コリン・ファレルは「かっこいいのかどうかよく分からないところ」が、かっこいいと思う。

こんにちは、齋藤吐夢です。

(↑)コリン・ファレルは写真右の人ね。ヒゲ茶髪サングラスの男性よ。

 

最近もっぱらU-NEXT※で映画を見続けています。この間は唐突に夫が『マイアミ・バイス』を選択し、鑑賞しておりました。そしてふと思った。

 

・・・コリン・ファレルは、かっこいいのか?

 

もちろん人によって「この人はタイプ!」「タイプじゃない!」はあると思いますが、私の場合、コリン・ファレルの顔だけ見たときに「かっこいい・・・のか?」ってなります(失礼)。ただ最近、そんなコリン・ファレルにハマっている自分もいて

 

※リンク先の情報は2018年3月時点のもの。最新の配信状況は U-NEXT公式サイトにてご確認を

 

 

コリン・ファレルはかっこいいのか

(↑)男臭い感じの写真を持ってきてしまった・・・笑。

 

フォーン・ブース』で知名度をあげた彼であるが、近年むさくるしい感じが倍増している気がする

(↑)公衆電話でパニクる映画(雑)

 

そして先日『マイアミ・バイス』鑑賞後、私は夫に「なあなあ、コリン・ファレルはかっこいいんか?」と聞いてみた

 

夫「いいんじゃ〜ん」

あまり参考にならない。

 

ただ、そんな質問をしておいて、『マイアミ・バイス』鑑賞後、「あれ?私、もしかしてコリン・ファレル、好き?」状態に陥った。だから、こんな記事を書いているわけだが・・・結論から申し上げる。

 

結論、あの男臭さが良い

かっこいいかどうかよく分からない、とタイトルで書いておきながら、その結論としては、あの男臭さがかっこよさに繋がっているのではないかと考えている。

私が「タイプ!」と思う男性俳優からは、どこか中性的な、女性”らしさ”の漂う部分も感じられるのだが、コリン・ファレルに女性的なものを感じる部分はない

 

男の中の男・・・否、漢(おとこ)である!

そして、それが良いんじゃないかと。

 

例えば『マイノリティ・レポート』

映画の表紙を飾るのは、トム様ことトム・クルーズだが、コリン・ファレルもなかなか魅力的な役で登場する。物語上、予知夢により犯罪が事前に防がれる世界で、トム・クルーズは未来の殺人犯容疑をかけられ逃げ惑うのだが、コリンはそんな彼を追う。

この執拗で、熱血漢で、トムを徹底的に追い込む、絶妙にいや〜な目つきがなんだかゾクゾクするのだ。「かっこいいのか?」と言っておきながら、下手すりゃトム・クルーズを”食って”いるとも思えるほどだ。

 

先述した夫の「(かっこ)いいんじゃ〜ん」という返答をもう少し突き詰めてみると、この映画の存在が明らかとなった。

 

夫曰く、”最後に”コリンが登場するシーンが痺れるとのこと。必見。

 

例えば『ファンタスティック・ビースト』

私の赤裸々映画レビューでは、あまり評価は高くない。

www.tomutomu-corp.com

しかし、今になって思えば、この映画を鑑賞した時点で、私はコリン・ファレルが好きだったのかもしれない

 

むさい見た目で登場するコリン・ファレル。誰がどう見ても「こいつは悪役だろ〜」って感じがムンムンするが、ハリー・ポッターシリーズは「悪っぽい人が悪じゃない」こともあるので(スネイプ先生とか)ちょっと期待してしまう。

 

・・・と、そんなことを言ってもむさくるしさはそのまま。中性的な顔立ちの俳優エズラ・ミラーを精神的に追い詰めるようなシーンもある。おい!そこのむさいの!綺麗なエズラ・ミラーをいじめんなっ!

 

・・・と、思っていたはずなのに。

おかしい、私がおかしい。むさいコリンと、中性的なエズラのシーンをワクワクしながら待っている私がいる。「エズラ・ミラーのファンだから」ってだけじゃなさそうだ。あれ・・・私、コリン・ファレル、意外と好きなのか?

 

例えば『ロブスター』

今見直してみても「???」となる映画なのだが、映画『ロブスター』に登場するコリン・ファレルダントツでむさ苦しく、かっこいいのか疑問を抱く

疑問は抱くんだけれど、なるほど、コリン・ファレルは映画界になくてはならない存在なんだな、と思わされる。

 

恋愛必須な派閥VS恋愛禁止な派閥が繰り広げる悲劇っぽい喜劇(または喜劇っぽい悲劇)の中で、観客がギリギリ感情移入できて、でもやっぱりよく分からない・・・みたいなキャラクターを演じられるのはコリン・ファレルだけなんだろうなって。

 

紹介しといて『ロブスター』は「コリン・ファレルが好き、もしくは好きになれそうなら観て!」と軽く言えない映画なんだけど、コリン・ファレル本領発揮な映画だ。

 

むさくて情けなくて、THE・俳優なコリン・ファレルを観たければ、一度は観ておきたい。

 

現在公開中の映画では

2018年3月現在、出演作『ビガイルド』と『聖なる鹿殺し』が絶賛公開中である。ニコール・キッドマンとの共演作が同時期に公開されるってのも、なんだか面白い。なおコリン・ファレルどちらの映画にもむさくるしさMAXで登場

 

ただ『ビガイルド』に出演する彼からも『聖なる鹿殺し』に出演する彼からも、ただならぬ色気を感じる。

 

物語の設定から、色気ダダ漏れなのは事実だが、う・・・わ・・・エロい・・・みたいな色気を、散々”むさくるしい”と言ってきたコリンから感じるのだ。悔しいが認めざるをえない。かっこいいのか分からないと言っておきながら、彼はかっこいいのだ

 

かっこいいかどうかよく分からない、という感情を湧き出させる時点で、多分、彼はかっこいいのだ。魅力的な俳優なのだ。気づけば、ほら。彼の出演作を結構観ていることに気づくだろう。映画界になくてはならない存在、コリン。むさむさコリン。

 

公開終了までに『ビガイルド』は確実に観なければ・・・

では。 

 

◆本日の一冊◆

コリン・ファレルが表紙の雑誌を見つけたので。