2018年11月10日〜11日まで開催されたデザインフェスタvol.48で嬉しかったのは、「このブログを参考にしてブースレイアウトを考えました」と言ってくれた人が数人、わたしのブースに遊びに来てくれたことです。
そこでお礼と言ってはなんですが、普段わたしがどうやってブースレイアウトを考えているかを赤裸々にお話します。
なおブースレイアウトの軌跡はこちら(↓)をどうぞ。
ブースづくりが大切な理由
先に伝えておきますが・・・
デザインフェスタで一番重要なのは「作品制作」ですからね!ブースづくりも大切ですが、一番重要なのは「作品」そのものですよ。
ただし、デザフェス当日に会場へやってきた人全員が出展者1人1人の作品をじっくり見てくれることはないというのも事実です。なんせ規模が大きいですから、1人1人じっくり見ようものなら時間は足りないし、正直疲れます。
となると、人は「見たいものしか見ない」。
ということは、どんなに気合いを入れてつくった作品も、ただ展示するだけでは全然見てもらえないわけです。素晴らしい作品なのにスルーされるのはもったいないです。
だからこそブースづくりは大切なのです。
足を止めてもらい、作品を見てもらい、作品を購入してもらうためには、”そのため”のブースづくりをしなければならないのです!
Sブースのレイアウトが出来上がるまで
展示・販売する内容を事前にまとめておく
わたしの場合、デザインフェスタ当日の2ヶ月前くらいには「展示・販売する内容」を決めておきます。わたしはそれを「商品表」という形で常に整理しております。
商品表には、
- 展示・販売する作品名
- 販売価格
- 在庫数
などが書かれています(原価もしっかり書いておきます)。Excelでざっくり作成したものではありますが、在庫管理にも役立つので、つくって損はありません!
なおデザフェス後に集計すると、どのような作品がデザフェスで動くのかが一目瞭然なので、作品数が多い人ほど作成することをおすすめします。
簡易レイアウト図を作成する
展示・販売する作品がまとまったら、簡略的なレイアウトを考えます。借りるブースやレンタル備品の寸法は事前にわかるので、まずは寸法に沿って「配置」だけを考えます(↑)。
デザフェス48では一番端っこのブースを借りることができたので、出入りしやすいだろうと※、机はSブースのサイズぴったりの横幅180cmのものを借りました。
原画も展示したかったので、今回はじめてパネルパーテーションを使用。原画の前には高さのある作品は置かず、平置きすることで展示を邪魔しないように工夫しました。
※隣の人のブースは隣の人のもの。そのためブース内を出入りする時は、自分のブース内からが鉄則。なのですが、両側に人がいるのにブースの横幅ぴったりの机を入れたりすると、出入りができなくなり、机の下をくぐることに・・・。出入りのしやすさも考えて、ブースレイアウトを組みましょうね!
レイアウトをシミュレーションしてみる
「配置」だけ決めたら、実際に机を使ってレイアウト案をつめていきます。
用意する机は普段使っている机でOK。ただし実際の横幅や高さを確認するために行うので、横幅や高さが違いすぎる机を使うときは要注意です。
我が家の机(↑)は横幅が120cmぐらいしかないので、実際に使う机を2分したり3分したりしてレイアウトを考えています。上の写真をよ〜く見ると、右端に定規が置かれているのですが、机の端から定規までが90cmです。
90cm×2でレイアウトを考えているので、左半分のレイアウトも考えます。
今回はミニ原画の新作を複数枚描いたので、ミニ原画メインのレイアウトにしようと考えました。180cmの机を借りたとき、「右半分がグッズ、左半分が原画」というイメージでレイアウト。統一感があると見やすいかな?と思って。
当日もレイアウトを微調整する
準備したレイアウト案を元に、設置していきます。
デザフェス当日もレイアウトは微調整していきましょう。「自宅で組んだときはこうやって配置したけど、ここに置いた方が見栄え良さそう」などなど、臨機応変に!
写真(↑)は1日目のものです。
写真(↓)は2日目のもの。
微妙に配置が変わっております。1日目に原画を1つ購入いただけたので、『心臓猫』を後ろのパネルに移動しました。そしてミニ原画もいくつか購入していただけたので、1枚1枚手描きの『HEART GIRL』が目立つように中央へ配置。
1日目に比べると、少しだけ派手になりました(↑)。
トライ&エラーが大切です
デザインフェスタにてSブースに出展する場合の流れをご紹介しました。
もちろん展示・販売する内容は人によって違いますから、これと全く同じ流れである必要は全然ないんですが、レイアウトづくりの参考になれば幸いです。
最後に、レイアウトづくりに限らず、あらゆるものは試して失敗することが大切だと考えております。わたしは「失敗しないと成功しない」とすら思ってます。色々挑戦してみてください。
偉そうなことを言いましたが、デザインフェスタ等イベントに出展する方、ぜひとも楽しんでくださいね!
では。
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