悲しい出来事があったので報告する。
お肉も食べられなきゃ、ヴィーガンにもなれない
「ヴィーガン」とは「絶対菜食主義者」のことを指し、動物性食品を食べない、人によっては動物製品を使わないことを実践する人のことを指す。
わたしは比較的、動物性食品よりも野菜ばっかり食べている人間であるが、ヴィーガンほど厳格に食に規則を設けているわけではなく、肉も魚も卵も食べる。まあ、野菜に比べたら好きじゃないけど。
で、今回お話することは、わたしの体に起きたあまりにも悲しい出来事のことである。
脂ののったお肉が食べられない
まず、わたしは脂ののった良いお肉、すなわち和牛など、高級を意味する“良い”お肉を食べることができない。食べたくないわけではない。
わたしの体が脂を受け付けないのだ。
わたしはここ1年で、3回以上、脂ののったお肉で腹を下している。
父の誕生日を、父と夫とわたしの三人で祝ったとき、父はいわゆる脂っこいものが好きなので、美味しいお肉料理を振る舞った。糖質、脂質が気になるメニューを「今日は誕生日だから」とばくばく食べ、ケーキまで平らげ、父と夫は大満足だった。
わたしは2時間後、トイレにこもるハメになった。
2時間以上の格闘の末、その日のフルコースを全て下したわたしは「・・・悲し」と思った。
次に苦しんだのは、夫との九州旅行のときだ。
夫とキャンピングカーで九州を回っていたとき、肉好きな夫が鹿児島の美味しいお肉屋さんでお肉を購入した。道の駅、というか森の中、というか、なかなかディープな場所をキャンプ地とし、夫がキャンプ用品でお肉料理(焼肉)を振る舞ってくれた。
わたしはその約2時間後、トイレにこもるハメになった。
その日は下すのではなく、とにかく腹がパンパンに膨れ上がり、「痛い、苦しい、出したい、でも出ない」にもがき続けた夜だった。あの日飲んだ『正露丸糖衣A』にマジ感謝。
なのに、それなのに、わたしはどうしても「脂ののった良いお肉を受け付けない体」を信じたくなくて、最終日にやってきた博多でもつ鍋を食べてしまった。
腹を下さずに済んだものの、やっぱり腹は痛くなり、帰りの飛行機では冷や汗をかきっぱなしだった。
この3回にも及ぶ出来事から、わたしはわたしの体がいわゆる“良い”肉を受け付けないと知った。
ちなみに、もう少し悲しい話をすると、赤身肉であっても、ある一定量超えると腹を下す。焼肉食べ放題で焼肉を食べ放題できないのだ。ランチセット的な量が限界。「焼肉食べ放題」の文字を見ると、悲しい気持ちになるようになった。
ヴィーガンミートで起きたこと
わたしはこのことが理由でヴィーガンになったわけではないのだが、「お肉がダメなら、今話題のヴィーガンミートにすればいいじゃない」的な思し召しが、あったようななかったような・・・。
ヴィーガンミートとは、「まるでお肉!」な代替肉のことである。大豆やマッシュルーム、小麦や大麦など、あらゆる植物性食品を駆使して作られたなんちゃってお肉だ。
わたしはそんなお肉を食べたことがなかったので食べてみたかった。もしこれで、わたしの体が「ヴィーガンミート美味しい!腹下さない!」となれば、お肉があまりたくさん食べられないわたしのためのタンパク源確保として活用するつもりだった。
そして行ってみたかったオーガニック系スーパーに立ち寄って、わたしはヴィーガンミートで作られたハンバーグとブリトーを購入して食べた。
なお、味はめちゃくちゃ美味しかった。ハンバーグもブリトーも「全然ヴィーガン食品いけんじゃん!!!」と思った。
だが、イートインでハンバーグを食べた後、異変が起きた。
ハンバーグを食べた直後も「ん?口がかゆい」と思っていたのだが、その後すぐに自宅に戻りのんびりと過ごしていたら、急に目元が「あああ、かゆい、あああああ」となり、ええ、そうです、食べて2時間後くらいにわたしの目はびっくりするほど腫れました。
写真がなくて申し訳ないのだが(普通にショックだった)左目はガチャピンのようにまぶたの上が腫れ、右目は同じくらいの腫れが目の下に起きた。「誰かに殴られたんか?」くらいパンッパンに腫れた。ショックだったけど、あまりに悲惨すぎると人って笑ってしまうのね、ははは。
でも、わたしは脂ののったお肉のとき同様「食べられない」なんて信じたくなく、性懲りもなく夕飯にヴィーガンブリトーを食べた。
そしたら今度はくしゃみと鼻水が止まらなくなった。
アレルギーだと思う。自覚していなかったが、多分その日疲れてしまっていたことも災いしたのだろう。おそらく原因は大豆か麦。時々ビールを飲んで調子が悪くなることを考えると麦が最有力だろう。ただ、まあ、大豆も侮れない。豆乳でも時々調子悪くなるし。
いや、でも、わたしは本当にショックだった。
「お肉もヴィーガンミートも拒絶する体て!」
ボコボコにされました
いや、もちろんね、本気で一口も食べられないわけじゃないし、ヴィーガン生活をしているわけでもないので、少量のお肉を少しずつ食べればいいだけの話。
豚肉、鶏肉でえらい目にあったことは今のところないので、お肉の中でも比較的好きな「ささみ」を食べていれば事足りるとは思う。
でも、健康のために筋トレや運動を始めるようになって、ジムで体脂肪とかそういうのを調べる機会があって、結果を見せてもらったら「あんたタンパク質が足りてないよ」と指摘されてしまった。
でも、今回の出来事は、まるで動物性タンパクにも植物性タンパクにも拒絶されたような気持ちで悲しくなってしまった。
しかも、ほら、夫には本当に何も起きないから、余計ね、うらやましくて悲しいのよ!人が隣でボコられてんのに(顔が腫れてんのに)、彼の体には一切の異変が起きないから。「チクショー」ってわたしが嘆く横で「かわいそうだねえ」って肉もヴィーガンミートもパクパク食いよるし!!!
あまりにも拒絶がひどくなったら、方法を考える。ただ、あまりにも、肉とヴィーガンミートにボコボコにされすぎて面白かったから、記事にしてみた。悲し。
では。
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