『ジャスティス・リーグ』ヒーローてんこ盛りは、まあまあ疲れる。【レビュー】

こんにちは、齋藤吐夢です。

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(↑)このジャケットがかっこよすぎて、ファイル即買いでしたわ。

予告編があまりにもかっこよすぎて、夏あたりからず〜っと観たいと思ってた。


JUSTICE LEAGUE - Official Trailer 1

結論から言うと、ヒーローてんこ盛り映画は、まあまあ疲れる

 

※ネタバレあり

 

 

映画自体の感想

私自身はまあまあエキサイティングした映画だったので楽しかったけど、「見やすいか?」って問いには、首を横に振り「疲れるよ」と笑顔で答える

 

DCコミックスが「ジャスティス・リーグ」の映画化のために(と考えてる。マーベルコミックスと同じ土俵に立ちたいんだと解釈してる。違ったら、ごめん)

を製作したけれど、正直この2作品を観た時は

  • 画が暗すぎ
  • 起承転結がぬるっとしすぎ
  • キャラクターが魅力的じゃない

という感想であり、言うたれば全然好みじゃなかった

 

www.tomutomu-corp.com

特にスースク(通称)は、予告編とかのポップでエキセントリックな色味が冒頭で終わり、終始薄ら暗い世界の中で話が進むので、”見ているだけ”でも面白くなかった。 

 

まあまあ疲れる理由


Justice League - Trailer Song (Aerosmith - Come Together)

(↑)ビートルズ原曲ってことをすっかり忘れる仕上がり。

 

エキサイトした割に「まあまあ疲れる」とお伝えする理由を紹介する。言い方を変えると、エキサイトしたけど最ッッ高に良い映画だった!て言えない理由ね。

 

情緒不安定な登場人物達

地球を守るべく立ち上がった彼らの情緒不安定さが際立った

 

・・・上映時間の都合上、初登場キャラクターを深く説明することは不可能だってのは、そりゃ意図を汲むよ?!汲むけどさあ・・・なんだか登場人物の背景にあるものが「うっっすい!」って感じたのよね。

 

というのも地球の保護者的存在で史上最強の生き物・スーパーマンが不在だからこそ集まったチーム、なのは分かるけど、

 

チームなんて組まないよ(ツンッ)

やっぱ組むべきだね(デレ)

組むのは危険すぎる!(ツンッ)

やっぱり組むし、俺らって最強♥︎(デレ)

 

コロコロ変わりすぎな各々の思考展開に驚きだよ!全体的にスピーディーツンデレすぎぃ!!誰1人感情移入できるキャラクターがいないよ!?

 

”情緒不安定”は夫が表現してくれた言葉なんだけど、映画が終わった後、私の横でぷんすかぷんすかしながら「情緒不安定すぎない?!観づらい、実に観づらい映画だった」と語りまくってくれた。

 

”彼”の醸し出すチート感

あとネタバレだけど(つっても予告編で勘づく人もいるだろうけど)結局スーパーマンが帰ってきます。スーパーマンも情緒不安定なのに笑ったけど(もう少し頭の回転早いはずじゃない?)彼が登場すると途端に安心感”しか”なくなり、敵の襲来が全く怖くなくなります。

 

彼が強すぎて、ジャスティス・リーグなんて全然必要ないじゃん!ってなる笑。

 

割と屈強なワンダー・ウーマンとアクアマンがひぃひぃ言いながら全然倒せない敵を、人気コミックスワンパンマン」よろしく、ほぼ数発でしとめるあたり、「こいつ・・・チートだ・・・」って思った笑。

 

圧倒的強さは、映画として全然面白くないんだなって思った。

 

DC映画特有の現実味

アメコミ映画をいくつか観てきて、マーベルコミックスの映画にももちろん当たり・外れはある。外れを観ることもあるけど、今のところDCコミックスよりマシかな・・・」という評価が自分の中にできてしまっているDCよ、ごめん。でもホントなんだ。

 

正直「アベンジャーズ」を初めて観た時も、「ヒーローてんこ盛りって収集付かなくて疲れるなあ」と思ったけど、じゃあ何でマーベル>DCって思っちゃうんだろうって考えた時、結論はDCのほうが中途半端に現実的だからだ。

 

アベンジャーズ」のほうが”夢がある”と思う。

 

ヒーローてんこ盛り、って部分の疲労感で言えば、個性も強さもバラバラで、あげくの果てには内部分裂まで引き起こすアベンジャーズのほうが疲れるんだけど笑、アベンジャーズはヒーローものっていう夢を背負っている気がする

 

 

DCは現実的すぎる気がする。世界の危機というテーマに本気すぎというか・・・。

 

言い方悪いが”マジになりすぎ”ってこと。だから世界が本気で真っ暗になっちゃうんだと思う※。その割には、ヒーローのトップが最強”すぎる”男だから、・・・映画観なくても世界は守られるんじゃね?って思っちゃうのさ。

 

※両方見比べてもらうと一目瞭然だけど、DCはとにかく彩度が低い印象だ。全ての世界がゴッサムシティって感じ。でも「ダークナイト」シリーズじゃないんだから、もっと明るくしたほうが見やすいんじゃない?!って思う。私だけ?

 

ビジュアルは最高

とか言いつつ、何回観てもこのビジュアルは最高にかっこいいと思う。

 

DCの悪い所だとも思うけど、ヒーローなのに全員暗がりに立ってる感じ。でも多分バットマンが日当りの良いところにいるのも違う気がするから、このビジュアル以外にはありえないってこと。

 

ビジュアル、そうだね、楽曲の使い方とか「こうやって今後は見せていきますよ〜」っていう意気込みはかっこよくて好きだな。


Icky Thump By The White Stripes (Justice League Comic-Con Trailer Music)

大好きなバンド「ホワイト・ストライプス」の楽曲のバリバリいってるギターの音とか超似合ってた。そういうとこは好きなんだけどなあ・・・。

 


The Beatles Come Together (Official Audio)

原曲聞き直したけど、ジャスティスバージョンがツボでね。

 

てんこ盛りは何だって疲れる

ただまあ・・・DCだから、ジャスティス・リーグだから疲れたというよりも、てんこ盛りがいけなかったのかな?とも思う。

 

子供向け映画の仮面ライダー大集合、戦隊ヒーロー大集合、プリキュア大集合で「え?何?こんなにいるの?いいよ、いらないよっ!」ってなる私にとって、めっちゃ強いヒーローが5人(いや6人)も揃うだけで、ごちそうさまでしたってなる。

 

どんな映画であっても、恐らく主要キャラクターがめっちゃくちゃ登場すると、それは疲れる映画になるのだと思う

 

むしろそれが効果的に、観客の心により強いストレスを与えて緊張感を持たせる・・・とかできるのかもしれないけど、ヒーローものでストレスは多すぎないほうが良い気もするので、まあ、何事も適量がいいよね。そう思った。

 

それでもDC映画は観ちゃう

でもアメコミ映画って一度観るとやめられないから(やめると復帰したくなった時、結構前のシリーズまで復習しなきゃなんない)多分DC映画をまた観ると思う。

 

すっごく複雑なんだけど好きか嫌いかで言うと、「アベンジャーズ」より観づらいと言っておきながら、個人的には薄ら暗いジャスティス・リーグ」のほうが好きだったりするので、多分観ちゃう。

 

可能であればスースクの時のようにぷんすかしながら映画館を出る事態だけは避けたいけど、例えぷんすかしても観ちゃうんだろうな笑。

 

未見の人へ、とりあえず心身が元気な状態で観るといいよ。疲れるから笑。

では。

 

◆本日の一冊◆

映画秘宝が出してるアメコミ映画完全ガイド、素直に面白い(&くだらない)。