想
色は楽しく、形は難しかった。
「デザインじゃないっぽいぞ」という線引きも、自分の道を狭めることになるのであまりしない方がいいよなあ、と思いつつ、デザイン系の造形基礎3と4は本当に苦労した。成績も、この2つが実技科目の中でわかりやすく低い。
でも苦労した分、自分の欠点が浮き彫りになった気もする。なんか、こう、一心不乱すぎるというか、一つの行動に固執しすぎるというか…。
今後に活かしたい。
そんな感じ!
では。
◆本日のおすすめ◆
スクーリングで使ったペン。現在は普段使いのペンと化しているが、0.5mmの書き心地が最高。筆圧高くて手が疲れるタイプに優しい。