うつ状態がどんな状態か、まだ知らずに済んでいる君へ。”何もかもできない”つらさを教えてあげる。

こんにちは、齋藤吐夢です。

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うつな状態が、どんな状態なのかを知らずに済んでいるのであれば、ぜひそのままでいてほしい。うつな状態になんて、なってほしくないから

 

うつな状態は、端から見れば”怠け”だの”甘え”だの言われる。でもそんな生易しいもんじゃないんだ、実際は

 

”何もかもできない”という地獄を教えてあげる

 

目次

 

何もかもできない

例えば私の場合。憂うつになることは、幼い頃から時々あった。でも一番つらかった”本気の”うつ状態には、気分が憂うつになるどころの話しじゃなかった。

 

何もかもできなくなったのだ

 

朝起きて鏡の前に立つ。すると目の前には、疲労とむくみで人相の変わった自分がいる。それでも「外へ出なくちゃ」と玄関に立つ。もうドアが開けられなくなっていた。

ベッドに倒れる。突然こみあげてくる悲しさを抑えることもできない。あほみたいに泣く。そのうち「なんて私はダメな奴なんだ!」と思えてくる。涙を止めることすらできない。

お腹もすく。トイレにも行きたい。だけど何が食べたいか分からない。トイレに向かうための動作も億劫になる。ムダに生きている感じがして、死にたくなる

 

楽しいもつまらないも分からない

私は1ヶ月ほど、この”本気”のうつ状態を経験したけれど、のったりと舞い込んできた”元の私”が、突然冷静になって、我が身を病院へと運ばせた。

おかげで双極Ⅱ型障害という名前をもらうことができて、薬物療法によって、精神を落ち着けることはできた。

 

でも、このときに味わった憂うつな時期は忘れられないものだ。

 

私はそれまで、うつ状態は”ひどく気分が落ち込むもの”だと思っていた。

 

体感して分かったけれど、そんな生易しいもんじゃなかった

 

今自分が楽しいのか、それともつまらないのか

うつ状態では、それすら分からない

 

大好きなものにも、何も思えない

興味関心が何に対しても向かなくなってしまう。

 

私は本が好きで、映画が好きだ。だからよく本屋やレンタルビデオ屋へ行く。

でも買いたいものも読みたいものも観たいものも、一切選ぶことができなくなっていた。陳列されているそれらに圧倒され、手に触れることすらままならない

 

今でも私は双極性障害のもつ気分の波に乗りっぱなしだから、憂うつな時期は相も変わらずやってくる。憂鬱な時期は本当に途方に暮れる。

 

何をしたら気が晴れるのかすら分からないのだから。

 

何をしてもモヤモヤする。そのうち、そのモヤモヤにすら疲れて、気づけば私本体も疲れてしまう。心身ともにすり減るのだ。

 

つらさを克服した方法

でも、今の私はこの”何もかもできない”つらさ、地獄を乗り切るアイディアがある。それは自分の症状を肯定して、受け入れること

 

私は、このひどいうつを味わったときには、薬物療法を受けたけれど、今は拒絶している。薬を飲んでも結局環境のせいで、心がボロボロになった経験があるからだ。

 

だから私はこのうつ状態もひっくるめて、私の”個性”と思うことにした。

 

何もかもできない、を肯定する

もちろん誰しもが出来る方法ではないことは分かっているけれど、「私のコレは個性だ」と「そういうもんだ」と思い込むことも、身を守る術のひとつだと思えるようになった。

 

相変わらずうつ状態はつらい。何もかも手につかなくなるから、お金を稼ぐための仕事の妨害にもなる。ただ私はうつ状態の他に、躁状態がある。

躁状態躁状態で厄介で、無意識に頑張りすぎちゃうので、後々疲れる。が、うつ状態を受け入れることで、こんな考えに達する。

 

無意識のうちに猛烈に頑張っちゃった分、休めばいいのだ

 

何もかもできる今を楽しんで

うつ状態のつらさを知らずに済んでいるのであれば、本当にそのまま、心の健康をキープしてくださいうつ状態(合わせて望んでいない躁状態も)は別に好ましいことじゃない。

 

何もかもできないつらさを伝えました。だから今、心身ともに健康であるならば、何もかもできる今を楽しんでください

 

できる、今を、マジで。

では。

 

◆本日の一冊、あともう一冊◆

躁鬱に悩み苦しんでいた時、気持ちを解放してくれた一冊

 

受け入れてくれる人達の存在は大きいよね