はじめに
わたしは生まれてから大学4年生になるまで、東京都青梅市で過ごした。青梅市の自宅から高校・大学へ通うのは大変だったが、青梅は居心地がよかった。
とはいえ、遅れた反抗期を迎え、一人暮らしを経験したかったわたしは大学4年で研究室へ所属したのをきっかけに青梅から出た。
4~5年青梅から離れ、このたび再び青梅に戻ることになった。
青梅市について
引用元:青梅市 Wikipedia
知ってる人は知っていて、知らない人は「どこ?」となるエリア、青梅。
しかし、知っている人の決め台詞はこれである。
「え?青梅って東京なの?」
もちろんこれはギャグであるが、ほぼほぼ仰る通りであり、天気予報などは東京都心の天気を見るより山梨のほうが信憑性が高い(個人の感想です)。
そんな青梅市。東京都西部の西多摩地域最大の市である。2018年4月の時点で、総人口は135,249人。地元民としての自覚が薄かったため「まあまあ人いるな!」と驚いた。
引きこもり系フリーランスと青梅の相性
青梅の魅力を語ろうと考えたが、まず表題の「引きこもり系フリーランスとの相性」二ついて書いていこうと思う。青梅で1ヶ月ほど過ごしてみて分かったことがいくつかある。
なお結論から言うと「引きこもり系フリーランスに青梅は最高」である。
めっちゃ静か
もちろん人によっては「ちょっとざわついている場所じゃないと集中して仕事できない」なんて人もいるだろう。が、わたしはとにかく静かな環境を好む。
青梅はめっちゃ静かである。
静かといっても静まり返っているわけではない。虫と鳥の声がする。風が吹けば、草木がさざめく音がする。…風流かよ!!!
心穏やか~な状態で仕事したい人にはたまらない環境だ(ただし少し涼しくなると、暴走族がやってくる。が、それはそれで季節の変わり目を感じられる)。
ちょっと歩けばすぐ自然
これは我が家の立地が関係しているが、我が家からちょっと歩くと川がある。
なおこの写真(↓)は、台風がきた翌日の川の様子。川幅がアホみたいに広くなっていた。
家から出なくても川の流れる音が聞こえる。ちょっと歩けば、鬱蒼とした緑にぶつかる。人里と自然の距離が近い。だから気分転換に最適、マジで最適。
自然の豊さでいえば、奥多摩のほうが豊富だし、アウトドアな人達は青梅を素通りし奥多摩へ行ってしまうことが多い。
が、引きこもり系フリーランスのような「インドアだけど自然が好き。がっつり運動したくないけど、自然に触れたい」という人には、青梅が最適だ。
ちょっと離れればエンタメも
まあ、間違うことなき「田舎あるある」なのだが、車で15分走らせればイオンがある。でも電車に30分揺られれば立川に着くし、1時間揺られれば新宿に着く。電車で10分のところに大きな図書館もあるし・・・
そう、ここは田舎だけど東京。
「奥地すぎて何もねえ・・・」という絶望感はない。ちょっと離れればエンターテイメントに触れることは容易い。なのでアクティブな行動を取る必要のある仕事が入っても、出かけることに抵抗はない。
まあ、確かに「ちょっとそこまで」に車を使う時点で、田舎なのは事実なのだが。
逆に相性悪い人
青梅と相性が悪い人ってのは以下の通り(個人の感想です)。
- 青梅で暮らす<都心で働くな人
- のんびりした空気に飲まれるのが嫌な人
- 何もない感を楽しめない人
- テキパキした空気を味わいたい人
びっくりするほど空気がのんびりとしているので、都心のせかせかした空気を当たり前に味わっている人にとっては、時が止まって感じる地域。それが耐えられない人にはきついと思う。
あと「青梅 暮らす」で検索すると、結構上位に「宗教絡みのネタ」があがってきたり、ガラの悪さに関する記事が表示される・・・否定はできない。いなくはない。でも、当たり前ですが、そうじゃない人だって全然いる。
が、やっぱり田舎特有の人付き合いに抵抗がある人には、相性悪いかもしれない。
ただまあ、あまりコミュニケーション能力の高くないわたしが、なんの問題もなく20数年間生きてきた土地。そもそも人付き合いなんて、こっちが想像しているほど自分に興味を持ってくれている人の方が少ないもん。
だからまあ、それだけがネックで「青梅 暮らす」に足踏みしている人がいたら、コミュ力低めなわたしがお相手しますよ。密な人付き合いせずに青梅を楽しんできた人代表ですから笑。
生粋の引きこもり系フリーランスなら
青梅、おすすめ。
「引きこもり系」とは名乗っているものの、薄暗い部屋でPCカタカタするのは好きじゃない。暖かい日差しを浴びながら、のんびりした空気の中で「頑張るぞー」って仕事したい。
そんな引きこもり系フリーランスに、青梅は優しかった。
「20数年青梅で過ごす→5年新宿→また青梅」って結構地元好きなのかもしれないなあと思う今日この頃。今後も時々青梅ネタを挟みますので、興味のある方はご一報を。
ご案内しますよ!
では。
◆本日の一冊◆
わたしは「東京の庭」の住民なわけです。この本、深呼吸できる感じで最高。