【忘備録】『幸せの時給自足』phaさん×大原扁理さん×鶴見済さんのトークショーへ行って感じたこと

こんにちは、齋藤吐夢です。

 

▲大原扁理さんの新作!

 

12月2日(金)に下北沢にある本屋B&Bで行われたトークショーに行って参りました。

 

彼らの作品が愛読書だった

まず私がこのイベントに行くきっかけとなったのは、大原扁理さんの存在です。『20代で隠居 週休5日の快適生活』という不思議なタイトルで平置きされていた本を手にしたのはちょうど半年ほど前のことでしょうか。

20代でありながら、すでに悠々自適な社会に捉われない暮らしをしている大原さんの伸びやかで、かつ自由に満ちた語り口は本当に読んでいて清々しいものでした。

第三者が経済的に見て「かわいそう」という評価をしたとしても、何一つ自分の人生には関わりのない台詞なんだな「かわいそう」って、と思わせてくれる一冊でした。

そしてphaさんの『しないことリスト』。

すべきだ、しなければならない、で覆いつくされた世界をこじ開けてくれるような、でも決して乱暴じゃない語り口のその本は、私が会社勤めする中で抱いていた疑問や不満を少しずつ解消していってくれました。「別にしなくてもいいんじゃない?」って。

鶴見さんの名前は直前まで存知あげなかったのですが、私が中学生の頃、生きづらさを感じていた時に手に取った『完全自殺マニュアル』の著者の方でした。本当に彼の本のおかげで自殺することなく(いつでも自殺できるという安心感とともに)生きていくことができました。

 そんな彼らが集まる機会に参加できたのは、本当に光栄でなりませんでした。

 

そんなトークショーへ行って感じたこと

そんな三人のトークショーへ行って私が感じたことを述べていきます。

自分のためでもいいじゃない

私が救われたのは、「自分のためだけに動いても社会に貢献はできる」といった大原さんの言葉でした。大原さんは『20代で隠居 週休5日の快適生活』や『年収90万円で東京ハッピーライフ』を出版できたのは、自分のために隠居生活を黙々と5年近くやっていったことの成果だとおっしゃいました。

 

決して誰かのために必死に働くわけでもなく、自分の生きやすい方法で生き続けた結果、このような形で社会に出ることになった、とお話しされていました。

 

正直そのトークショーでも三人が話していましたが、今の日本社会は、自分のために頑張る、幸せになることについての罪悪感が付きまといます

 

それがどうにもこうにも苦しい

 

でも、自分のために生きていたことによって、本という形で社会に貢献できた大原さんの出版物は紛れもなく、社会のためになったんです。

始めっから自分以外の何かのためにやったわけじゃなくても、だれかのため、社会のため、そしてこの本については私のために役に立ったんです。自分のために何かを始めたっていいじゃない、と。

 

誰もが他人の幸せを妬んでいるようだ

彼ら三人の書物に対して批判や非難を加える人って、自分が叶えられなかったことへの憂さ晴らしをしているだけのように思えます。

「年収90万円で楽しいなんて嘘だ」「税金を払わないなんてありえない」そんなネガティブコメントが実際押し寄せてくるそうなのですが、私は「そう思うなら、なぜあなたはそんなに苦しそうなの?」と思ってしまうのです。

 

そういう人もいるんだな。そんな感想を抱くだけで、多様性を認めることができるのになぜ人は他人を自分と同じ地獄へ引きずりおろしたくなってしまうのでしょうか

大原さんもphaさんも鶴見さんもそんなネガティブコメントごときでへこむような人間ではありませんが(無視する能力に長けているのかもしれませんが)、一つ、そういう人の生き方だと認めることができないこの社会の息苦しさは本当に感じる。

 

この人達は柔軟で、私はこうなりたいのだ

時折三人が黙ってしまう瞬間もあったし、「トークショー」としては、かなり静かで盛り上がりにかけるものだったと思っています。

でも、それがよかった。過剰な演出もなく、ただ淡々と三人の会話を聞く傍聴者として私は十分楽しみました。

 

特にゆるく人とのつながりを大切にするphaさんの時折客席にまんべんなく向ける視線が本当に優しかった。その目線が見れただけでも私は本当に幸せな空間にいたと思っています。

 

私はあの三人のようになりたい。

周りの目、など少しも気にすることなく自分が選択したことに対して真摯に生きる彼ら三人のように生きていきたいのです。

 

私が考える幸せの自給自足

ある種、言い聞かせること、プラシーボ効果のように、しつこくしつこく自分は今幸せだなあと思うか、自分は不幸だなあと思うか、結局のところ幸か不幸かは、自分がその時その時どう感じるかでしかないから、自分自身を大切にしないことには絶対に幸せになんかなれないと思う

 

他人のためを思い、なんてことをする前に自分を大切にしなければ、他人を大切になんかできない気がするのです。

 

個を大事にする時代が、そろそろ来たっていいんじゃないかなあ

では。

 

◆本日の一冊◆