※2022年1月6日更新(2016年11月27日に書いた記事を、2022年の私が書き直す)
そもそも生産性ってなんだよ
巷で聞く「生産性」という言葉。辞書にはこう記されている。
生産過程に投入される生産要素が生産物の産出に貢献する程度。
巷でよく聞く「生産性」は、Wikipediaに記載された概要の方が当てはまる気がする。
生産性とは、経済学で生産活動に対する生産要素の寄与度、あるいは、資源から付加価値を産み出す際の効率の程度のことを指す。
引用元:生産性 - Wikipedia
“生産要素の寄与度”と“資源から付加価値を産み出す際の効率の程度”てところが特にね。
※2016年11月時点の私は、しっくりくる「生産性」の説明に、日経ビジネスの記事『第2回 「生産性を上げる」とはどういうことだろう?』より、”それは、事業の目的である『顧客が喜んで購入したい価値』の高め方を全員で考え抜き、それに貢献しない業務、時間、コストを徹底的に排除する勇気のことである”の一文を引用しているが、この記事でテーマとする「生産性のある趣味」に用いられる「生産性」はWikipediaの記述の方が合っているように思う。
「生産性」において大事なのは
初めてこの記事を書いた2016年から2022年に至るまで、私は一貫して、「生産性の有無よりも、そもそも何を産み出したいのかが大事」だと考えている。何を産み出したいのかが明確でない限り、生産性の有無について話し合うのは難しいんじゃないか。逆に何を産み出したいのかさえはっきりしていれば、生産性のないもの、生産性のない趣味なんてものはない、と思う。
とはいえ、まあ、「生産性のある趣味おすすめ3選(+α)」と書いてしまったので、私が考える「生産性のある趣味」について以下に記載する。
でも、あまり構えずに読んでほしい。
2016年以前の私は「自分の行動は生産性がないのでは」と思い悩んでいた。そんな私が「産み出したいものができれば、生産性のない行動なんてなくね!?」という考えに辿り着いて5選書いた。現時点ではそのうち3つが今の私から見てもおすすめで、残りは「元気がある人向け」。
でも、どれも無理するほど大変な趣味ではない。実際には「やりたいものがあったらやろう」の姿勢で取り組むのがおすすめ。
生産性のある趣味おすすめ3選
1.散歩
私が書くよりも納得しやすそうな記事を以下にまとめる。
上記における生産性向上の背景には“経済押し上げは死亡率の低下を受けたもの”とある。ウォーキングという適度な運動が、健康に影響を与え、そのことと生産性向上につながりがあるってことだろう。ざっくりとした概要になっちゃってごめんね。
上記のほうが「散歩=生産性のある趣味」に納得できるかと。散歩という習慣が、天才と呼ばれる人たちにもたらした効果について書いている。実際、散歩するとリフレッシュできるし、街や公園を歩いていると、今まで目に入ってこなかったような情報が急に飛び込んできたりして、新しい知見を手に入れることができたりする。それを自分が産み出したいものへのアイデアにしたり、産み出したいものそのものにしたり、と活かすことができれば、それはもう「生産性がある」ということになる。
2.読書
読書も散歩同様、新しい知見を手に入れることができる趣味といえよう。
ちなみに、生産性がある自分になるために、自己啓発本やビジネス関連の書籍を読む必要は「ない」と考えている。小説だっていいじゃん。エッセイだっていいじゃん。読む本に登場する人の考え方や趣味を知って「面白そう」「やってみよう」などと思えるなら、それはもう自分の糧になる。そうすれば「生産性がある」といえるはず。
もちろん自分が読みたいなら、自己啓発本やビジネス関連の書籍も楽しいよ。
個人的におすすめしたいのはこれ(↓)。
私は小さな頃から読書好きだったが、夫は私と出会ったことで読書に興味を抱いたという。で、二人で「学校の教科書に載っているような名作を読み返してみたいね」と購入した本なのだが、まあ、いい。読みやすい文量、それでいて名作揃い。「一般教養」をあらためて蓄積している感じである。
この本との出会いがきっかけで、昔苦手だった科目、興味が湧かなかった科目に向き合い直したいと思い、私は今、こんな本(↓)も読んでいる。
なぜなら、私は小中高大と一貫して「歴史」が大嫌いだったから。しかし仕事の関係で、学校で習う歴史、すなわち「一般教養」が必要となり、私は焦った。そんな時、歴史の授業が好きだった夫が「これ、わかりやすいよ」と勧めてくれたものだ。大まかな歴史の流れを掴むにはもってこいである。おかげで歴史に興味を持ち、知りたい情報を深掘りするために、新たな本を探しているところだ。
3.料理
この趣味は、個人的には「生産」以外のなにものでもないと思っている。だって食事を「産み出す」わけだから。そこに作った料理を食べる人の有無は関係ない。自分が自分のために作ることも「産み出す」ことに変わりはない。
……が、上記2つ以上に語れないのは、私が「料理」を好きではないから。すみません……。
+α 誰にも文句は言わせない!
最後に、生産性の有無について「誰にも文句は言わせない!」と思えるような趣味を紹介する。それは、なんと、「仕事」である。
もう少し掘り下げていくと「副業」である。クラウドソーシングサイトを活用した副業を趣味にしてしまうのはいかがでしょうか、ってな話である。例えば、絵を描くのが趣味な人が、クラウドソーシングサイトでイラストを描く仕事を得る。イラストと引き換えにお金を得る。これはどこからどう見ても生産性がある。
隙間時間にアンケートに答えてポイントやお金を稼ぐ、体験談やレビューを書いてお金を稼ぐ……内容に関わらず、隙間時間を有効活用した時点で生産性があると思うし。
これを「生産性のある趣味」としておすすめした理由は、「自分には生産性がないんだ……」と落ち込んでいた私が、クラウドソーシングサイトを活用して少しずつお金を稼げるようになったから。しかもその内容は趣味として続けていた、大好きな書く・描くことで、それが自信につながった。
仕事を趣味とすることに「うへー」と思う人もいるかもしれないが、こんな風にして「生産性の有無」に向き合うことができるんだよ、と2016年の私は伝えたかったのだ。もちろん、2022年の私も同じこと思ってるんだけど。
生産性のないものなんてない
と私は思う。
ていうか、仮に自分のことをよく知りもしない他人から「お前のやってることは生産性がない」と言われようが、自分が「生産性がある」と思えることをやってりゃ、それでいいのだ。自分にとって何かが産み出されていれば、もうそれでよくない?
では。
おまけ
“生産する趣味”は最強。