『ゲレクシス』は生きているうちに読んでほしい!意味不明?ヤバい漫画?これを人は天才と呼ぶ!?

突然ですが、このキャラクターの顔どう思います笑?エグくないですか笑?

 

この一度見たら忘れられない強烈なインパクトを残すキャラクターが登場する漫画『ゲレクシス』

どう説明したら良いか分からない、意味不明な漫画ではありますが笑、生きているうちに読んでほしい、天才の描いた漫画です。

 

ゲレクシス

強烈なキャラクター像と、ストーリー展開で度肝を抜かれる漫画『ゲレクシス』

 

バウムクーヘン職人・大西たつみは四十路にして初恋に落ちる。だが、その恋の行方は、文字通り迷宮入りに。次々に大西に降りかかる説明不可能な不自然現象。翻弄に次ぐ翻弄で、もはや大西は人とは呼べない存在に。この迷宮から無事に帰還し、再びバウムを焼ける日は戻ってくるのか。

引用元:Amazon CAPTCHA

 

主人公・大西たつみというしがない(本当にしがない)バウムクーヘン職人の、その”バウムクーヘン職人”という設定自体がすでにシュール極まりない

とにかく彼に降り掛かる不自然現象とやらが、一切説明されないというシュールレアリスム極まりない展開がテンポ良く続くこの作品。

 

読み進めていくうちに、これは何だ・・・哲学かなんかか?と錯覚を起こすほど。

説明不可能な展開がぽんぽんと進み、時にシリアス、時にギャグ、少々グロく、少々友情というとんでもな作品です。

 

古谷実という漫画家

映画化もされているシリアス路線漫画『ヒミズ』や『ヒメアノ~ル』といった作品の作者であり、デビュー作は伝説のギャグ漫画『行け!稲中卓球部』。

思春期の主人公達が閉塞的な状況に対してもがく様を、デビューから一貫しての作品テーマとしている。

引用元:古谷実 - Wikipedia

という作品特徴はあるものの、ギャグやる時はしっかりギャグで、シリアスの時はしっかりシリアス・・・という印象があります。

特にシリアスの時は、笑いがあっても、それがかえって怖いしね笑。

 

 ▲映画化されたヒメアノ〜ルの”森田君”は本当に怖くて悲しかった。

 

バカと天才は紙一重だと思う

そんな彼の描いた『ゲレクシス』を全2巻読み終わったところで、バカと天才はやっぱり紙一重なんだな〜と思った。

 

もちろん娯楽作品だから、人の趣味嗜好の違いによって評価は大きく変わるだろう。

でも、この訳の分かんない世界を描いているのに、受け入れられてしまう感じやっぱり天才だ

 

しっかし、本当に申し訳ないくらいにストーリーはよく分からない笑。下手すりゃ誰にも受け入れてもらえないストーリーだと思う。

そこを軽々乗り越えているのだから、バカではないはずだ!でも実は行き過ぎたバカだったりして笑。

 

説明不可能なストーリー

ネタバレを文面で書き起こすこと自体はきっと難しくないと思う。だけど私ができないのは、どんなに丁寧に詳細に書いても、一ミリも伝わらない気がするから笑。

人によっては、読んでも伝わらないと思う笑。そのぐらい訳の分からない説明不可能なストーリーだ。ただただ呆気にとられる感じだ。生気抜き取られるぞ笑。

 

ただ魅力的なのは、2巻買って読んで、結局何で主人公大西がこんな目に遭ってるのかがよく分からないまま、投げ出されたように話が唐突に終わるのに、不快に思えないことだ。

 

ラスト、読者は投げ出される。え・・・終わり?!みたいにして投げ出されるだろう。でもそれが不思議と不快じゃない。

 

ゲレクシスを検索していたら「ゲレクシス 打ち切り」みたいなキーワードを見つけたけど、打ち切りだろうが何だろうが構わんよってくらい、心地いい「なんじゃこりゃ」作品である笑。

 

ヤバい漫画なのかもしれない

ヤバいのかもしれない

 

色々な意味でヤバい漫画なのかもしれない。ドラッグなんかやったことないけど、なんかキメちゃったんか、この人・・・ってくらいヤバい漫画なのかもしれない笑。

 

でも、これを人は天才と呼ぶ

天才と呼びたい、私は!

では。

 

◆本日の一冊◆