こんにちは、齋藤吐夢です。
「会社員→引きこもり系フリーランス」となった私。だからと言って就職活動をしている人たちに「会社に入るなんてやめておけ」・・・なんて絶対に言わない。
フリーランスにはそれ相応の覚悟が必要で、「会社員よりラク」なんてことは絶対ない。
ではなぜ引きこもり系フリーランスのくせに、就職活動に関する記事を書こうと思ったのか。理由はただ一つ。会社員になろうが何者になろうが
その選択に妥協してほしくないからだ。
妥協だけは絶対にするな
私は大学院在学中に、先輩達から小馬鹿にされるほどクソ真面目な自己分析・業界研究を行った。その結果、順調に就職活動を終えて食品商社に入社。
が、人間関係において「何か違う」が蓄積し、体調を崩す。休職→退職→引きこもり系フリーランスの出来上がりである。とはいえ、私は会社員時代を後悔したことはない。
たまたま「会社勤めが向いてない」ってことに気づいただけで、やっていた仕事は面白かったし、魅力ある世界だった。「とりあえず就職するか」と始めた就活ではない。意味を持って就活し、最終面接に望んだ会社だ。向いてなかっただけで後悔はないのだ。
何者になるかの選択肢は自由だ
社会人になるにあたり「あなたが何者になるのか」、その選択肢は自由だ。会社員でもいいし、パートでもアルバイトでもいい。営業職なのか製造業なのかクリエイティブな仕事なのか、選ぶのは自由だ。
新卒でフリーランスを選ぶ人も今後増えていくのかもしれない。それも時代の流れの一つだ。それはそれで良いじゃないか。・・・ただ、
自分で決めなきゃ意味がない
自分に与えられた選択肢を、自分で決めなければ意味がないのだ。
「周りが就活してるから自分も就活して会社員になろう」「会社員はダメだ！って言ってる人がいるから、新卒→フリーランスになろう」という発想だけでは基盤がグラグラしてて危ない。確固たる自分をもって臨まなければ、何者にもなれないと思っている。
もちろん「行動が先で、理由が後からついてくる」人も0ではない。ただ自分がそういう人物に当てはまるかどうかは、結果が出なきゃ分からないのも事実。そのリスクを背負えないなら、まず考えてから行動するのもアリなんじゃないかと思う。
会社員にも魅力はあった
主に金ね笑。フリーランスになる前から薄々気づいていたが、会社員は制度的にフリーランスより守られている。守られているというか、背負う責任が分散されている。年金とか保険とかその他諸々。
フリーランスと会社員のお金や責任を比較するなら、この本（↓）が分かりやすい。
勤務時間内に働けば給料が出る、という会社なのであれば（要はブラックと呼ばれる会社でなければ）これほど確実にお金を手に入れることのできる仕組みはない。お金を使う目的が明確な人には、会社員ほど効率の良い貯金手段はないだろう。
私がフリーランスになったのは
しかし私は会社員になれなかった。
自分を対象としていない噂話ですら傷つき、どうしてもその話し声が耳に入ってしまう私には、周りに陰口を叩く人がいるという環境自体が耐えられなかった。人と一緒にいられないと思ったから、適度な距離を保てる”引きこもり系フリーランス”を選んだ。
フリーランスにだって魅力はある。でも私がフリーランスになった経緯は、世間から見ればどう考えたってネガティブである。私はお金を使う目的がなく、それよりも時間が欲しかった。自分の好きな人とだけ付き合いたいと思った。
そう、私は、私のワガママで、フリーの道を歩んだだけだ。
社会人デビューから後悔はない！
お恥ずかしい話だが、私がもう少し打たれ強い人間だったなら、かつて勤めていた会社で「女性初の海外支社勤務」を達成したかった。というか入社直後、ず〜っと狙っていた立場だ。が、それ以上に心が弱かった。今考えると笑えるほどに（もちろん自虐）。
ただ、会社員が向いていなかっただけで妥協したつもりはないし、今も”引きこもり系フリーランス”の名に恥じぬよう（？）、家にこもってず〜っとかき（書き・描き）ものをしている。つらいこともあるが、現状に後悔はない。
少なくとも「働きたくないんだよね〜」なんて言いながらダラダラ働き続けることは、ない。
あなたの人生だということを忘れるな
というか、会社員になろうがフリーランスになろうが、パートだろうがフリーターだろうがプー太郎（死語？）だろうがなんだろうが・・・ なりたきゃなればいいじゃないって話である。なりたいものがなけりゃ、足を止めるって選択肢もある。
あなたがなりたきゃ、それでいいじゃない。だってあなたの人生なんだから！ってな話である。
どんな働き方選んだところで、ああ言えばこう言う人の存在はなかなか消すことができない。でもあなたの人生はあなたにしか決められないんだから、妥協だけは絶対にするなよ。
では。
◆本日の一冊＋α◆
読み返すと、人との付き合い方のコツにも思える本。
自営業の現実を知れる本。笑えるけど、リアルすぎる現実。
世知辛い世の中なんで、効率よく生きる術を
会社が任せてくれるとは言え、お金の知識は知っておいて損なし
