こんにちは、齋藤吐夢です。
私は中学校の頃から「水曜どうでしょう」という番組の大ファンでした。もう根っからの洋ちゃんファンです。
大泉洋さんが好きすぎて仕方ありません。
そんな大泉洋さんの役者としての評価も高かった映画『アイアムアヒーロー』をようやっと観ることができました。
アイアムアヒーローとは
漫画は普段読まないので、ここはウィキペディア大先生にお任せします笑。
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とはいえ、全く読んだことがないかというと、そんなこともなくて、アイアムアヒーローが刊行された当初は“遊べる本屋”ヴィレッジヴァンガードで立ち読みした記憶があります。
いうなればゾンビ映画です。
↑ファンの方に怒られちゃうかな・・・。
・・・。
ZQN(ゾキュン)映画です。
アイアムアヒーローの魅力
立ち読みしたことのある漫画でも、今回観ることのできた映画でもアイアムアヒーローの魅力は共通していると思います。それがタイトルにも書いた絶望感です。
痛みがリアル
漫画や映画の人体破壊描写ってどことなく現実感がないからこそ、笑顔(?)で観ることができると思うのですが、アイアムアヒーローに登場する痛みはリアルに感じます。リアルといっても、生々しい痛さがウリなわけではなくて・・・
印象強いのは台詞です。
基本的にZQNは相手に噛みつき、血液感染するんですけど、噛みつかれた人達が言う悲鳴が大体
「いてててて~」
なんですよね。
字面にするとすごくゆるいんですが、もしかして本当に人が絶体絶命のピンチに陥ったら笑っちゃうくらいゆるい声出すかもしれないな・・・って想像してしまうのが本当に怖い!
例えば今まで普通に話していた人がZQNに変貌したとき、突然目の敵のように殴り殺すってことはしないと思うんですよ、現実でも。やっぱり一旦「どどどどうしたの?ねえ、一旦落ち着こ?」ってなると思うんです。
その結果噛まれてしまったとしたら、やっぱり「いてててて~」になるんじゃないかな、「ぎゃー!」とか「助けて!」とかじゃなくて、「いてててて」「やめて、やめて」「え、ええ?!」みたいな。
原因が分からない恐怖
原作はかなり進んできて、なんだかSFチックな雰囲気も醸し出しているみたいなんですが、何が発生源なのか、どんな目的でZQNに変貌してしまうのか全然明かされません。映画なんて特にそう。だって2時間だからね!
でもそういう原因が突き止められないってかなりの恐怖だと思います。理由のない殺人ほど怖いものはないし。今まで普通に話していた人が突然血管が浮き出てきて、噛みつこうとしてきたらやっぱ猛烈に怖い。
私なんか想像しすぎて、旦那さんと一緒に寝られなくなりました笑。
こいつ噛んでくんじゃねえか・・・って。
大泉洋さんと有村架純さん
大泉洋さん、良かった~!
ファンだから贔屓めかもしれませんが、予想以上に鈴木英雄(主人公)でした。クレー射撃が趣味で、そのおかげで突然かっこよく見えてくる不思議な主人公なのですが、序盤はZQNに豪快に吹っ飛ばされるわ、なんか情けないわで・・・
ほんと、情けない笑。
だけどそれがいいんですよ。クライマックスの射撃シーンは射撃で疲れた腕や顔つきがいい!覚醒したような演技がもう最高にかっこよくてかっこよくて・・・!
個人的には血まみれの姿が最高です♥
有村架純さんの演じる広呂美ちゃん(漢字わからん)も良かったです。すごくかわいいのにZQN覚醒シーンがしっかりと怖かった。可愛い女子高生の痙攣はマジで怖い笑。有村架純さんのファンでもそうでなくても、あん人は可愛いよ、マジで。
バイオレンス描写が凄い
結構はりきったバイオレンス描写でした。グロかった、というか汚かった。そこかしこに飛び散る赤黒い血。
きったない映画だなあ~と思いました。
褒めてます。
邦画の、しかも漫画の実写化って結構批判も多いじゃないですか。でも予想以上にグロくてゴア描写満載で、万人受けは意識的にしないように作っている感じ。
私の大好きな「映画秘宝」という月刊誌にも特集組まれてましたが、特殊メイクの力の入れようはすごかったみたいですね。頭の中のものがぶちまけられるリアルさをプリンで表現したとか・・・。
一回は観よう!笑
一回は観ることをおすすめします。嫌いな作品、苦手な作品かもしれないけど、一回観て、嫌い・苦手な人は心の底から嫌いになりましょう笑。全然生半可な映画じゃなかった。
正直大泉洋さんが観たくて観たはずの映画なんですが、後半本当にただのホラー映画、ディストピア映画だったので、怖くて仕方なくて、正直頭の中から消し去りたいくらいの描写です。ホラーやゴア描写ダメな人は絶対だめだね、観させるけど笑。
では。
◆本日の一冊◆