『心が折れる職場』を読んだ。かつて私がいた場所は”心が折れる職場”だった。

こんにちは、齋藤吐夢です。

心が折れる職場』という本に出会ったのは、私が会社勤めをしていた頃。「飲み会なし、雑談なしは危険信号」と書かれた帯は、私の心に刺さりました。

私がいた場所は、まさに”心が折れる職場”だったのです

 

 

心が折れる職場 

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上司がアドバイス上手、「頭のいい人」が周囲にそろっている、「ホウ・レン・ソウ」が重視されている、論理的思考が重視される、無駄口をきかず効率優先・・・こんな職場こそ、実は心が折れやすい?

引用元:心が折れる職場 (日経プレミアシリーズ)

パワハラ長時間労働だけではない、不調を起こす職場の本当の理由について、数々の実例を知るプロのカウンセラーがひもとく。

引用元:心が折れる職場 (日経プレミアシリーズ)

私はかつて会社員として働いていました。ブラックでもなければホワイトでもない職場でしたが、私は心身をぶっ壊し休職、その後退職しました。これは”引きこもり系フリーランス”になる前のお話。

 

直接的なパワハラ長時間労働を受けた訳ではないのに、なぜ不調を起こしたのか

 

その答えが、この本には載っていました。

 

”心が折れた”私の体験談

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本に書かれた職場の例と、私が体験した内容がほぼ一緒だ!と思ったので(注:読後の主観です)私が体験したことを書いていきます。

 

とはいえ、結局は”私が”会社勤めに向いていなかったともいえる一面もあります。一概に「会社が悪いんじゃ、このやろー!!!」という内容にはもっていきませんが、心が折れる職場”にいて本当に心が折れた代表でもあるので、参考になれば幸いです

 

ドライな人間関係

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私が配属していた部署は、社内では”優秀”な部署と呼ばれていました(とはいえ、配属された部署のリーダーのお言葉ですが)。残業の多い会社でしたが、この部署だけはダントツで帰宅が早く、営業成績もまあまあ良かったです。

 

その理由は、ドライな人間関係にありました。

 

就業時間中、誰ひとり雑談しません。目の前の仕事に”だけ”集中します。他の部門からはリラックスしたムードも漂っていますが、私のいた部署は一心不乱に目の前のパソコンに向かう人ばかり。

仕事に集中することは、決して悪いことだとは思いません。ただ、ここまでドライなら「会社に通う必要もないんじゃないか」と思うレベルです。Skype会議で十分な人間関係なんです。

 

言葉にすると伝わりにくいですが、要は会社に通って顔を合わせる必要がないぐらい、ドライだったんです。

 

自分の仕事”以外”は管轄外

あまりにもドライなその環境は、分からないことを質問することすらできませんでした。みんな、自分の仕事”以外”は管轄外だと考えているのです

「そりゃそうだ」と思う人もいるでしょうね。でも新入社員へはまだしも、体調不良で早退する人、後日入院や手術を控えている人にもその対応です。なんか違いませんか。子供が熱を出してしまい、早退することになった人への不満もすごかった。

 

しかもその人が帰った瞬間に愚痴がスタートします。仕事中の雑談を一切しないくせに、他人への愚痴だけはイキイキとして話すのです

 

他人の欠点をけなすだけの人達

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私は、チームとは「目的を達成するために集まった人達」だと考えていました。誰かの欠点は他の人が補い、またその人の欠点は他の人が補い・・・それがチームだと思っていました。

 

私がいた場所は、他人の欠点を補うのではなく、とことんけなす人の集団でした。

欠点のある人の良いところは一切見ません。もちろん重要な営業において、その欠点が障壁になっていたら、その人を叱ったり「もっと頑張れ」と言うこともあるでしょう。

 

ただ彼らは、人の欠点”しか”見ません

だからと言って代替案や解決策を提案するわけでもありません。直接的に言われたわけではありませんが「あいつはダメだからな」、それで終わりの人達だったのです。

 

まるで中学生のような陰口

「会社にいられない」と思った決定打は、中学生のようなくだらない陰口です。

※それに逐一反応する私の弱さに漬け込む大人もいるでしょうが、人の陰口を聞いて心地よくなる人のほうが、よっぽど薄気味悪いと私は思ってます。

 

私の指導をしていた先輩(仮にAとします)。Aは私の目の前で「OJTなんてめんどくせえ」と言ってきたことがあります。

そんなAは、私と一対一の時、新しく部署に入ってきたBについて「Bの仕事はノロマだ」と言いました。

そんなAをかつて指導していた上司Cは、私と一対一の時、「Bの仕事がノロいのは、Aの指導が悪いからだ」と言いました。

 

私はこの時、めちゃくちゃ傷つきました私も陰できっと、こんな風に言われているのだと思い、傷つきました

 

こんな風に、責任の押し付け合いじゃないですけど、人をけなし、「あいつのせいだ」「あいつが悪いんだ」と言う人達に囲まれて仕事をする何が楽しいのか

 

「慣れろ」と言われて

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人間関係のみならず、無駄すぎる会議やミーティングにも嫌気がさしました

 

特に就業時間の半分以上を費やす会議。このバカバカしさたるや半端ではなかった。「午前10時から午後4時まで行われる会議にほぼ全員参加」っていまだにどうかと思う

加えて参加できなかった取引先の人への資料づくりもバカバカしい。インターネットで閲覧できるのに、膨大な数の資料を印刷、製本、郵送するバカバカしさ紙の無駄、時間の無駄

 

「これってバカバカしくないですか?」とは言えませんでしたが(言えば良かった)、何らかの愚痴をこぼした時、先輩が言ったのは「慣れろ」という一言だけでした。

 

会社勤めの長い人達からの言い分は、 

  • いつか慣れる
  • 会社なんてそういうものだ
  • 俺の時なんかもっとひどかった

 です。

 

そんなもん知らんがな

彼らにとって私は、糞ガキで甘ちゃんで、私に対して「大人になれ」と言いたかったのかもしれませんね。でも私は、疑問や改善すべき点を「慣れろ」の一言でナアナアにするような思考が停止している人達のことを”大人”だなんて思えませんでした

 

この本を読むべき人とは

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心が折れる職場で現在働いている社員さんも読むべきだけれど、

  • ハラスメントしてしまう側
  • 心が折れる職場を生み出している人 

に読んでほしい。もちろん彼らにはその自覚がないだろうから、自発的にこの本を取ることは多分ないんだろうな。

 

それでも、人の心を易々と折る当事者に渡してあげたい

読んでほしい。「人の振り見て我が振り直せ」です。自分が原因じゃないかな?って疑問を少しでも抱いてほしい。

 

もしすでに心を折られているのなら

もしあなたが、すでに心が折れる職場で心を折られているのなら、「会社」という環境以外でも働ける事実を知ってください

例えば私は”ノマド”という存在を知って、「いつでもどこでも働ける」方法や価値を知りました

 

 

今の私は過去の出来事を「ま、ひとつの人生経験だったな」と思えるまで立ち直りました。でもあなたが心が折れる”場所へ出向き、わざわざ心を折りに行く必要がないことは明確です

では。

 

◆本日の一冊◆