こんにちは、齋藤吐夢です。
ちょっと前に『LEGO(R) ムービー(字幕版)』をみたことがあって。
その時は「みたことないから」という理由で、大して期待もせずに観たんですが(ひどい)、まあ、予想以上に面白かった笑。
その前例があるので、若干期待したんですが、やっぱり面白かった笑。
レゴ®️バットマン赤裸々レビュー
もちろんね、やっぱりおもちゃで出来た映画なので、ハラハラ感は薄れます。よくあるシーンで、人が落下するシーンあるじゃないですか。レゴだとねえ、「レゴだしなあ・・・」ってなる笑。
ただレゴだからこそできる演出もあるし、おもちゃなのに(だから?)ワクワクしますよ!
ざっくりあらすじ
宿敵ジョーカーは執拗にバットマンを狙うが、バットマンのある一言が、ジョーカーの新たな悪巧みの火種となってしまう。
ある日ブルース・ウェインとしてパーティーに招待されたバットマン。パーティーでは新たな警察本部長・バーバラによる「バットマンに頼らない新体制」を発表されてしまう。そこへジョーカーがやってきて・・・
ブラックジョーク満載
映画が始まった途端、映画やレゴ®️、コミックスやら何やらを”おちょくった”ような発言が飛び交います笑。
そう、この映画、ブラックジョーク満載です。
いや、多分、映画的には「ジョークで済んでる」と思ってるはず笑。
だけど、ほら・・・あるじゃないですか。映画オタクの、オタクならではの、ジョークの効きすぎたオマージュ。あれって、もはやブラックじゃないですか笑。あんな感じ。
一個紹介するとなると、あれかな。バットマンの屋敷に入るためのパスワード。
「くたばれ、アイアンマン」
表情豊かで驚く!
予想以上に表情豊かだったのも、この映画が面白かった理由の一つ。作中のレゴの動きは、コンピューターで動かしています。ストップモーションアニメではなく、CGアニメーション。
ただ『LEGO(R) ムービー』では、実際にブロック同士が合わないと組み立てられないようになっていたみたい※。なんだ、そのマニアックなつくりかたは笑。
でも、シンプルなおもちゃが感情が芽生えたような表情と動きをするので、危うく感情移入しかけました。
映画冒頭、バットマンVSジョーカーで、2人が対面し話すシーンがあるんだけど、その時の”ウルウル顔”のジョーカーは必見笑。
※参考文献
思った以上に”映画”だった
あと驚いたのは映画の演出・表現。
CGアニメーションだから、”撮り方”って言葉を使うのもおかしいのかもしれないけど・・・引きの絵の撮り方とか「実は孤独なバットマン」を表現する方法とか、純粋に映画として「あ、この演出面白い!」って思えて。
役者陣や美術が全部レゴってだけで、ちゃんと映画なんだよね。
レゴだから生じる難点とは
ただもちろんレゴだから生じてしまう難点もある。冒頭でも話したけどスリルは感じにくい。例えば、
- 空中戦
- 爆破シーン
- 人が落下するところ
なんかは、生身の人間が演じていない分「多分落ちても大丈夫なんだろうな」と思ってしまう。レゴムービーは子供向けだから(内容は全然子供向けに思えないけど笑)、血も出ないし、凄惨な暴力シーンもない。だから安心しちゃう。
それから、終始バットマンが特徴的な声(低くてボソボソとした話し方)で話すので、ちょっと飽きる。台詞が多いシーンは映画の印象がダレてしまう。
オタク愛満載の映画だった
それでも見る限り、普通に楽しめたし、なんせオタク愛満載だったので心地良かった。
- レゴ
- 漫画
- アニメ
- 映画
その全てに愛があふれている。
特にキャラクター。バットマンの悪役とか、古い映画の悪役。登場するレゴキャラクターの中に私の知らないキャラがいると「うわ〜、私こいつ知らない。悔しい!」ってなる笑。
レゴバットマンに登場したキャラクターの映画や原作コミックスを探して、きちんと鑑賞しなければ!と思わせるほど、ほんの一瞬しか登場しないキャラクターにも愛を感じる映画だった。
では。
◆本日のレゴ◆
小さな頃によく遊んでました、レゴ。いまだに遊びたい笑。
(↑)祖父母の家に置いてあったやつ。
(↑)映画のレゴも遊べるぜ!