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防災訓練の意味はある。東日本大震災の時、誰一人冷静さを欠くことはなかった。

こんにちは、齋藤吐夢です。

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 はてな今週のお題で思ったことを書こうかな。

 

防災訓練の意味はある

正直言って、私は学生時代皆んなで何かをやる!ということは苦手だったし、自分のやりたい時間を奪われるのが嫌いという理由で防災訓練は死ぬほど嫌いだった。

『お・は・し・も』とかいう防災の鉄則のようなものを唱えさせられて、「なにがお、は、し、もだ。何だその語呂合わせ」と馬鹿にしまくっていた。

小学生の頃は防災頭巾を被らされるのが嫌だったし、中学生の頃は上履きのまま外へ出ることを指示されて、上履きの底が汚れるのがすこぶぶる嫌だった。

嫌いだった理由には、全く焦燥感のない、惰性で動く一部の先生たちの存在もあった。

 

防災訓練は好きじゃなかった。

 

だけど、意味がないものでは決してなかったのだ。

 

東日本大震災のときに私達は

あの恐ろしい大地震が起きたとき、私は大学で芝居の稽古をしていた。演劇部の部室は5階建ての古い建物の5階にあった。

演出を担当している先輩の一言で地震に気づいた。

 

「あ、皆んなちょっとストップ。揺れてる」

 

演劇部の部室には、重たい照明機材もぶら下がっていたし、大学生らしく物が散乱している部室だ。おまけにてづくりの舞台はまだ未完成で尖っている部分だってもちろんある。

先輩の一言で動きを止めた瞬間、大きく揺れた。

全員言葉を発することもできず、その場にいた全員が息を飲んだ気がする。

でも私達は注意喚起のために大声をあげたものの身を低くして窓の近くから離れ、揺れがおさまるのを待った。

 

揺れが弱まった瞬間、私達は声をかけあって部室から全員で外へ出て行った。どの部室からも中にいる人たちが冷静に5階から地上へと降りて行った。

地上へ降りた瞬間、そのとき大学にいた人が全員グラウンドへ向かっていた。誰かが指示したわけでもなく、自然にグラウンドへ集合していった。

そのうち教授たちが拡声器をもって、研究室や学科ごと、部活の仲間ならその仲間で集まれと声をかけ、その場にいた全員がそれに従った。

私は当時幹事だったので、部員全員にメールをして、無事かどうかを確認した。

 

その間にもグラウンドは揺れていた。

感じたことのない揺れは怖かったけれど、誰一人冷静さを失わなかった。

 

根底には確かな防災訓練の成果があったと思う

誰一人防災訓練のおかげです!

なんてことは言わなかったし、言わないものだとは思うけれど、やっていたのとやっていなかったのでは全く結果は違ったことだろう。

勿論訓練を行っても自然の脅威には抗えない場合だってある。けれど、訓練の記憶が冷静な行動をさせてくれたのだと思っている。

 

未だに訓練は嫌いだ。

 

その時が来たら何とかなるっしょという大人がこの東日本大震災の後にもいるのが少し不快だ。

でも何とかなるのか、ならないのかは分からないにしても、訓練の必要性はあるのだ。それは間違いないと思う。

 

暗唱したわけでもないのに、誰一人逃げる人をかき分けて押さなかったし、駆けなかった。拡声器で教授たちが指示している時には喋らなかったし、戻る人は一人もいなかった。

 

常に災害に備えていなければ

今年は台風の脅威が凄かった。

私は台風の時、外へ出ることはなかったが、台風接近中の海を見る機会があった。台風接近中にも関わらず、海は高い波と大きな唸る音を出しながら台風の存在を主張していた。

夏に楽しむ海の光景はそこにはなくて、自然の脅威としての大量の水が、自然災害の恐怖を思い出させるようだった。

 

防災グッズの用意は万全ではない。

今住んでいる自宅は築年数が古いので、近くの工事だけでも揺れる。あまり良い心地はしない。

首都直下地震のことを想像しただけで、とてつもない恐怖に襲われる。

このあいだの台風では地元の青梅に戻っていたが、川幅の異常な広がり、山からの土砂崩れの心配、かつて寺の石垣が台風で崩れたことを思い出しては不安になった。

 

常に災害に備えていなければ。

 

生き抜くつもりでいても、災害時その身に何が起きるかなんてわかるはずもない。

 

それでも生きたい気持ちがあるのなら、常に災害に備えていなければ。

 

今回の台風の被害は決して他人事ではない。

 

自然災害に囲まれた日本で生きるためにはどうしたらいいか考える。

 

◆本日の一冊◆

 

クロワッサン特別編集 女性目線で徹底的に考えた 防災BOOK (マガジンハウスムック)

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今週のお題防災の日

 

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