フリーランスに伝えたい帳簿のつけ方(習うより慣れろ!)〜確定申告でヒィヒィ言わないために〜

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 「確定申告でヒィヒィ言わないために」シリーズである。2018年末に書いた記事、先日書いた記事もぜひ読んでいただきたい。

 本記事では、実際にわたしがやっている帳簿のつけ方を紹介する。いたって普通の方法だが、こまめにやるかやらないかで、確定申告作業のラクさが変わる。

 

 

帳簿づけ基本の流れ

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 帳簿づけの基本の流れは以下の通りである。

①領収書や通帳などの整理
②データ入力
③売上管理
④決算

引用元:https://keiei.freee.co.jp/2014/10/08/chobo/

 日々発生する収支は丁寧に記録していく。そのための1.と2.だ。ここをすっぽかして青色申告するのは苦難の技だ。ていうか多分できない。記録がなきゃあ報告できないよ。

 ただ3.と4.に関しては、昨今の会計ソフトが優秀なので、データさえ入力すればパパパーッと管理してくれる。それは本当にラク。だからとにかく記録をしっかりとろうではないか

 

わたしがやっている帳簿のつけ方

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領収書は1ヶ所に集める

 その月に発生した領収書を、クリアファイルに入れて保管している

 日々記録することが重要なのだが・・・正直に言おう、わたしは溜め込みやすい。だが、1月に発生した領収書、2月に発生した領収書と、各月毎に溜め込むようにしているのでとっ散らかりはしない。

 また月の終わりには、その月の領収書を日付別に並べ直し、ホチキスで留め、まとめている。日付がしっちゃかめっちゃかにならないだけで、データ入力がちょっとラクだ。おすすめよん。

 

 なお2018年は事業で発生した領収書だけを保管していたが、税金で損しない方法が書かれたコミックエッセイで「事業以外で出た領収書も取っておくと◎」という記述があったため、2019年は振り分けて保管しようと考えている。

 

最低でも月1回データ入力

 本来、日々発生する収支は、日々記録すべきだ。

 しかしまあ、うっかりしたりするじゃない、人間だもの。なので最低でも月1回はデータ入力するように心がける。ここで領収書が日付順に並んでホチキス留めされていると、データ入力のラクさが違う。

 とはいえ・・・2018年は半年作業を溜め込んでしまいヒィヒィ言った。2019年は「最低でも月1回」を心がけたい。

 

余裕があればデータの見直し

 確定申告用に出力する前に、余裕があればデータの見直しをしておきたい。「入力漏れはないか」「なんとなく経費として計上していないか」「発生主義で記入できているか」「実際の金額と照らし合わせて不備はないか」などなど。

 なお最低月1回のデータ入力を怠ったりすると、データを見直した時に「あれ・・・8月以降、全然入力されてない!!!」などの事態が発生する。わたしのことである。

 

確定申告用に出力

 会計ソフトを使用していれば、確定申告用の出力はスムーズなはず。とはいえ、提出書類の書き方はそこまで難しくない。簡単に言えば確定申告は「指定された項目の金額を書いて出す」、それだけだ。 

 収支を計算し、利益または損失を計算し、それをもとに税額計算を行うだけ。確定申告は、本来ヒィヒィ言うものではないのだ。ヒィヒィ言わされるのは、日々の記録を怠るからである

 

 大事なのは前半で書いた

  • 記録
  • 入力 

 いや、マジで。

 

税務署に相談するのも◎

 例えば「貸方・借方がよくわからなくなってしまった・・・」と途方に暮れる人に対して。

 わたしができる”不親切な”アドバイスは「簿記の本を片手に or Google先生を前に、手を動かす!間違えたら直せばいい。分かるまでやるしかない」である。どうだ、この不親切さ・・・!

 が、帳簿づけにおける疑問(ex.複式簿記の書き方、帳簿の見方、勘定科目について等)におすすめの解消方法がある。

 税務署へ行く、だ

 『税務署は見ている』という本にもあったが、税に関する疑問に真摯に対応してくれるのは税務署だと思う。税金を支払う姿勢のある人を、ぞんざいに扱うわけがない(もちろん人が対応するので、その人自身の態度にもよるだろうが)

 

 ただし、相談しに行く場合は時期に注意。確定申告の時期(2/16〜3/15)は税務署の人にとって激務な時期なのでやめておこう。

 

習うより慣れろ!

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 会社員を辞めたのが2016年12月末。はじめての確定申告は、会社員時代の給与を記入するだけだったのでラクだった。2017年分は白色申告。これも簡単な領収書の管理だけで記入はラクだった。

 そして2018年分ははじめての青色申告

 簿記の”ぼ”どころか”b”も触れてこなかったわたしは、複式簿記の形式を見ただけで「げー」と思ったが、やってみたら大してハードじゃなかった

 記録を溜め込んだことのほうが「げー」だった

 

 わたしがやっている帳簿づけの方法を紹介したが、こればっかりは習うより慣れろである。帳簿づけに限った話ではない。とりあえず自分でやってみないことには何もわからないのだ(それが意外と得意なのか、自他ともにビビるほど苦手なのか)

 こんな記事書いてるわたしも、自信満々に間違えてるかもしれないんだから!とりあえずやってみよう!!!

 では。

 

◆本日のおすすめ◆

記事内でも紹介した『税務署は見ている』。税務署サイドの話が垣間みえて面白い。

続編のタイトルはヒヤヒヤしていいよね笑。