過去にも「電話に出たくない理由」について書いたことがある。今日も今日とて「電話は嫌いなんじゃー」って話だ。
書こうと思ったきっかけは、
- Twitter発・テレビ業界に関する記事
- 実家の固定電話に鳴り響く営業電話
に「いやー!!!会社員時代のトラウマほじくり返さんといてー!!!」と発狂しかけたからである。
電話が嫌いな理由
時間がとられる
その電話に出たら、いつ電話を終わらせられるか分からない時間が発生する。
これはわたし自身の特性なのかもしれないが、いつからいつまでという明確な時間が分からないのが苦手だ。そのため、いつまでという時間が自分や相手の裁量次第で決まる電話はものすごく苦手だ。
電話はものすごく時間がとられる。
電話に出て、応対して、電話を切るまでの動作すら惜しいといったら言い過ぎかもしれないけれど、要件だけを伝えるメッセージが目にパッと飛んでくるだけで十分なのになあ・・・なんて思う。
この点に関しては
- 話した方が早い
- メールを打つ方が手間
派閥がいると思うのだが、電話のほうが”自分が”楽ってだけだ。自分が楽ってだけ。相手の時間を考えていないように思えてしまう。言い過ぎかな、わたしだけかな。
用件が分かりにくい
口頭で物事を伝えるのは本当に難しい。
電話対応は、プレゼンと違って事前準備ができない。普段から口頭で分かりやすく伝える経験が多くないと、用件を伝えるのは困難だ。
反対に、相手からの電話の用件の分かりにくさにも困っている。会社員時代によく「???」となる取引先との電話があった。この場合、わたしの業務上の経験不足も原因なのだが・・・。
簡単な要件であればあるほど、文面のほうが分かりやすいのではないだろうか。
過去にも書いたが、電話には用件”以外”に感情とか別の会話が混入することが多い。
「至急〇〇サレタシ」といった文言のほうが、よっぽど分かりやすいと思うのだが。
集中が途切れる
現在の仕事と関係する、電話嫌いな理由。
電話がかかってくることで集中力が途切れてしまう。スルスルと記事を執筆できているときに限ってかかってくる電話。ゾーンに入っていたのに、電話の着信音で現実世界に引き戻されてしまうのだ。
特に電話は、向こうの裁量で着信音の長さが決まる。相手が「出ないなあ」とかけ続ければ、それと連動して電話が鳴る。諦めのいい営業電話ならまだいいのだが、やたら長く電話をかけ続ける人も存在する。
いつまでも鳴り止まない着信音に苛立ってしまう。
電話嫌いが実践するマイルール
登録していない番号は出ない
電話嫌いなものだから、わたしから電話をかけることもほぼない。そんなわたしのスマホには、時々電話をかけてくることがあらかじめわかっている相手以外の番号は登録していない。
登録していない電話番号は、出ない。
誰だかよく知らない人に時間をとられるなんて絶対に嫌なので、登録していない電話番号は出ないのだ。
電話がかかってきたら発信先を調べる
先述した通り、登録していない電話番号の電話は基本的には出ない。携帯電話からかかってくる電話はこの後紹介する条件「なんどもかかってくる」に見合わない限りは出ない。なら市外局番スタート等の電話はどうか。
時々、定期的に通っている病院から電話がかかってくることもあるので「市外局番スタート系は全無視!」はできない。そのため少々面倒だが「誰だお前」って電話番号に関しては発信先を調べることにしている。
「調べるほうがめんどくない?」と思われるかもしれないが、営業を断るのがど下手くそなわたしにとって、発信先を調べて「電話に出ない」を選択するほうが有意義な時間を残すことができると考えている。
また営業電話をかけてくる相手にとってはショックな出来事だと思うが、興味のない営業電話の番号は、発信先を調べた後にブロックしている。
もう、めっちゃ、着信拒否。
ごめんね、営業苦手なの。
なんどもかかってくる電話には出る
ただし1日のうちに同じ電話番号からなんどもかかってくる場合には、いたしかたなく電話に出る。その大半が、直接番号を交換していなかった親族からの電話であることが多い。それか通っている病院から予約変更の電話。
- 1日のうちに
- 同じ電話番号から
- なんども
ってのがミソであり、このような電話は緊急性が高いものと考えている。その場合には出る。緊急性が高いとき「自分の時間が〜」と言っていられないからだ。
電話嫌いな自分への反省点
電話嫌いマイルールは、
- まず出ない
- 発信先を調べる
- なんどもかかってくる場合には出る
の3段階だ。
が、あまりにも嫌いすぎる自分自身に、電話応対に対するトラウマが過ぎることに対して反省もしている。
出られないのではなく、”出たくないだけ”だからだ。
会社員時代は、一番の仕事である「電話取次ぎ」を難なくこなしていた。わたしには「電話取次ぎをやってきた」という経験がある。電話に出る能はあるのだ。出たくないだけなのだ。
出たくないという頑なさは、全然クールじゃない。
それよりも、電話が鳴ったら電話に出て
「はい、〇〇です」
「・・・いや、興味ないですね(ブチッ)」
という対応さえできれば、「電話に出たくねえ〜」と悩む時間すらなくなることだろう。そっちのほうが多分、多分というか絶対、合理的だ(ちくしょーい)。
電話に出ない人として理解されたらいいな、なんて
電話嫌いな理由と、電話嫌いが実践するマイルールについて紹介した。電話嫌いな理由は、
- 時間がとられる
- 要件が分かりにくい
- 集中が途切れる
マイルールは、
- まず出ない
- 発信先を調べる
- なんどもかかってくる電話には出る
である。
だからまあ、正直な話・・・「相手が誰かわかってて出ない電話もある」ってのがやんわりとバレてしまっていると思うけれど、電話は本当に嫌いだ。急にかかってきて心臓に悪いし、聞いてみたら大したことないことも多いし、げんなりする。
だが、マイルールのひとつめに挙げた「まず出ない」ってことに対して、「さすがに頑なすぎるかな」と反省しているのも事実だ。今後は、
- 話を切り上げる
- 話の内容を断る
というメンタルトレーニング(?)に力を入れつつ、相変わらず電話嫌いでいるのが一番かな・・・と考えている。
とはいえ、何人かの人にはすでに「かたやまは電話に出ない人」と定着してるっぽい。あと、わたしの電話嫌いを理解したうえで、自身が電話で対応したい理由を話してくれた人もいる。そういう人に対しては、わたしもさすがに拒絶はしない。
もしかすると・・・電話という媒体に限らず、相手のことを考えず、相手の時間を奪っていく人が苦手ってだけなのかもしれない。それが「営業」という仕事であっても、「もうちょっと相手の時間を考えなさいよ、あーた」って思ってしまうんだな。
いずれにせよ、どのような話題も「人の振り見て我が振り直せ」であって、自分が同じように人の時間を奪っていないか考える必要はある。
ここ最近の出来事をもとに、電話嫌いによる電話嫌いのためのあるある話、電話嫌いがどんなこと考えているか知りたい人のためのお話でした。
では。
◆本日のおすすめ◆
習得します、断り方の技術。