こんにちは、齋藤吐夢です。
本が好き。
それも事実だけれど、
本棚が好きだとつくづく思う。
本にまつわる思い出
本を読む子供でした。
小学生の頃のお気に入りは、シートン動物記の狼王ロボです。図書館へ通っては、狼王ロボとその恋人ビアンカのストーリーを何度も読み返していました。ものすごく切ない物語だった。
学校では、新学年になると新しい教科書が配られます。私はその当日に、国語の教科書を読み終える子供でした。だから国語の授業中はものすごく退屈です笑。でも授業計画の関係で使われない作品を読めて本当に良かった。
高校生の時には、国語便覧が大のお気に入りとなり、他の授業がつまらなかった時には国語の便覧を開いて、百人一首を眺めたり、作家一覧を眺めて次読みたい本を選んでいました。
わたしの本棚の話
人の本棚を見ると、どんな人なのかを知ることができます。本棚に並ぶ本の種類でも分かるし、本の並べ方でも分かる。
わたしの本棚から見た、
わたしの印象はどう映るんだろう。
わたしの自己満足でつくりあげられた本棚。本棚の前に座りこんで、本を選ぶ時間が何よりも好き。本の背表紙を眺めて悩むのが好き。本棚に惚れ惚れとするのが好き。
もし誰かがパッと私の本棚から本を抜き取り、元の場所に戻さなかったら怒るかもしれない笑。
本屋の本棚も好き
本と本棚が好きですから、私は本屋も好き。
「本を買うため」という理由もありますが、「本屋さんの本棚が好き」という理由もあります。大きな本屋さんへ行った時には、ジャンル別にびしーっと本が陳列されているのを見るのが好き。
本屋にしかできない、あの圧倒的な本、本、本の品ぞろえ。
また小さな書店や本屋としてアレンジの加えられたお店の、単行本、文庫本、新書がバラバラに陳列されている様子も大好き。あえて不規則な背表紙を眺めるとウキウキする。
本と本棚とわたしの父
本が好きで、本棚が好きで、本屋が好きなのは、思い返せば完全に父の影響です。わたしの父も本が大好き。実家のリビングの壁の一部が本棚になっていて、かなりの量の本があります。
最近さすがに増えすぎたのと、老後を考え、一部処分したと言っていましたが、きっとそれでも小さな古本屋くらいの量はあるはずです。
私は知らなかったのですが、父の本棚にも強いこだわりがありました。旅行エリア、英語エリア、農業エリア、伊坂幸太郎エリア、デザインエリア、写真エリア・・・。
父と共に古本屋をやったら面白いかもしれません。
本棚を見たい
その人のことを知るために、私は本棚を見たい。
大学生時代に、漫画が好きな人に数人出会ったけれど、その並べ方が全然違うのが面白かった。一人は丁寧に1巻から順序よく並べていたけれど、もう一人は次の巻がどこにあるのか彼しか知らないほど、部屋中にちりばめられていた。
典型的ではあるものの、丁寧なその人は何事も丁寧だったし、宝探しができる彼はおおらかな人だった。
だから、あなたを知りたくて本棚を見たい。
では。
◆本日の一冊◆
第2巻の表紙が本当に好き。
今週のお題「わたしの本棚」