こんにちは、齋藤吐夢です。
無職、という響きに何を感じますか?
私はどうしてもその”無”という表記に、秘かに恐怖を感じます。
圧倒的虚無感。
無職の定義って何?
無職の定義を知りたくなった経緯については、すぐに話始めますが、まずはその定義について調べてみました。
無職とは、定まった職業に就いていない、
または会社に所属しておらず、仕事が無い状態を指します。
広くは仕事に就いていないといった意味合いで使われている。
最近では、『無職』という言葉に対するネガティブなイメージを嫌い、
若者の間では『フリーター』や『家事手伝い』などと表現されている場合もあります。引用元:無職とは - コトバンク
なるほど。
"会社に所属しておらず"の部分が該当したために、私は今回するお話で”無職”認定を受けた・・・のだと思う。
さて、今回職務欄が”無職”となった手続きは、国民年金保険の口座振替手続きによるものです。
この手続きについてはじめに一つ、ある”初体験”についてお話させていただきたい。
初めての国民年金催促
それは、国民年金を催促する電話がかかってきたということ。
知らなかったのですが、0120-925-997という電話番号から夜中8時半くらいに電話がかかってきまして。
基本的に知らない電話番号は出ない上、電話が大の苦手な私はそれを例のごとく無視したのですが、知らない番号について調べてみると、こんな記事を見つけました。
0120-925-997 から電話がかかって来たら要注意【無視はダメ】 | 国民年金がよくわかる「ねんきん!」
無視しちゃったよ笑。まあ、要するに「払いなさ〜い」という電話な訳ですが、催促初体験です。電話を受けたわけではないものの、精神的にやられる経験となりました笑。
もちろん私は滞納常習犯ではありません!
電話のかかってくる1週間前に、納付書を郵送でしっかり受け取り、元々口座振替で全納するつもりでした。
が、催促だと知ると、年金への現実感が増すね笑。
口座振替の手続きへ行った
とまあ、このような経緯から口座振替の手続きをしに行ったわけですが。当然のように会社に勤めていれば、年金保険料は会社が給料から天引きしてくれていたわけで。
「国民年金の手続きお願いします」
と言えば
「自営業の方ですか?」
と答えられるのは当たり前っちゃ当たり前で。「はい、そうですよ〜」という返事から世間話の中で、クラウドソーシングサービスで稼いでます〜なんて言ったりして。
職務欄が”無職”だった
そうしているうちに手続きが進み、何度か修正箇所(というかチェックし忘れ、判子押し忘れのご指摘)を受けている時に気づいたのです。
職務欄が”無職”だったことに。
私はその瞬間、クラウドソーシングで稼いだお金に浮かれて、自分が無職だって忘れてたなあ〜という気持ちと、え?私無職なの?という戸惑いが一緒くたにやってきて、
複雑な気持ちになりました。
その後色々と、他の銀行関連の手続きについて質問もしていたのですが、頭の中は"無職"の二文字でいっぱいでした。
私は本当に無職なのだろうか
先に紹介した定義によると、
無職とは、定まった職業に就いていない、
または会社に所属しておらず、仕事が無い状態を指します。引用元:無職とは - コトバンク
とあります。
私の中で、クラウドソーシングを介したライターとしての仕事は”定まった職業”だと考えています。
だってライターは立派な仕事の1つだし、そもそも定まっていない職業って何だ?!と思っています。
だから私は本当に"無職"なのか?と思いました。
突然私が事故に遭って、死んだら、「齋藤吐夢 26歳 無職」と書かれるのでしょうか。
もちろん銀行で手続きするアレコレ、例えばローンとか、は社会的信用(これもいささか不透明なものに感じるけど)がないと組むことができません。
ということは、私のやっているライターという仕事(厳密に言えば?在宅ライター)は”無職”に値して、社会的信用がかなり低いのか・・・とショックを受けました。
いや、収入が私の力量で大幅に変動して、安定する職じゃないことくらい分かってますよ。
分かってますけど、
すごく腑に落ちない。
省かれたような気分だった
今回の国民年金における初の催促電話から通じてそうですが、別にそんなこと誰も言ってませんが、やっぱり会社に勤めている方が”偉い”んかのう。
私は最近収入が安定してきたし、作業効率もアップしてきたと自負している。やりたいことをやりつつ、音楽聞いたり、好きな時間に仕事をして、稼ぎも増えている。
だから貯めてきた貯金で、稼ぎが少なかった時にも公的な保険料は払い続けてきたし、めんどくさがりとは言え、退職後に必要な手続きはしっかり踏んでいる。
だのに、初催促に”無職”表記というダブルコンボを受けて、不安定は断固NGな世の中に軽く恐怖を感じた。
むしろ”無職”の二文字より恐怖だ。
時々、社会的弱者に関する記事を目にする。私の知らない世界がそこにはあって、だけどその世界は知っている世界なんかよりもっと身近だった。
そこへ救いの手が差し伸べられているようには、
とても思えない。
”無職”だったことについて
とりあえず「地味に、精神的に地味にへこんでしまったんだ・・・」って話がしたかったんだけど笑。
でも実際ライター仕事で、国とお金について情報収集をしていたら、虚しくなることがある。
全然、悪だと指差し、全力で批判する気はないが、益々貧富の差は広がっていくのだろうな。それと同時に教育の差も。
そしてどんどん貧しい人が何も理解できぬまま、金や制度に苦しめられながら生きていくのだろう。
ありえなくはない。
私は"無職"なのだそうだ。
何を基準にした普通かは私にも分からんが、いわゆる”普通”の人から見れば、私こそが社会的弱者なのだろうし、無職に変わりないし、定職に就かずフラフラやってる人。
なのかもしれない。
でも、なんかやっぱり腑に落ちないんだ。
では。
◆本日の一冊◆
だから悔しくてコレを読んで、立ち直ります。