社会とのつながりを求めるなら「当事者」になろう。ソーシャルデザインの本を読んで。

こんにちは、齋藤吐夢です。

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(↑)とっても面白い本を読みました。

 

ソーシャルデザインについて書かれたこの本は「なぜ今ソーシャルデザインが必要なのか」を説きつつ、その例となるいくつかのアイディアが掲載された、非常に読みやすい社会派な本でした。

 

この本を読んで、”社会のため”に何かやりたい!と思うようになった今日この頃。

 

 

ソーシャルデザインってなんだ?

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そもそも「ソーシャルデザインってなんじゃらほい」って人もいるかもしれない。

 

なんとなく言葉が広がってきたようにも思えるけど、なんだかモヤっとした印象があるかもしれない。

 

ソーシャルデザインとは

ソーシャルデザインについて、私の読んだ本『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン』にはこう書かれていた。

 

ソーシャルデザインとは、自分の「気づき」や「疑問」を「社会をよくすること」に結びつけ、そのためのアイデアや仕組みをデザインすること。

引用元:希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン

 

社会をよくすることに結びつけ、という点でその”社会”というものに大きさや壁を感じて、「社会活動なんてそんな大それたこと・・・」と思う人もいるかもしれないが、それは違う。

 

小さなきっかけで全然良い!

読んだ本で紹介されている例は、確かにビッグな社会的活動もある。よくある例題的な活動の「恵まれない子どもたちに・・・」ももちろんソーシャルな取り組みだ。

 

でも、そのきっかけは些細なアイデアだったりする

 

些細なアイデアとしての一例は、例えば「ホールケーキをワザと1ピース欠けた状態で販売し、その1ピース分を食料援助にする」

 

このアイデアはビッグな取り組みではあるけれど、1ピース欠けたというデザインは分かりやすいし些細なものだと思う。でも欠けている1ピースのインパクトは小さくて大きい。

 

なんで欠けてるの?というきっかけから、自分の食べたケーキが食料援助につながったと知ることができるのだから。

 

例えば「I♥︎NY」というロゴも、ソーシャルデザインのひとつだった(読んで初めて知った。NYが財政破綻の危機に遭っていたことも)。

 

当事者になることが大切だ

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加えてとにかく「当事者になること」がとても大事だと知った

 

この本に書かれていた社会貢献、社会的な活動は、どれも決して敷居の高いものではなかった。

 

私が今まで想像していた社会貢献は、「お金に余裕があって、情け深い人だけができるもの」だと思っていた。

 

でも、身近なことで社会とつながることはできる

 

「〜円が寄付されます」を買うのだって

例えば自分から「寄付します」というのがハードル高く感じる人も、購入した商品のうち「〜円が寄付されます」なら、少しは肩の荷が降りるかもしれない。

 

でもそれだって立派な社会活動のひとつだし、あなたも関わってる!あなたも”当事者”になっているのだもの。社会とつながってる。

 

分かりやすく「寄付」という2文字が表記されていなくたって、これはできる。

 

例えば生産者の顔の見える商品を購入することで、生産者の収入が豊かになれば、それも”当事者”意識がもたらしたものなんじゃない?

 

生産者の顔の見える商品というのは「フェアトレード」の取り組みだったり、「直売方式」で少しずつ販売している農家さんとのやり取りもそうっちゃそうじゃない?

 

考えてみれば、社会とつながりのないもののほうが少ないんだし。

 

無理やりつなげなくたって、多分自分が”当事者”かどうか気づいているか否かだけで、貢献度合い・活動度合いが変わる。

 

ただ、それだけだと思う。

 

選挙にまつわるソーシャルデザインも

選挙の直前、Facebookを見ていたら「投票を棄権するぐらいなら、まずこのサイトを見てほしい」と流れてきたものがあった。

 

それが『JAPAN CHOICE』という「政治を可視化」したサイトの存在だった。これもひとつのソーシャルデザインのアイディアよね。

 

japanchoice.jp

 

このご時世、どんなに選挙の結果が世知辛いままだろうが何だろうが、「政治に興味ない」なんて言っていられないのだ。

 

それこそ政治なんて”当事者”意識がないと何も変わらない

 

このサイトで私は「投票ナビ」というのを試した。20もの質問に答えると、自分の政治への関心と、政党の打ち出している方針が合致するものをチャートとして見ることができる。

 

決して「あなたはこの政党を選ぶべきです」なんて言葉は出てこないから、すごく安心した。

 

正直私は、どの政党のチラシも演説も、既存の政党を蹴落とすような内容ばかりで、「じゃああなたが当選したら何やってくれるの?」って内容が全部きれいごとにしか見えなかった。

 

でもその政党全体が打ち出していることと自分の関心が合致すれば、”選挙の前だけ張り切る大人達の言葉”※に振り回されずに選挙に参加できる。

 

※私は選挙の前の演説や選挙カーの存在がニガテだ。選挙の前だけ張り切っているように見える。どうせ当選しても、討論中に居眠りとかしてるんだろ・・・って思うことがたまにある。

 

このソーシャルデザインの力を借りて”選挙に参加した”時点で、私と社会につながりができたと言えよう。

 

投票を棄権したり「政治に興味がない」と言っている人達が、このサイトで興味を持って選挙に参加する”当事者”になれば、まず立派さ!

 

まず自分から行動すればいいのだ

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「社会的な活動をしてみたい!」と思って、小さな疑問や気づきを社会とつなげれば、立派なソーシャルデザインである

 

私だって”社会的”に注目されている問題、例えばジェンダーに対する疑問を投げかける記事をこのブログに書いている。それも小さくだけど、ソーシャルな取り組みになってると思ってる。

 

どんなことだってそうだけれど、まずは”自分から”動こうと思うか否かなんだろうね。

 

社会に出ることに怯えすら抱いていた休職直後の私が見たら、びっくりするかもしれないけど笑、ソーシャルデザインについて知ることができて本当に良かったと思っている。

 

 

どんな些細なことでも良いから、みんなが当事者になるのが当たり前になるといいね。

では。

 

◆本日の一冊◆

いや、ホントに、読みやすかった。