こんにちは、齋藤吐夢です。
※2017年4月更新
私はでのライター業やこのブログ、絵描きなど、自分のやりたいことで得られる収入が、私が満足できる額になるよう楽しみつつ頑張っております。
私が目標とする金額があまり高くないので、私は年収が低い部類に入るのでしょう。
そんな中、お世辞にも高いとは言えない年収で、楽しい生活を送っている人がいます。
好きなコミックエッセイを通して、年収と生活の豊かさについて考えます。
年収低いが不満はない
正直、年収が高いに越したことはないです。
でも今の年収は低い。
でも。
お金があるからこそ欲しいものがあるわけでもないので、今の生活は必要十分です。だから年収は低いけれど不満がない。
もちろん大学院を卒業後、すぐにこの生活になったわけではありません。社会人経験があったからこそ、今の安定していない生活でもなんとかなる。だって貯金がある。
この貯金も、私が「もらった給料でコレが欲しい!」といった欲がなく、使わずにいたらドカドカ貯まったというのも、とても有り難い話ですが。
年収と生活の豊かさは人それぞれ
今回私は紹介したい一冊の本のために、こんな話をしていますが、もちろん”年収と生活の豊かさ”における価値基準は人それぞれです。
正直「世の中、金」なのかなあ、と思うような出来事はいっぱいあるし、正直「ないよりある」が良い。お金あれば、嬉しい。
だから「年収が低くても、幸せになれるよ!なろう!頑張ろう!」みたいなことは言いませんし、言えません。
ただ私は「年収という肩書きに振り回されて生きる必要はなさそう」と思えたのでこの本を紹介したいのです。
『年収150万円一家 節約生活15年め』
森川弘子さんは漫画家、旦那さんはSF作家。娘が一人。フリーランス同士なので、収入は安定しません。
それでも「楽しそうな生活!」と感心するほどの生活力。
けれどもここに登場する生活の知恵は、無理矢理行う節約術ではない。むしろちょっと挑戦したくなるような”遊び”のような生活の知恵だと思いました。
いくつか実践できていた
森川さん家族が実践している生活の知恵は、私もいくつか実践できていて、むしろ至って自然にやってきたことだから、節約術として活用できるなんて知らなかった笑。
一緒にお風呂に入る
夫婦でも「裸の付き合いには抵抗がある」って人はいると思うから万人受けはしません。でも一緒に入ると、ムダなく水を使うことができます。
ありがたいことに(?)洗う順序や洗うのに時間をかける部位が互いに違うため、お湯を必要とする時間が絶妙にずれます。だからお湯の取り合いは発生しない笑。
夫がひげ剃りに徹している間に私がシャワーを使ってシャンプーを流し、私が流し終わったタイミングで、夫は剃ったひげを洗い流しています。
料理に工夫で、洗い物を減らす!
私は食器洗いにあまり時間をかけたくないので(洗い物は得意だけど嫌い!)、出来る限り少ない調理器具で料理を行います。
調理器具どころか、料理のレパートリー自体、少ないけど笑。
「栄養バランスがOKなら、品目少なめ具材多めでOK」としているので、大鍋に具沢山味噌汁を作って、夜・朝・昼分をまかないます。
森川さんのコミックにもありますが、大量につくった料理は毎日工夫しながら食卓に出すことで洗い物が減る!
カレーなんかはアレンジありきの食べ物です笑。
トマトやチーズを足して味に変化をつけたり、森川さん直伝のアイディアによれば、鍋に焦げ付いているカレーは、水を足してこそげ落としながらスープにする・・・。
毎日工夫すれば、意外と同じものが食べ続けられるものです。
米のとぎ汁を活用
米のとぎ汁ってそのまま排水すると環境に悪いって聞きますよね。
でもその理由をよく知らない・・・笑。
植物に与えると良いって聞いたんですが、水のあまり要らない植物ばかりで活用できず笑。
しかしこの本で紹介されていたものを見て、なに?!となりました。森川さんの家では、米のとぎ汁を使って料理をするんです。
「ビタミン豊富なとぎ汁が、体に悪いはずがない」という発想から料理への利用を決めた森川さん。スープに使うとコクがアップするとのこと。
というわけで、とぎ汁を使ってお味噌汁をつくり始めたのですが、これがウマい!!!
とぎ汁なので、沸騰するとアクが大量に出て、見た目にはとてもおぞましくなるのですが笑、私は混ぜ込んでがっつり飲んでます。
まろやかさが増しているような気がします。まあ・・・単純にとぎ汁を使ったところで、味が劣化するわけでもないからって理由もありますが笑。
お金への意識を変えよう
でもまずはやっぱり、年収と生活の豊かさを決める要因の一つには、お金に対する意識が挙げられるかもしれないな、と思ったり。
収入・支出を把握できてなかったら、そもそも年収○○万円を意識することすらできないだろうし。
やっぱり自分自身のお金に対する意識の違いで、節約が苦しいのか、当たり前の習慣になるにかが変わる気がします。
この本を紹介したい本当の理由
最後に。
最後にこの本を紹介したいと思った本当の理由を書きます。
とはいえ、全然別に大それたソレではないのですが笑。
この作品は森川さんの初作ではありません。続編です。けれど、この続編を手に取った理由は「これしか手元になかったから」ではありません。
節約生活15年め
とあったからです。
結局年次がモノを言うんか〜い!とも思わなくはないですが、この節約生活が15年目ってのは、やっぱりアッパレだと思いませんか?
やればできるってことです、何においても。
節約生活そのものを、楽しみながら続けていたら、15年経ってたってだけなんだろうな、と思って。
やればできる。
年収と生活の豊かさのことを考えた時、年収をあげることを考える人もいるかもしれないし、豊かさの基準を下げる人もいるかもしれない。
でもどっちを選んでも、やればできる。
やらなきゃできない、ただそれだけのことで。
あなたの抱く”年収と生活の豊かさ”の価値基準はどんなものですか?自分の望む価値に、自分の身を置けそうですか?
工夫次第で、何だって出来ることを、森川さんが証明してくれたと思うのです。
では。
◆本日の一冊◆
美味しいアイディア料理満載。