※2018年6月15日更新
過去を振り返っても逃げてばかり。
けれど、逃げたからこそ得られたものもある。
逃げてばかりの人生を送ってきました
思い返すと、逃げてばかりの人生である。
先生に叱られたくないから、何事もなかったようにその場から逃げ出す。告白されるのが嫌で、さりげなく逃げ出す。嫌なことがあると逃げ出し、問題に直面すると逃げ出し、取り乱しては逃げ出し・・・真っ向勝負に臨んだ記憶がほとんどない。
逃げることによるデメリット
- 失敗を乗り越える経験が生まれない
- ビビリになる
- 人からの信用を失う
- 信頼関係が崩れる
などがあげられる。
「失敗は成功のもと」と聞くが、まさしくその通りだと思う。そして「逃げ癖」がついてしまうと、なかなか失敗体験ができないので成功しにくい。
逃げることによるメリット
ただし、メリットもあると考えている。
一番のメリットは「判断・決断のはやさ」ではないだろうか。このまま逃げずにいると、そこへ埋もれてしまい身動きがとれなくなってしまう。そうなる前に「逃げる」という判断は、時に自分を助けることにもつながる。
「このままじゃダメになる」という時に、「逃げる」を選ぶことは決して悪いことではないはずだ。
「逃げ癖」はなぜ生じるのか
これはわたしの例なのだが、わたしは逃げる度、罪悪感を感じる。
「逃げちゃいけない」と思いながら逃げてしまい、逃げる度に後悔する。そのくせ、真っ向から立ち向かわない。これは非常にタチの悪いことである。
「逃げ癖」のある人の過去
わたしが「逃げるくせに罪悪感を感じる」というタチの悪さを自覚した時、「自分を否定され続けてきた過去がある」ということに気づいた。
身近な人から否定され、ことあるごとに否定され、問題に直面すること自体に強い不安感を抱くようになっていた。「どうせ」「でも」が口癖で、何かあると、すぐ否定的な考えが頭に浮かんでしまう。
自分で浮かべたネガティブな考えのくせに、それが現実になると思い込んで、逃げる。
参考文献URL:逃げ癖がある人の心理や原因と改善・克服方法
逃げることは恥である
一躍話題となったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。ハンガリーのことわざなのだが、ことわざ通り「逃げる=恥」なのだと思う。この考えは、きっと覆せない。
「逃げる」ことでメリットが感じられたとしても、後ろ指をさされ、時には非難されるかもしれないリスクを背負う必要がある、ということだろう。
否定され続け、問題に直面できず、逃げても恥を抱え・・・というネガティブ思想なループに入るとなかなか逃げ出せない。
「逃げ癖」を抱えているのに、逃げ出せないのはこれ以上もない苦痛である。
「逃げ癖」のある人に未来はあるのか
「未来はあるのか」という問いに対しては「ある」と考えている。
「逃げる=恥」が覆せない手前、否定も肯定もしにくいが、「逃げ癖」のある人自身が「それでいい!」と強く思えるなら、それでいいじゃないかと思う。
ただしわたしの場合、
自分の「逃げ癖」を受け入れた分だけ、
他人の「逃げ癖」も受け入れる。
を心に決めている。
「自分が同じことをされても、恨みっこなし」だ。
誰かがわたしの前から逃げても、わたしにそれを責める権利はない。「逃げられたくないのなら、自分も逃げるな」を掲げることにした。
「逃げ癖」のある人に未来はあるのか。
あなたはどう思いますか?
では。
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