こんにちは、齋藤吐夢です。
12月10日(日)、小林賢太郎テレビと言う番組が放映されます。
私は大学時代、演劇部に所属していた時からずっと小林賢太郎が好きで!きっかけは彼と個性派俳優・片桐仁のコントユニット「ラーメンズ」。ラーメンズは、2017年1月に「公式で過去作品100本をYouTubeにて公開」を行い一躍話題を呼びました。
小林賢太郎テレビも9回目を迎えるので、ここでラーメンズ好きな私のおすすめコント傑作10選をお送りしようと思います。わー!パチパチパチパチ!お付き合いください!
ラーメンズ
小林賢太郎と片桐仁からなるコントユニットで、近年は2人での活動はめっきり見ませんが「解散はしない」と小林賢太郎さんが発言しているし、小林賢太郎テレビや舞台で共演も全然しているのでひとまず安心。
二人は多摩美術大学版画科の同級生。二人とも同大学の絵画科を志していたが落ちてしまい、版画科へと進学した。在学中、以前存在していた落語研究部を復活させるかたちで「オチケン」を設立。学業そっちのけでお笑いに打ち込んだ。
こういうきっかけってなんか素敵よね笑。「学生時代にバカをやる」そしてそれを継続する人たちの姿、すげー好き。
おすすめコント10選
ラーメンズのネタ(脚本・演出)は小林賢太郎が手がけていて、各公演のネタは単行本・文庫本として発売されています。読み上げるだけでももう笑えます。それってすごいことだと思う。
何がきっかけでその動画を見始めたのかは覚えていませんが、なぜかラーメンズを”認識”する前に「片桐教習所」というネタを見て、それでハマりました。
・・・ラーメンズを”認識”しなきゃよく笑えないはずなんだけどね笑。
1.条例
とてもバカバカしくてくだらないネタとして大好きな1本!
ある会話が「条例が出た」という言葉を合図に、その条例に従った”話しかた”や”ルール”に変化していくネタで、様々な条例に振り回される2人の姿が滑稽な作品。
特に「敬語」と「ミュージカル」は必見です、あと「海外ドラマ調」も!って言った時点でほぼ全部だけど笑。どれも誇張しすぎな感じで笑えます。
2.シャンパンタワーとあやとりとロールケーキ
あやとりのくだりで何回でも笑えます。動画のサムネイル(↑)がすでにシュールですが、あやとりのくだりを見終えた後にこのシーンを見ると、膝から崩れ落ちるほどへなへなになります笑。
片桐さんが口頭で説明する→賢太郎さんがそれを”自身の解釈”で実行する、この「言われてみればそうだよな〜・・・いや、そうだけどさあ!」って感じの流れが最高に面白い。
小林賢太郎さんの地味にすごいパントマイムも感動します笑。
3.モーフィング
言葉遊び系のネタで、小林賢太郎さんのキャラクター七変化が実にくだらない1本。
特に「青少年機械化前」と「ファーン」は賢太郎さんの演技力(若干誇張しすぎな笑顔とか)がめちゃくちゃ面白くて、片桐さんが振り回されるのを見ていると「むふふ」となる笑。
前半から後半にかけて、言葉遊びがスピードアップし、目まぐるしく場面が変わるのも面白い!
4.バニーボーイ
”うざ可愛い”とはこのことだし、”うざ可愛いを通り越してうざい”のも魅力笑。
バニーガールならぬバニー”ボーイ”に扮した賢太郎さんが、ホテルに泊まりにきた片桐さんを振り回すストーリー。絶対指名率低いよね、ってぐらいに空気読めないし、自由すぎるバニーボーイが笑えます。
いちいち耳を直したり、かわいこぶる賢太郎さんにむしゃくしゃする片桐さんの姿が面白い!
5.イモムシ
初めて見た時にはギョッとした笑。
小林賢太郎さんが”イモムシ”を操りながらコントを行うこの作品。イモムシと真剣にやりあう片桐さんの演技も笑えるけど、不思議なのは段々とイモムシが喋っているかのように見えてくるところ笑。
ぜひ「メタモルフォーゼ」するところまで見て欲しいな笑(こればっかりは戯曲集で読むより、実際に見たほうが面白いのでw)。
6.ネイノーさん
謎のキャラクター「ネイノーさん」にハマる人続出だと思う、まじで。
会話が成立しなかったり、芸能人(?)に憑依されたりと、設定が本当に謎すぎるのですが、決して悪い人ではない「ネイノーさん」にキュンキュンする1作。
この公演より前は、片桐さんが”不思議な人”に扮するコントが多かったのだけど、この公演は比較的賢太郎さんが”不思議な人”を演じることが多かった。何か・・・挑戦したかったんですかね笑。
7.study
こんな万引き犯はイヤだ笑。
立場がおかしくない?!っていう笑いを提供してくるstudy。初めのうちは賢太郎さん優勢で話が進むのですが、展開がわかってくると賢太郎さんの役がいかにどうしようもないかが伝わってきます笑。
あまり上手じゃない言い訳(”肩書き”のくだりとか)が面白いので、ぜひ参考に(?)してみてください。
8.採集
公演『ATOM』はブラックな笑いが多かったのですが、「採集」は一番怖い。
そう、ちょっと怖いネタもあるのでラーメンズのコントは飽きがこない!「採集」はホラー調な作品として有名です。ちゃんと、ちゃんとくだらないけど笑。
笑いつつ、ちょっとゾッとするストーリーなので、コントというより短い芝居をみているような感覚で楽しめる1本。私はこれを初めてみた時、しばらく片桐仁が怖くなった笑。
9.やめさせないと
キャラクター、ストーリー展開、オチが可愛い1本笑。
小林賢太郎さんが片桐仁さんになりきる風の(演じるのは片桐仁さん本人)作品ですが、展開も面白いし、ちょっとコミュ障な主人公に「頑張れ〜」って応援したくなる優しいストーリーも魅力。
個人的には、このコントを見て”キャラメルマキアートの言い方”が流行ればいいと思ってる笑。
10.片桐教習所
ラーメンズを知ったきっかけが「ラーメンズを知らなきゃわからないようなネタ」というのもなんだか不思議に思えますが笑、初めてこれを見た時から
「この二人は仲が良いんだろうなあ」
と思ってました。互いに互いの面白いところを尊重しているからできるネタな気がする!ラーメンズそのものにハマった人なら絶対に楽しめる。
私はこの動画がきっかけで、”出光”の文字を見ると笑ってしまうようになりました笑。
ラーメンズ最高!
ラーメンズのコントは、いつ見ても笑える。昔流行ったとか今見ると斬新、みたいな話ではなく、ただただいつ見ても笑える。
それってすごいと思う。
いつ見ても理解できる内容で笑えるって、結構難しいことだと思っているから(時代ネタがないから古いも新しいもないってこと)。
ラーメンズ最高!
では。
◆本日の一冊+α◆
小林賢太郎戯曲集は本当に読むだけで笑えるから面白い。
小林賢太郎さんが描いた漫画は、切なくて笑えて、好き。
どこを探しても見つからない”ラーメンズ”本(WEB上にはあるけど)。