”うつ”ってどんな感じなの?「何もできない」というつらさを教えてあげる。

こんにちは、齋藤吐夢です。

f:id:tomu_saito:20171025105326j:plain

”うつ”になるとどんな感じなのか、分からない人だって沢山いる。知らない人の中には「怠け」「甘え」だと言う人もいる。

 

正直「そんななまやさしいもんじゃねえんだよ」って言いたくなる。

 

できれば分からない人には味わってほしくない。うつ状態に良いことなんて少しもない。

  

「何もできない」というつらさ、地獄を教えてあげる

 

 

「何もできない」つらさ

f:id:tomu_saito:20161024102016p:plain

私は「双極性障害」を診断されたことがある。

 

双極性障害は、精神疾患の中でも気分障害と分類されている疾患のひとつです。うつ状態だけが起こる病気を「うつ病」といいますが、このうつ病とほとんど同じうつ状態に加え、うつ状態とは対極の躁状態も現れ、これらをくりかえす、慢性の病気です。

引用元:双極性障害(躁うつ病)|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省

 

なかなかにタチの悪い症状だと思ってる。気分が上がったり下がったりに振り回される病気だから。

 

そんな私を例に、”うつ”状態のつらさを教えてあげる。

 

憂うつな気分どころじゃない

憂うつになることなら、小さい頃から時々あった。

 

でも本気の”うつ”状態はびっくりするほどつらかった。憂うつな気分どうこうの話じゃない。本当に何もかもできなくなる

 

 

普通(”うつ”でも何でもない時)なら、何が嫌で何が楽しいか判断しながら行動を起こしていることだろう。何もないんだ。楽しいもつらいもない。

 

朝起きることも、夜寝ることもできない。矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、本当に眠くもない、起きたくもないみたいな状態になる。

 

お腹はすく、でも食べたくない。めちゃくちゃに食べる、でも満たされない。食べずにいたらトイレにもいかなくて済むかなあ・・・なんで生きてる?

 

本当にこんな感じだよ。

 

楽しいもつまらないもない

 

私は自分が経験する時まで、”うつ”は「ひどく気分が落ち込むもの」だと思っていた。

 

そんな生易しいもんじゃなかった

 

 

楽しいもつまらないもない

 

大好きだったはずのものにも何の感情も湧かない

 

例えば私は本が好きだ、映画が好きだ。少しでも気分をあげようと本屋やレンタルビデオ店へ行ってみる(行くという行為にも、ものすごく体力がいる)。

 

たくさんの大好きなものを目の前にして、手が伸ばせなくなる。何が見たい、何が好きも、そこにないからだ。ただただ目の前のモノに圧倒されて時間がつぶれる。 

 

 

”うつ”に苦しむ人がいたら

f:id:tomu_saito:20171025105514j:plain

”うつ”の状態は想像を絶する苦痛のひとつだと思うんだけど、ぱっと見分からない。苦痛を味わっているように見えない、と言われることもあると思う。それもまた苦痛だ。

 

だからもし、うつに苦しむ人を見かけたら。

 

私が苦しんでいる時に思っていたことは「ただそばにいてほしい」それだけだった。

 

一人になりたい時も正直あるし、一緒にいてくれる人に対して「一緒にいてごめんなさい」と勝手に自分を責めはじめる瞬間もある。

 

でも無理に気分をあげようとしてくれなくていいと思った。その逆も然り。ただそばにいてくれるだけでとても助かりました、私は。

 

100%理解する必要はないけど、「ああ、つらいんだな」と理解してもらえるだけで助かるのは事実だ

 

だから「何もできない」つらさを知ってもらった今、それだけでとても感謝できる。

 

「何もできない」つらさについて、読んでくれてありがとうございました。

では。

 

◆本日の一冊◆

うつの状態とそこから抜け出した人の話。名作。