こんにちは、齋藤吐夢です。
2017年12月、私は人間関係が理由で退職しました。
同年5月に自律神経失調症になり休職した後、「もうあの職場には戻れないな」と薄らぼんやり思いながらも、治癒に専念していたあの頃、私が唯一心のオアシス的な感覚で通っていたのが図書館でした。
人間関係を理由に退職した私が、図書館へ通った理由をお話しします。
図書館通いは心のリハビリ
図書館通いは心のリハビリになる、と私は考えています。
実際「うつ病を患った人が職場復帰するリハビリとして図書館を利用する」という方法も紹介されています。
図書館の開館時間が、会社の就業時間に似ていることもあるのでしょうか。ここ(↑)で紹介されているのは
- 生活リズムを整えるため
- 仕事の時間感覚を整えるため
などの理由で”図書館”という場所をおすすめしています。
でも私は、それ以外の理由で図書館通いをおすすめしたいのです。
心が疲れた私が、図書館へ通った3つの理由
静かだから、心がザワザワしない
図書館が騒がしいことは滅多にないと思うのですが、どうでしょうか笑。もちろん小さな子供がたくさん集まる図書館では、ちょっとやんちゃな声が気になることもありますが、図書館の基本ルールは「お静かに」です。
図書館に足を運ぶ人の中に、わざわざそのルールを破りに来る人を見たことは今の所ありません笑。
「図書館の静けさが苦手」という人もいますが、 私は違いました。
一瞬たりとも電話の音が鳴り止まないオフィス。職場に響く怒号、単純に声の大きな上司。苛立ちがそのままキーボードを打つ手元に出る先輩社員・・・。これらの音は私の神経をすり減らすものでした。
一方図書館では、本を読むか、勉強をするか、昼寝をするか・・・。
静けさがデフォルトな図書館にいると、心がザワザワせずに済んだんです。
空気がのんびりしている
図書館の基本は「本を借りること」。
買うではなく、借りるというところがのんびりしている所以なのかは定かではありませんが、気持ち、空気がのんびりしている印象があります。むしろ、せかせかしている図書館に出会ったことがない笑。
心が疲れていた私にとって、のんびりするのがデフォルトといいますか、むしろ「のんびりしなきゃならない」空気が満載の図書館は、心を休めるのに最適でした。
自分のための時間を取り返すことができる
何もかもを置き去りにして、本”だけ”に集中する贅沢な時間。
はじめのうちは「こんな贅沢していいのかな」と自分を責めがちだった私も、徐々に「あ、もう少し自分本位でいいんだ」と思えたりして。
あくせくした日常では味わえない「時間を大切にするための時間」を味わうことができます。
心が疲れたら図書館へ行こう
図書館通いは心のリハビリに最適です。
- 静かだから、心がザワザワしない
- 空気がのんびりしている
- 自分のための時間を取り返せる
からです。
この3つ、今思い返すと合点がいきますが、心が疲れている時には何一つ感じられなかった感性です。自律神経失調症になり、体からSOSが発せられる前は、ずっと心がザワザワしていたし、ずっと焦っていたし、自分のためを考える時間はなかった。
これらを取り戻すことができたのは、図書館へ通い、自分だけの時間をじっくりと、のんびりと過ごしていたからだと思います。
心が疲れたら、図書館へ行こう。
では。
◆本日の一冊◆