こんにちは、齋藤吐夢です。
つい最近お家の事情で、愛で続けることができなくなったぬいぐるみ達を数十体、寄付しました。悲しかったけれど、いつまでも仕舞われているぐらいなら、と決心しました。
※寄付で利用したのは、ECO to SHIP(良いことシップ) | 不用品のリユースと寄付です。丁寧に対応いただき、気分良く寄付することができました。感謝。
が、しかし!我が家にはまだまだ沢山のぬいぐるみがいて、彼らのもふもふ、ふわふわとした質感に癒され続けているのは事実。
恐らく、この世の中には、私同様ぬいぐるみを愛で続けてやまない、ぬいぐるマー(?)が沢山存在するはずです。
そんなぬいぐるマー必見の1冊、発見しましたよ!
愛されすぎたぬいぐるみたち
いや〜、もう表紙からして可愛過ぎませんか。この薄汚れ具合といい、少し情けない顔つきと良い。本当にタイトル通り、愛されすぎた感満載です。
本屋でたまたま見かけたのですが、もう一目惚れ!中を開けば百目惚れ(?)です。
ぬいぐるマーではない人から見れば、ただのおんぼろのぬいぐるみかもしれません。ぬいぐるマーからすれば、その年季すら愛の対象です笑!
(ただし、人の愛されすぎたぬいぐるみを手渡された場合は、やっぱりその年季に戸惑うのも事実ですが笑)
哀愁漂う写真がたまらない
もうね、ビックリするほど哀愁たっぷりです。いや、全身全霊で愛を受け止めたぬいぐるみ達を一挙に見ることができるこの本は、本当に貴重な一冊だと思う。
古着や時計のように”アンティーク”と名付けるには、のどか過ぎて、かといって”ぼろ”と名付けるには、愛が深過ぎます。
片目が取れてしまったり、子供だけでなくワンちゃんにも愛されてしまってズタボロなぬいぐるみも掲載されていますが、どのぬいぐるみの表情も何だか穏やかです。
長年、ぬいぐるみを愛でるとですね。愛着が湧きすぎて感情移入してしまうんですが、ホントにね、表情があるんだな、モノにも関わらず。
我が家で細々と暮らすぬいぐるみ達も、何だか顔つきが特徴的で、可愛らしいのですよ!どうですか?!我が子達です笑!!!
ストーリーが愛おしい
あとこれは”本”だからこそ出来ることだと思うのですが、ぬいぐるみに寄せられたストーリーが本当に愛おしくてなりません。
帯、背表紙に描かれているストーリーは、ある夫婦の、亡くなってしまった大切な友達が持っていたぬいぐるみを、大事にしているというお話なのですが、もう、たまりません。
大切なものをずっと手放さずにいるストーリーも、大切なものが誰かに引き継がれるストーリーも両方素敵で。
ストーリーに関しては、ぬいぐるマーでなくてもオススメできる。モノを大切に扱い、長く使い続けることの大切さも学べると思う。
ちなみに私の家には、私が幼稚園に入る前に両親から買ってもらった(実際は、精算前にこの子を抱えて私が脱走したため、慌てて買ったものらしい)ぬいぐるみがいます。
ンガワイイイイいイイイ(可愛い)!!!
あと大学と漫画もやしもんの影響で”微生物”のぬいぐるみもいます。
可愛いナリして、ピンクに至ってはO-157(決め台詞は「かもしてコロスぞ」)だからね笑。
モノだけどモノじゃないのです
確かにぬいぐるみはモノです。私が勝手に感情移入しまくっているだけで、本当はただの布に綿つめただけのものなんだと思います。もちろん、私にはそうは思えないのだけど笑。
でも大切にしているモノ、思いの詰まったモノは、最早モノじゃないんだな〜って思う。
例えば私の好きなサービスにこんなものがあります。
ぬいぐるみ専用の旅行代理店。
私は元々旅先にぬいぐるみを持参して、一緒に旅するのが普通だったのだけれど、このサービスを見れば、ぬいぐるマー以外の人の知らない世界が広がっています。
愛されすぎたぬいぐるみは、ただのモノじゃない。
ぬいぐるマー以外の人も、ぜひ見つけたら読んでみてね。
では。
◆本日の一本◆
寄付を思い立たせてくれたきっかけでもあったりして。