【本紹介】何かと疲れるこの時代に読みたい2冊。『しないことリスト』と『20代で隠居』

こんにちは、齋藤吐夢です。

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今の時代、何かと疲れる

 

情報量が多すぎるし、「ああ言えばこう言う」じゃないけど、何言ったって叩かれる世の中です。何だか、どうにもこうにも世知辛いのう。

 

そんな時代だからこそ読んでほしい、2冊の本があります。

 

  

”しない”選択をしてもいい

まず紹介したいのが、「あえて”しない”」に着目した1冊。 

 

私がこの本に出会ったのは、会社に勤めて半年くらい経った時。

 

仕事には慣れたけど、休日は平日に溜まった疲れを癒すのに精一杯。本当にこの生活を続けていて、人生楽しいのだろうか・・・と思い始めた頃に出会いました。

 

章ごとに読めて、読みやすい

この本は4つの章に分かれており、

 

  1. 環境をスッキリさせる 所有しないリスト
  2. 行動をラクにする 努力しないリスト
  3. 意識をラクにする 自分のせいにしないリスト
  4. 人生をラクにする 期待しないリスト

 

となっています。

 

好きな章、共感できる章から読み始めて問題ありません

 

順番に読み進める必要がないうえに、どこから読んでも「前述した〜」とかないから読みやすい!!

 

情報量に惑わない生き方

今の世の中、情報量が多すぎて疲れてしまう

 

「しなくちゃならないこと」のしなきゃいけない、ないないづくし、ないづくしで皆が混乱しながら生きている。

 

なぜしないといけないかが、自分でよくわからないことは、もうやめよう。まわりに理解されなくても、自分で実感の持てることや、自分のしたいことだけをやっていこう」 

引用元:しないことリスト

 

そう思い立ったPhaさんは3年くらい勤めた会社を辞めた。けれど彼にとっての毎日の幸福感は増したとある。

 

とにかくゆるいPhaさんがいい

著者・Phaさんは最後にこう書いている。

 

ここに書いてあることをすべて完璧に実践する人がいたら怖いなと思う。こういうのは適当に読んで、適当に自分に使えそうな部分だけ取り入れて参考にしたらいいものだ。

〜中略〜

まあ思うようにならないのが生きるということだし、適当に諦めて適当にゆるくやっていこう

引用元:しないことリスト

 

しないことリストは執筆したけど、あくまで「やれそうなことだけやる」スタンスで頑張って生きてね・・・的なゆるい放り投げ方で本は終わる。

 

リスト自体の出来の良さにももちろん驚くが、本を読んだだけなのにPhaさんの人柄に惹かれてしまうのも何だか魅力的

 

世離れ人、きままに生きる。

 

週休5日の生活も、やろうと思えば誰だってできる。

 

それを証明したのが大原扁理さん。扁理さんもPhaさん同様、かな〜りゆるく生きていますが、「自分にとって何が重要か」を選択する重要性に気づかされます

 

慎ましく暮らせども、我慢はしない

扁理さんは、かなり慎ましい生活をしているように思えますが、我慢は一切していません。友人とは時々出かけますし、外食だってします。自炊がめんどい時はコンビニ飯。時々タバコも吸う。

 

彼は何かを我慢して隠居生活を送っているわけではない

 

ただ自分にとって重要じゃない何かを削ぎ落としていったら、必然的にこうなっただけであって少しも無理をしていない。

 

だからこそ、この本を読んでいて感心させられるのだと思います。

 

生活に役立つアイディア満載

しかもこの本は、ただただ彼の隠居生活を覗き見ることができるだけでなく、生活に役立つアイディアも満載なんです。

 

私は彼の本のおかげで、重曹が大好きになりました笑。彼曰く、重曹は洗剤として有能で、洗濯機に放り込んでも良し、台所のぬめり取りにも良しと言っています。

 

関連記事:重曹のスゴさを知らないあなたへ!応用力だらけの重曹で、必要十分生活を。

 

食事も禅僧のような食事で、一汁一菜でいいんじゃない?という提案を打ち出しています。後、野草摘みのススメとか。貧乏になっても、乗り越えられる気がします。

 

質素な生活を送っているように見えますが、自分にとってめんどくさいことを排除しているだけで、がつんとしたものを食べたくなったら外食したり、自由気まま。

 

ライフスタイル本としても、オススメできます!

 

何かと疲れるこの時代に

何かと疲れるこの時代、それでもPhaさんと大原扁理さんはゆるやかな毎日を送っています。それが十分垣間見える本。

 

気持ちを高ぶらせるような本ではないかもしれません。

 

でも「こんな生活ができてうらやましい」という感情は芽生えないはず。

 

むしろ「なんだ・・・私にもできるんじゃん。私は好きなように生きればいいんだ」と軽く背中を押してくれる・・・そんな本だと思っています。

では。

 

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