「似合う・似合わない」じゃなくて、「似合うはずがない」と思い込んでいただけだった。

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先日H&Mで買ったトレーナーがお気に入りすぎて毎日のように着ている。柄もなく、シンプルなトレーナーの色違いを2枚。

ただ、自分でも驚いているのだが、似合わないと思い込んでいた淡い色2着を買った

淡い色の2着を着るようになって、わたしは全てにおいて(今回は話題を服に絞るけど)「似合う・似合わない」じゃなくて、わたしの中の「着たい・着たくない」「似合うはずがない」で勝手に自分を縛りつけていただけだと気づいた

 

※今回の記事、かたやまかほの顔が写ってます。「知らん人の顔面見たくねえなあ」って人は要注意。

 

「似合う・似合わない」

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トレーナーを買った理由は、わたしが持っている服がTシャツ(夏)とセーター(冬)だけだったから。

春と秋の存在がやんわりと感じにくくなっている日本で(気候変動的な意味で)、春物と秋物買ってもすぐ着れなくなるし・・・と極端なワードローブになったわけだが、それでもやっぱりTシャツだと寒いし、ニットだと暑い日ってのはある。

で、ロープライスだけどサステナブルな取り組みをしてるH&Mに行って、ちょうどいい秋服を探していたら出会ったのがこのトレーナーだった。確か1枚¥1,799。安い。

 

今まで着ていた色が似合わないと思った

手に取ったイメージと着てみたイメージが違いすぎ問題が発生するので、わたしは必ず試着をする。で「多分この色が似合うだろうな〜」って色と「この色似合わないかもしれないけど可愛いな〜」って色を選んで試着してみたら真逆の結果となった

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(↑)当初「似合う」と思った色。似合わなくはないと思うが、なんかもさい。

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(↑)今まで避けてきた淡いピンク。1つ前のオレンジよりシュッとした感じがした。

もちろん、これは主観である。ある人から見れば「どの色だって似合うよ」なのかもしれないし、ある人から見れば「そもそも色とか関係なしに、お前、その服似合ってなくない?」かもしれない。

でもわたしは、鏡を前にして「似合うだろうな」と思っていた服を着たとき、少し前の、自尊心が恐ろしく低かったときのわたしの面影を見て「・・・なんかもさくない?」と思ったのだ。

そして今まで「似合うはずがない」と思い込んでいた淡い色は、心身ともに少しずつ前向きになってきたわたしに似合っているように感じた

 

「似合うはずがない」と思い込んでいただけ?

そのあと何枚か色違いを着てみて、ハッキリと似合わない色もあった。見慣れない色というのもあるけれど、ちょっと老けて見えたり、キャラと違うなって色もあった。

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(↑)ちょっと印象が違ったカラー。

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(↑)悪くはないけど、茶色だと落ち着きすぎる気がする。

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(↑)薄ピンクと共に買ったアイボリー。白が似合わないと思っていたのは決めつけだったかもしれない。

でも一番の驚きは、「似合うだろうな」って思った色が似合わなくて、「似合うはずがない」と思った色がしっくりきたこと

そこでわたしは、今まで「似合うはずがない」って決めつけて着てこなかったものがたくさんあることを思い出して、ちょっとだけ反省した。

 

で、「なんで急にこの色が似合うようになったんだろう」って考える中で、「似合う・似合わない」はその人自身の自信に結びつくと思うようになった。

お洋服に限らず、「似合う・似合わない」の話はあると思うのだが、結局のところ、その人が堂々と着こなしていたりすると、パッと見、服とその人が似合ってないように見えても、「なんか素敵だな〜」と思ってしまうものである。

結局、わたしが今まで着こなせていなかった色は、わたしが「着たい・着たくない」「似合うはずがない」と決めつけて身につけてこなかっただけであり、本当はわたしを魅力的に見せてくれる色だった可能性もある。

 

そして・・・わたしがもっとも決めつけていたのは白とピンクに対する「女らしさ」だった。うん、白状する。わたしは日々フェミニズムについて考えていながら、無意識のうちに「男らしさ」「女らしさ」にとらわれて、自分でその価値観を押し付けていたのだ

「白とピンクはわたしには似合わない。だってわたしには、あの色を着るのにふさわしくないから」

 

そんなことを思っていた、ということだ。

猛烈に反省した。

今回わたしがH&Mで買ったトレーナーはアイボリーと薄ピンク色で、明確な白とピンクではないにしても、今までわたしが避けていた色には間違いない。

「わたしは濃い色が似合う」「黒色が落ち着くから着続けたい」「そんなわたしに白とピンクは似合わない」そう思っていたわたしが選んだ白とピンク(正確にはアイボリーと薄ピンク色)は、ま、あくまで主観だけど似合っていると思うんだわ。

 

「体型が変わったから似合ったのかも」と思ったが、それもまた、「似合うはずがない」という思い込みをはらう要因であった。

女性ファッション雑誌などでよく「気になる二の腕を“隠す”」「ぽっこりお腹を“隠す”」アイテムが紹介されているが、わたしは今、気になるところを「隠す」のではなく「変える」ことを意識している。ぽっこりお腹を筋肉質に変える感じにね。

「隠す」などのほんのりネガティブな意味合いから「変わる」に意識を変えた結果、似合う色も「変わった」と感じた。これって

  1. 自信がないから隠す
  2. 自信をつけるために変わろうとする
  3. 自信がついて変わる

って流れだと思うんだわ。

だから、「似合う・似合わない」はその人自身の自信に結びつくという結論に至った。

 

自分で自分を決めつけてないかい

最近わたしはものすごく素敵な知り合いができた。

好きな服を着て、好きなメイクをして、好きな音楽を聴いて、楽しそうに話す人だ。その人を見ていて、わたしは反省したのである。わたしはお洋服に対して「似合う・似合わない」とか「年相応であるべき」なんてことにこだわってきてたのだなあと。

もちろん、今まで着ていた服が嫌いだったわけじゃない。変な柄とかビビットカラーのアイテムはいまだに好きである。でも、どこか「ネガティブな部分を覆い隠したい」という思いで着ていたことは否めず、服とわたしがマッチしていたように思えなかった節もあった。

今は、自分の弱い部分を隠すために服を着ている感覚はなく、むしろ「これがわたしじゃー!」な感覚で服を選べるようになったのだから、少なくとも自尊心低すぎな頃よりはおしゃれなんじゃないだろうか

わたしの夫曰く、出会った頃のわたしは「目つき、服装、全てがブサイクだった」らしいので。

トレーナーを試着してみて思った出来事について話してみたけど、皆さんも自分で自分を決めつけてないかい?

では。

 

◆本日のおすすめ◆

一時期流行った本だけど、ここで書いてあること、自分に自信をつけたい人には割とタメになるよ。